「ディミアン・カラス」の版間の差分

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<!-- **続編、或いは個別作品に出演した作品のみ。 -->
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[[トビア・アロナクス|トビア]]の留学生時代の恩師だったが、その正体は[[木星帝国]]の特殊工作員。強者こそが正義という信念を持っており、それによって木星帝国に従う。その思考が適任であったのか、それともその任に着いた故の思考だったのかは判らないが、高能力者収集官としての地位も持っており、ギリ、カリストやエウロペはその教え子(後者は続編『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人|鋼鉄の7人]]』にて登場)で、またトビアの能力にもいち早く目を付けており、彼を自身の門下に招こうと幾度と無く勧誘してきている。敵味方を問わず、最も早く、高く、トビアの能力を評価した人物かも知れない。
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== 概要 ==
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木星への留学生の指導教官の一人。その正体は[[クラックス・ドゥガチ]]直属の特殊工作員。工作員として優秀であり、その手腕からドゥガチの影の右腕とも呼ばれている。
  
実は、[[宇宙世紀]]において数少ない、[[MS]]相手に生身で勝利を収めている人物である(相手は素人のトビアだったが)。他には、本作の主人公であるトビアや『[[機動戦士ガンダム 第08MS小隊|第08MS小隊]]』の[[シロー・アマダ]]がいる(ただし、トビアは奪取しただけである。シローの方はコクピット付近にバズーカを打ち込んで撃破)。<br />また、何気に生身で宇宙空間に投げ出されたにも関わらず、生還している([[クェス・パラヤ|クェス]]は生身で宇宙空間に飛び出た際に耳を押さえて目も閉じていたが、彼は回想場面にて宇宙空間でハシゴを昇っている)。本人はこれについて「もっともあと2、3秒おくれれば、目玉が飛び出してしまうところでしたけどねぇ!」と述べている。
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「強者こそが正義」という絶対の信念を持ち、木星帝国に従っているのも自らの信念に従っているに過ぎない。[[ニュータイプ]]を選別する高能力収集官としての地位も持ち、[[ギリ・ガデューカ・アスピス]][[カリスト兄弟]]など彼の教え子である。一方、弱者に対しては冷徹であり、強者として認めた者に手を差し伸べるが、弱者は顔色一つ変えずに見限っている。
  
作者の[[長谷川祐一]]氏によれば、実はサイボーグという案もあったらしい。
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特殊工作員としてワイヤーの扱いに長け、生身で宇宙空間へ飛び出してなお生還し、手榴弾のみで[[モビルスーツ]]を無力化するなど、人間離れした身体能力を持つ。
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[[木星戦役]]では[[トビア・アロナクス]]の持つ才能にいち早く気付いており、彼を評価すると共に自身の軍門に招こうと幾度となく勧誘を行い、最終決戦では自らニュータイプ部隊を率いて[[ノーティラス]]でトビアに戦いを挑み、持論を語るものの敗北。彼を強者として認めたカラスは敗者でありながらトビアに銃を向けた部下を粛清し、その信念を貫くする形で戦死した。
  
 
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
 
<!-- :作品名:解説 -->
 
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;[[機動戦士クロスボーン・ガンダム]]
 
;[[機動戦士クロスボーン・ガンダム]]
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:初登場作品。当初は穏和な教師として登場したが、スマシオン号の積荷をトビアに悟られた事で本性を現し、以後はトビアの前に刺客として立ちはだかった。
 
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;[[機動戦士クロスボーン・ガンダム LOVE&PIECE]]
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:オムニバス初回の主役として登場。宇宙世紀0103年、幼少の[[クォ・グレー]]と共に[[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]]のニュータイプ研究所を襲撃し、その中で優秀な生徒を選別し確保しようと暗躍した。
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;[[機動戦士ガンダムF90FF]]
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:ジュピター・サナリィの使者として[[フォンセ・カガチ]]とともに[[ハウゼリー・ロナ]]の下を訪れている。
 
== 人間関係 ==
 
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;[[クラックス・ドゥガチ]]
 
;[[クラックス・ドゥガチ]]
:主君。思想がどうのではなく、「強者だから」従っているのである。
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:主君。思想がどうのではなく、「強者だから」という理由のみで従っていた。
 
;[[トビア・アロナクス]]
 
;[[トビア・アロナクス]]
:生徒だった。後に敵対する。
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:木星に留学生として招いた生徒の一人。彼に正体が発覚してからは敵対する立場を取るが、彼の才能を認め、幾度となく勧誘している。
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;[[ギリ・ガデューカ・アスピス]]
 
;[[ギリ・ガデューカ・アスピス]]
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:教え子の一人。優秀な生徒ではあったが、木星戦役終盤には敗北を重ねた彼を見限っている。
;[[エウロペ・ドゥガチ]]
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;[[光のカリスト]] / [[影のカリスト]]
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:教え子。ドゥガチ亡き後、木星帝国の総統の座に就く。
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== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
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;「この世はね!トビア君!強き者だけが生きのこり、すべてを手にする権利があるのです!」<br />「弱き者は淘汰されてしかるべきなのです。私が木星帝国に力を貸すのは、木星こそが、地球圏を支配するにふさわしい力を持っていると考えるからです」
 
;「この世はね!トビア君!強き者だけが生きのこり、すべてを手にする権利があるのです!」<br />「弱き者は淘汰されてしかるべきなのです。私が木星帝国に力を貸すのは、木星こそが、地球圏を支配するにふさわしい力を持っていると考えるからです」
 
:自分の考えを語った後に、トビアを激励した上で勧誘する。純然たる敵であるにも関わらず、こうも馴れ馴れしいキャラクターも珍しい。
 
:自分の考えを語った後に、トビアを激励した上で勧誘する。純然たる敵であるにも関わらず、こうも馴れ馴れしいキャラクターも珍しい。
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== 搭乗機体・関連機体 ==
 
== 搭乗機体・関連機体 ==
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== リンク ==
 
== リンク ==
 
*[[登場人物]]
 
*[[登場人物]]
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2022年10月27日 (木) 10:14時点における版

ディミアン・カラス
外国語表記 karasu
登場作品
声優 茶風林 (Gジェネレーションシリーズ)
デザイナー 長谷川祐一
テンプレートを表示
プロフィール
種族 人間 (スペースノイド)
性別
没年月日 宇宙世紀0133年
出身 木星
職業
  • 高能力収集官
  • 特殊工作員
所属 木星帝国
主な搭乗機 ノーティラス
テンプレートを表示

概要

木星への留学生の指導教官の一人。その正体はクラックス・ドゥガチ直属の特殊工作員。工作員として優秀であり、その手腕からドゥガチの影の右腕とも呼ばれている。

「強者こそが正義」という絶対の信念を持ち、木星帝国に従っているのも自らの信念に従っているに過ぎない。ニュータイプを選別する高能力収集官としての地位も持ち、ギリ・ガデューカ・アスピスカリスト兄弟など彼の教え子である。一方、弱者に対しては冷徹であり、強者として認めた者に手を差し伸べるが、弱者は顔色一つ変えずに見限っている。

特殊工作員としてワイヤーの扱いに長け、生身で宇宙空間へ飛び出してなお生還し、手榴弾のみでモビルスーツを無力化するなど、人間離れした身体能力を持つ。

木星戦役ではトビア・アロナクスの持つ才能にいち早く気付いており、彼を評価すると共に自身の軍門に招こうと幾度となく勧誘を行い、最終決戦では自らニュータイプ部隊を率いてノーティラスでトビアに戦いを挑み、持論を語るものの敗北。彼を強者として認めたカラスは敗者でありながらトビアに銃を向けた部下を粛清し、その信念を貫くする形で戦死した。

登場作品と役柄

機動戦士クロスボーン・ガンダム
初登場作品。当初は穏和な教師として登場したが、スマシオン号の積荷をトビアに悟られた事で本性を現し、以後はトビアの前に刺客として立ちはだかった。
機動戦士クロスボーン・ガンダム LOVE&PIECE
オムニバス初回の主役として登場。宇宙世紀0103年、幼少のクォ・グレーと共に地球連邦軍のニュータイプ研究所を襲撃し、その中で優秀な生徒を選別し確保しようと暗躍した。
機動戦士ガンダムF90FF
ジュピター・サナリィの使者としてフォンセ・カガチとともにハウゼリー・ロナの下を訪れている。

人間関係

クラックス・ドゥガチ
主君。思想がどうのではなく、「強者だから」という理由のみで従っていた。
トビア・アロナクス
木星に留学生として招いた生徒の一人。彼に正体が発覚してからは敵対する立場を取るが、彼の才能を認め、幾度となく勧誘している。
ギリ・ガデューカ・アスピス
教え子の一人。優秀な生徒ではあったが、木星戦役終盤には敗北を重ねた彼を見限っている。
光のカリスト / 影のカリスト
教え子。ドゥガチ亡き後、木星帝国の総統の座に就く。
クォ・グレー
サーカスの団長。教え子の一人で、少なくとも宇宙世紀0103年から彼の活動をサポートしている。

名台詞

「この世はね!トビア君!強き者だけが生きのこり、すべてを手にする権利があるのです!」
「弱き者は淘汰されてしかるべきなのです。私が木星帝国に力を貸すのは、木星こそが、地球圏を支配するにふさわしい力を持っていると考えるからです」
自分の考えを語った後に、トビアを激励した上で勧誘する。純然たる敵であるにも関わらず、こうも馴れ馴れしいキャラクターも珍しい。
「違うな!われわれは木星人なのだよ!地球人がそう呼ぶようにっ!」
「違う惑星の生き物なのだよ!すでに!SF映画に出てくる異星人のようにね!」
「ばかものーっ!!敗者のぶんざいで、勝者のゆくてをはばむでないわーっ」
最期の瞬間、後ろからトビアを狙おうとした部下を自らの手で始末して。「強いものこそ正しい」という彼の信念に順ずる死に様だった。

搭乗機体・関連機体

ノーティラス

リンク