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| 本機の中核をなす小型戦闘機。資料によっては「ネオ・コア・ファイター」と呼ばれることもある。サイコミュのメインプロセッサーやコア・プロセッサーが搭載されている。また、通常なら頭部に装備されるコ・プロセッサーもメインフレームに組み込まれていた<ref>このユニットはバイオセンサーの搭載を前提としていたため、当時最高水準の演算能力を持っていたと言われている。</ref>。 | | 本機の中核をなす小型戦闘機。資料によっては「ネオ・コア・ファイター」と呼ばれることもある。サイコミュのメインプロセッサーやコア・プロセッサーが搭載されている。また、通常なら頭部に装備されるコ・プロセッサーもメインフレームに組み込まれていた<ref>このユニットはバイオセンサーの搭載を前提としていたため、当時最高水準の演算能力を持っていたと言われている。</ref>。 |
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− | コア・トップ、コア・ベースに接続してして運用するというコンセプトから複数機が量産されている。コクピットは[[リニアシート]]方式を採用。[[ガンダムMk-II]]や[[Ζガンダム]]のシートの改良型が用いられており、それらとほぼ同等の機能を持ち、単体での生存性も十分に確保されている。 | + | コア・トップ、コア・ベースに接続してして運用するというコンセプトから複数機が量産されている。コクピットは[[リニアシート]]方式を採用。[[ガンダムMk-II]]や[[Ζガンダム]]のシート「GRS-34」の改良型が用いられており、それらとほぼ同等の機能を持ち、単体での生存性も十分に確保されている。 |
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| === コア・トップ === | | === コア・トップ === |
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| ΖΖガンダムのバックパックは、MSのレベルを超えた出力を持つ強力なジェネレーターブロックであると同時に、大型の航宙艦艇に匹敵する大出力を機体にもたらすメインバーニアでもあり、機体全体から見ても最も大きな内部容積を持つ部位である。ジェネレーターも中型の航宙艦艇に搭載されるクラスのもので、単基でその艦艇の全電力を賄えると言われている。 | | ΖΖガンダムのバックパックは、MSのレベルを超えた出力を持つ強力なジェネレーターブロックであると同時に、大型の航宙艦艇に匹敵する大出力を機体にもたらすメインバーニアでもあり、機体全体から見ても最も大きな内部容積を持つ部位である。ジェネレーターも中型の航宙艦艇に搭載されるクラスのもので、単基でその艦艇の全電力を賄えると言われている。 |
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| + | === 合体変形シークエンス (分離形態 → MS形態) === |
| + | # コア・ファイター、コア・トップ、コア・ベースの3機が編隊を組んで合体準備に移行。コア・ファイターのメインパイロットがコックピット脇の「ΖΖ」の文字が描かれた赤いレバーを引く事で変形シークエンスを開始。 |
| + | # コア・ファイターがコア・ブロックに変形。コア・ベースのコア・ファイター及びコア・トップのコア・ブロックが分離・離脱し、コア・ブロックを核に3機がドッキングする。 |
| + | # コア・ベースのビーム・キャノンが起き上がり、コア・トップの腕部と主翼が回転しノズルと手首が入れ替わる。 |
| + | # 脚部が後方に回転しつつ下方にスライドしノズルを収容。脚部が起き上がったところで180度回転する。 |
| + | # 胸部が変形し頭部が露出。アンテナを上部に展開しMS形態への変形を完了。最後に見得を切る。 |
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| == 登場作品と操縦者 == | | == 登場作品と操縦者 == |
| ;[[機動戦士ガンダムΖΖ]] | | ;[[機動戦士ガンダムΖΖ]] |
| :初登場作品。主役機として主に[[ジュドー・アーシタ]]が搭乗した。第7話でコア・ファイターが初登場し、その後第11話でΖΖへと初合体。それまで苦戦していた[[ハンマ・ハンマ]]をいともたやすく撃退するという輝かしいデビューを迎えた。ジュドーの感性から無茶な運用もされたものの、[[アクシズ]]での[[ハマーン・カーン]]との決戦で大破するまで第一次ネオ・ジオン抗争を戦い抜いた。ジュドーが状況に応じて別機体に乗り換えたり、トラブルでGパーツが全機揃っていなかったりする事もあった為、状況によっては戦局の終盤に投入されたり、運用されなかったりといったケースもあった。 | | :初登場作品。主役機として主に[[ジュドー・アーシタ]]が搭乗した。第7話でコア・ファイターが初登場し、その後第11話でΖΖへと初合体。それまで苦戦していた[[ハンマ・ハンマ]]をいともたやすく撃退するという輝かしいデビューを迎えた。ジュドーの感性から無茶な運用もされたものの、[[アクシズ]]での[[ハマーン・カーン]]との決戦で大破するまで第一次ネオ・ジオン抗争を戦い抜いた。ジュドーが状況に応じて別機体に乗り換えたり、トラブルでGパーツが全機揃っていなかったりする事もあった為、状況によっては戦局の終盤に投入されたり、運用されなかったりといったケースもあった。 |
| + | ;[[GUNDAM EVOLVE]] |
| + | :「EVOLVE../10」に登場。一式まさと氏によるリデザインが行われており、元のデザインを踏襲しつつディティールの追加や細部の形状変化といったアレンジが加えられた。<br/>作中では[[ΖΖ-GR]]の状態から[[リィナ・アーシタ|リィナ]]から送られたバースディコンテナ内のコア・ベースと合体する形で登場。ΖΖ本来の性能で追撃してきた[[ドーベン・ウルフ]]隊を撃破した。<br/>型番は公式サイトでは当初、本機の物である「MSZ-010」と表記されていたものの<ref>[https://web.archive.org/web/20060720220820/http://www.gundam-evolve.net/story/ev10.html EVOLVE../10公式ページ (2006年7月20日時点)]</ref>、2006年8月頃には強化型ΖΖの物である「MSZ-010S」に変更されており(ただし機体名は「ΖΖガンダム」のまま)<ref>[https://web.archive.org/web/20060828154351/http://www.gundam-evolve.net/story/ev10.html EVOLVE../10公式ページ (2006年8月28日時点)]</ref>、以降の媒体においても機体名はそのままに後者の型番が用いられるケースが多い([[機動戦士ガンダムMS大全集|MS大全集]]など強化型ΖΖ名義の物もあり)。 |
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| == 装備・機能 == | | == 装備・機能 == |
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| :額部に発射孔を有する頭部内蔵式の高出力ビーム砲。バックパックのジェネレーターブロックと直結した専用回路を経由し、メガコンデンサに爆発寸前まで充填した高エネルギー状態のメガ粒子を一挙に放出する。 | | :額部に発射孔を有する頭部内蔵式の高出力ビーム砲。バックパックのジェネレーターブロックと直結した専用回路を経由し、メガコンデンサに爆発寸前まで充填した高エネルギー状態のメガ粒子を一挙に放出する。 |
| :50MWもの出力を誇り、一説には[[コロニーレーザー]]の20%に匹敵するとされており、一撃で多数の目標を撃破できる火力を有する。機体の全ジェネレーターの電力を用いるため、初期は発射すると機体の稼働が停止する欠点を抱えていたが、後に改善されていった。使用頻度も低く<ref>『ΖΖ』劇中では第13話、第20話、第34話、第47話 (最終回)の計4回</ref>、それ程活躍はしていない。 | | :50MWもの出力を誇り、一説には[[コロニーレーザー]]の20%に匹敵するとされており、一撃で多数の目標を撃破できる火力を有する。機体の全ジェネレーターの電力を用いるため、初期は発射すると機体の稼働が停止する欠点を抱えていたが、後に改善されていった。使用頻度も低く<ref>『ΖΖ』劇中では第13話、第20話、第34話、第47話 (最終回)の計4回</ref>、それ程活躍はしていない。 |
| + | ;ウイング・シールド |
| + | :両腕部に装備されている防御兵装。コア・トップやGフォートレス形態では主翼および垂直翼となり、MS形態時でもシールドだけでなくフレキシブルバインダーの役割を果たす。通常のシールドと同程度の耐弾性を有するが、折り畳む事で更にその性能を引き上げられる。 |
| ;機関砲 | | ;機関砲 |
| :コア・ファイターの機首に2門、コア・トップの機首に4門内蔵されている。 | | :コア・ファイターの機首に2門、コア・トップの機首に4門内蔵されている。 |
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| ;[[強化型ΖΖガンダム]] | | ;[[強化型ΖΖガンダム]] |
| :ΖΖガンダムをフルアーマー化するに伴い、機体本体を調整した仕様。メインエンジンの強化、装甲の増設等が行われ、性能が向上している。 | | :ΖΖガンダムをフルアーマー化するに伴い、機体本体を調整した仕様。メインエンジンの強化、装甲の増設等が行われ、性能が向上している。 |
− | ;[[フルアーマーΖΖガンダム]] | + | :;[[フルアーマーΖΖガンダム]] |
− | :ZZガンダムに武装と推進器の複合ユニットを追加し、火力・機動力ともに大幅に強化した仕様。耐ビームコーティングにより、防御力も向上している。設計段階から存在していたプランだが、ネオ・ジオンとの決戦を控えた時期に実戦投入された。 | + | ::強化型ZZガンダムに武装と推進器の複合ユニットを追加し、火力・機動力ともに大幅に強化した仕様。耐ビームコーティングにより、防御力も向上している。設計段階から存在していたプランだが、ネオ・ジオンとの決戦を控えた時期に実戦投入された。 |
| ;[[スーパーGフォートレス]] | | ;[[スーパーGフォートレス]] |
| :Gフォートレスに武装を追加した仕様。MS形態に変形する際には一部装備を排除する必要がある。 | | :Gフォートレスに武装を追加した仕様。MS形態に変形する際には一部装備を排除する必要がある。 |