「ネーナ・トリニティ」の版間の差分
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:2ndシーズン舞台版でアロウズに集結した際に対面。カティを皮肉るネーナに激昂するも逆に睨みを利かせて一瞬で黙らせた。 | :2ndシーズン舞台版でアロウズに集結した際に対面。カティを皮肉るネーナに激昂するも逆に睨みを利かせて一瞬で黙らせた。 |
2022年3月21日 (月) 11:27時点における版
ネーナ・トリニティ | |
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外国語表記 | Nena Trinity |
登場作品 | 機動戦士ガンダム00 |
声優 | 釘宮理恵 |
デザイナー |
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プロフィール | |
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種族 | 人間(デザインベビー) |
性別 | 女 |
年齢 | 17歳(1stシーズン)→22歳(2ndシーズン) |
没年月日 | 西暦2312年 |
身長 | 151cm→156cm |
体重 | 42kg→44kg |
血液型 | B型 |
職業 | ガンダムマイスター |
所属 | ソレスタルビーイング→王家(エージェント)→イノベイター |
所属部隊 | チームトリニティ |
主な搭乗機 |
概要
チームトリニティのガンダムマイスターの一人であり、ガンダムスローネドライを操るトリニティ三兄弟の末子。兄であるヨハン・トリニティとミハエル・トリニティをそれぞれ「ヨハ兄(にぃ)」「ミハ兄」、二人合わせて「兄兄ズ」と呼んで慕っている。好奇心旺盛さの中に幼さを残した性格だが、多忙によるストレスを発散する為に民間人を攻撃するといった残虐性も持ち合わせている。スローネドライの機体制御の補助として紫色のハロ(HARO)を所持している。
国連軍によるガンダム掃討作戦でトリニティ唯一の生き残りとなり、その後は王留美の下でエージェントとして活動。、留美の忠実な僕を演じる陰で兄達の復讐を諦めてはおらず彼女やリボンズを利用し、時にはその思惑を潰すため、密かに匿名で機密情報を刹那たちにリークするなど暗躍。留美がリボンズに見限られた状況を好機と見てその反意を剥き出しにし、自分を道具扱いしてきた彼女を殺害する。だが、その直後に彼女の本心を見抜いていたリボンズにより、ネーナを家族の仇と憎むルイスが刺客として送り込まれ、彼女の乗るレグナントによって、スローネドライ共々撃墜、戦死した。
なお、トリニティはイノベイドであるリボンズの細胞を調べ、その一部特性(戦闘能力・脳量子波によるリンクなど)を模倣して作られた事が明かされている。イノベイドとは技術力および誕生の経緯が違うため肉体的な成長が可能だが、脳量子波のレベルはイノベイドより劣る超兵よりも更に下位にあり、その更に下にルイス・ハレヴィが続く。
登場作品と役柄
- 機動戦士ガンダム00
- 初登場作品。タクラマカン砂漠での戦闘で刹那・F・セイエイの乗るガンダムエクシアを救援したのを契機に、兄二人と共に武力介入を開始。しかし、度重なるミッションで鬱憤を溜め、ルイス・ハレヴィとその親族の集まる結婚式場にスローネドライのGNハンドガンを発射、ルイスの左腕と家族の命を奪う。
その後、トリニティを用済みと判断したアレハンドロ・コーナーが送り込んだアリー・アル・サーシェスによってヨハンとミハエルが殺され、自身も殺されかけたところを刹那に命を救われ、以降は王留美の下でエージェントとして活動しつつ、兄達の復讐の機会を伺っていた。その後、留美がリボンズに見限られたのを好機と見て彼女を殺害。独自の行動を取るようになったが、ネーナを仇と憎むルイスが刺客として送り込まれ、彼女の手によって葬られた。 - 機動戦士ガンダム00N
- ネーナの死後、行方不明になっていたHAROが、2314年の対ELS戦終了直後にデブリの回収業者によって回収され、その中から「地上で補給を受けるネーナの様子をハロが撮影した画像」が発見されており、ある技術官がその画像を故意にネットへ流出という形で公開された結果、瞬く間にネーナの画像が世界へと伝わり、その愛らしい姿を好意的に感じたファンを増加させた。
生前は世界から憎悪の対象とされたトリニティの一人であったが、死後に一躍ネットスターとなったのは何とも皮肉な話と言える。 - 舞台 機動戦士ガンダム00 破壊による再生 Re:Build
- 1stシーズンの舞台版。こちらでは中盤からオリジナルストーリーが展開されリボンズの手引きによってスローネフィーアに搭乗したサーシェスとチームトリニティが手を組んで最終決戦でCBと三連合と三つ巴の戦いを繰り広げると言うストーリーになっており活躍の場が大幅に増えている。ネーナ自身は生き残り、リボンズの許に就いた。
- 舞台 機動戦士ガンダム00 -破壊による覚醒-Re:(in)nobvation
- 上記の続編で2ndシーズンの舞台版。リボンズの許に就いたネーナは最初からイノベイター側に所属しており、アロウズの面々とも交流している。序盤では刹那、ティエリア、アレルヤに強襲を仕掛けるなど本編以上の獰猛さを垣間見せる。物語後半でリボンズに見限られ、冷遇される立場に追いやられてしまうも最後はアニメ本編と異なる結末を迎える事になる。
人間関係
チームトリニティ
- ヨハン・トリニティ
- 長兄。
- ミハエル・トリニティ
- 次兄。
プトレマイオス
- 刹那・F・セイエイ
- 初登場時は彼のピンチを救う。好みのタイプとの事で、トレミーで対面した際はいきなりキスをするも、刹那に拒絶された。2ndシーズンでも一度対面しているが、その時も「イイ男になった」と発言している。刹那の方はネーナを「ガンダムマイスター」と認めていない事もあり、終始敵視していた。
- ルイス・ハレヴィ
- 彼女の家族と左腕を奪い、ガンダムへの憎悪を抱かせる原因となった。後にネーナへの刺客として送り込まれ、彼女の手によって引導を渡される事に。2ndシーズンの舞台版ではネーナがイノベイター側についている為対面を果たしており、ルイスにガンダムの接近を伝えた(この時点ではまだルイスはネーナが仇敵であることを知らない)。
イノベイド
- リボンズ・アルマーク
- 2期ではサーシェスの雇い主。復讐のために彼も利用していたが、最終的に本心を見抜かれて謀殺されてしまう。舞台版では彼の許に就き、イノベイター側に所属している。
- リジェネ・レジェッタ
- 留美を裏切る際、一時的に彼と結託していた。
- ヒリング・ケア
- アニメ本編ではガデッサに搭乗する彼女を追撃した。2ndシーズン舞台版では対面しており、イースとともに度々ネーナを嘲笑している。
- イース・イースター
- 舞台版オリジナルキャラ。好戦的な戦闘タイプのイノベイドで度々ネーナを「下位互換」「出来損ない」呼ばわりして見下している。
その他
- ミーナ・カーマイン
- ビリー・カタギリの同僚の宇宙物理学者。声と容姿がネーナに酷似しているが、過去に彼女の先祖がコーナー家を通してCBに遺伝子を提供しており、トリニティ誕生時にそれが用いられた為であるとされる。
- 王留美
- 彼女に保護され、エージェントになるが忠誠心は全くなく、最終的には留美に引導を渡す形になった。
- 紅龍
- 留美の実兄。1stでは好みと評していたが、2ndでは留美の身を守ろうとした彼を何のためらいもなく射殺した。
- アリー・アル・サーシェス
- 兄達の仇。2期の中盤で一度彼を殺そうとしたが、全く敵わず失敗に終わっている。舞台版では1stシーズンで死亡し、2ndシーズンの舞台版では登場していない為ネーナの役割も大きく変わった。
- ラグナ・ハーヴェイ
- チーム・トリニティは彼からの指示で動いていた。
- アレハンドロ・コーナー
- 1stにおける上司であったが、兄共々彼に都合のいいように利用された挙句、最終的に切り捨てられてしまった。
- カティ・マネキン
- 2ndシーズン舞台版ではネーナはイノベイター側に所属している為アロウズに集結した際に対面している。堂々と現れるネーナにかつての仲間達に対する被害を訴えるカティをシワが増える=おばさん呼ばわりして皮肉った。
- パトリック・コーラサワー
- 2ndシーズン舞台版でアロウズに集結した際に対面。カティを皮肉るネーナに激昂するも逆に睨みを利かせて一瞬で黙らせた。
- フォン・スパーク
- 「機動戦士ガンダム00F」でGNドライヴとOガンダム接収の為に兄達と共に対面。元犯罪者であるフォンに対して、皮肉たっぷりに嘲笑した。
名台詞
1stシーズン
- 「GN粒子、最大散布!行っけー!ステルスフィールド!」
- 初登場時にスローネドライのステルスフィールドを広域散布した時の台詞。
- 「君ね、無茶ばかりするマイスターは。そういうとこ、すごく好みね」
- トレミーで初対面した刹那にキスをしたときの台詞。しかし、当の刹那には拒絶されて突き飛ばされてしまう。
- 「あたしを怒らせたら、ダメよ…」
- トレミーで刹那と初対面した後にアプローチをスルーした彼に対して、静かな怒りを露わにしていた。
- 「死んじゃえばいいよ♪」
- この一言で結婚式場を砲撃。ネーナにとっては単なるストレス発散と面白半分のつもりだったが、この行動が後に様々な悲劇を呼ぶ事に…
- 「ごめーん、スイッチ押し間違えちゃって♪」
- 上の場面の後の台詞。
- 「ヨハ兄、ミハ兄…あたし、あたし…」
- 終盤で兄達を殺したサーシェスを刹那が撃退した隙に一人逃亡した際、兄達を失ったことに涙を流していた。
2ndシーズン
- 「分かりました。お嬢様」
- 序盤で留美の指示を受けた時の返答。1stのイメージが強いと違和感がある。
- (兄ィ兄ィズを殺した奴らに協力している女が…!)
- 留美が兄達を殺したサーシェスの雇い主であるリボンズに加担していることを知り、内心で彼女に腹立たしく思っていた。
- 「ハーイ。久しぶりね、刹那」
「イイ男になっちゃって…ネーナ、ドキワクね」 - 中盤でプトレマイオスが地球に落下した後に刹那と再会した時の台詞。
- 「何でも持ってるくせに、もっともっと欲しがって…そのくせ、中身はからっぽ。私ね…そんなアンタがずーっと嫌いだったの!だからさ…死んじゃえばいいよ!」
- 第19話で王留美を裏切った際、裏切られたことに困惑する彼女に辛辣な皮肉をぶつけた後に彼女が乗っている艦を攻撃した。もっとも、この時点ではまだ王留美は死亡しておらず、小型脱出艇で脱出している。
- 「言ったでしょ? あたしはアンタが大嫌い。アンタに従ってたのは生きてくため。ちょっと愛想良くしたら、すぐ信じちゃって…でもね、アンタの役目は終わったの!」
- ラグランジュ5の宙域で刹那とグラハムが戦闘になった後に小型艇で脱出しようとしていた王留美の前に現れた時の台詞。今まで自分を利用してきた彼女に対して、本心を暴露した挙句に小型艇を撃墜、ついに留美を殺害したネーナだったが…。
- 「アッハハハハハッフフフフフフ!木端微塵ね、さんざん人を物のように扱ってきた罰よ!あたしは生きるためなら何でもやるの。あたしが幸せになるためならね」
「そうよ…イノベイターに従っているのもそのため。兄兄ズの仇だって討っちゃいないんだから…!その時が来たら、盛大に喉元食いちぎってやるから!」 - ついに王留美を殺害した後の台詞。留美の次に取り入ったイノベイターに対しても下克上をするつもりであったが、イノベイターであるリボンズにその会話を傍受されていた。
- 「家族の仇!?私にだっているわよ!自分だけ不幸ぶって!」
- 終盤で自身を「家族の仇」として襲撃してきたルイスに対して、ネーナが返した反論。この台詞だけを抜き出すと一理はあるように聞こえるのだが、1stシーズンでルイスの家族を理不尽な理由で奪ったネーナが言っても説得力に欠ける。
- 「あたしは造られて…戦わされて…こんなところで…死ねるかぁっ!」
- 上の場面の後にルイスが乗るレグナントの攻撃で機体を大破させられた際に自身の出生を呪いつつ最後まで生き延びることに執着するが、当のルイスからは4年前に殺された家族が命乞いどころか何も分からないままに命を奪われた事実を突きつけられ、直後にレグナントの爪で機体ごと串刺しにされてしまう。
ガンダムマイスターとして生み出されたことに誇りを持っていたヨハンとは対照的と言える。 - 「ちくしょおおおおおおお!!」
- 死に際の絶叫。自業自得ではあるが、自身が最後まで「利用されるだけの存在」として生かされていたことやネーナを殺害した後のルイスの状態を考えると、どこか哀れで後味の悪い場面と言える(しかし、その一方でルイスファンにとっては溜飲が下がった瞬間でもあるが)。
外伝
- 「アルケードライ。この機体なら兄兄ズの仇を討てる」
- 「00V戦記」より。対アルケーガンダム用に設計されたアルケーガンダムドライの設計データを見せてもらった時の場面。
- 「最高のタイミングを見計らって、裏切ってこそ、それは楽しめるというものね」
「楽しみは、これから……」 - 「00V戦記」より。アルケードライでサーシェスを殺すついでに王留美の謀殺も考えていた。この時は自身に明るい未来が待っていると夢見ていたが…。
その他の媒体
- 「ね、お祝いしよっか? オヤツはあ・た・し」
- PS2のゲームである「機動戦士ガンダム00 ガンダムマイスターズ」のマイスターモードでスローネドライがスコアアタックでMS1500機以上の撃墜に成功した時の台詞。嫌な予感しかしません…。
- 「真っ赤に燃えちゃう…ネーナ、ドキワクね!」
- ゲーム「SDガンダム G GENERATION」シリーズにて、ゴッドガンダム搭乗時に爆熱ゴッドフィンガーをぶっ放して。ドキワクするのはいいがこれでヒートエンドされた相手はたまったものではない。なお、このセリフは2ndシーズンの方のネーナのものだが、1stシーズンの方もドモン同様にきっちり技名・ヒートエンドを言うなどノリノリである。
- 「メリークリスマス」
- アーケードゲーム「機動戦士ガンダム EXTREME VS.」より。
- 「なぁに?チョコでも貰えると思ったの?ばぁ~か!」
- 「甘いのはスイーツだけにしてよね!」
- PSPソフト「ガンダムアサルトサヴァイブ」にて。レアな台詞なので中々聞くことがないかもしれない。
搭乗機体・関連機体
余談
従来のガンダム作品の女性キャラと比べると、今までにないタイプのキャラクターであり、良くも悪くも異色のガンダムヒロインと言える。
なお、容姿のかわいらしさ、声が人気声優の釘宮理恵氏である事、最後まで利用され続けた境遇の不幸さなどから人気が高いキャラであるが、一方でその残虐な行いから彼女を嫌う視聴者も少なくない。
キャラクター原案の高河ゆんが某同人誌で明かしている裏話によれば、ネーナのモデルになったのは、水島精二監督がファンである「モーニング娘。」の田中れいな氏だそうである。ただし水島監督が趣味でデザインしてもらったということではなく、監督へのサービスとして適当にモーニング娘。のメンバーから田中氏をチョイスしたところ、たまたま監督お気に入りのメンバーだったという。また、トリニティのコスチュームもハロー!プロジェクトのステージ衣装を参考にデザインされているらしい。
ちなみに当の田中れいな氏は、後にガンダムエース誌上でネーナのコスプレで登場し、その際水島監督は大変喜んでいる。