「ドム高速実験型」の版間の差分
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この無理難題とも思える要求を満たすべく開発チームは先行していた[[グフ飛行試験型]]の開発チームからデータを入手し、これを基に可動式のスタビライザーを備えるジェット推進パックを開発。これを推進器を増設した改造ドムに装着し、高速実験機1号機が完成した。 | この無理難題とも思える要求を満たすべく開発チームは先行していた[[グフ飛行試験型]]の開発チームからデータを入手し、これを基に可動式のスタビライザーを備えるジェット推進パックを開発。これを推進器を増設した改造ドムに装着し、高速実験機1号機が完成した。 | ||
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本機は全9機製造されたが正式採用されず、ヨーロッパ戦線の激化に伴い開発は中止された。 | 本機は全9機製造されたが正式採用されず、ヨーロッパ戦線の激化に伴い開発は中止された。 | ||
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2021年2月4日 (木) 01:46時点における版
ドム高速実験型 | |
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外国語表記 | Dom High Mobile Prototype |
登場作品 | |
デザイナー | 大河原邦男 |
スペック | |
---|---|
俗称 |
|
分類 | 地上用試作型モビルスーツ |
型式番号 | YMS-09J |
頭頂高 | 18.6m |
本体重量 | 68.2t |
主動力 | 熱核融合炉 |
装甲材質 | 超硬スチール合金 |
開発組織 | ジオン公国軍 |
所属 | ジオン公国軍 |
主なパイロット | マサ・オーカー |
概要
ジオン軍上層部がドムの性能向上型に提示した要求項目は主に機動性の向上であり、稼働時間を現在の90%のまま最大速度を50%アップさせ、最大速度までの到達80秒以内と言うもので、火力については触れなかった。
この無理難題とも思える要求を満たすべく開発チームは先行していたグフ飛行試験型の開発チームからデータを入手し、これを基に可動式のスタビライザーを備えるジェット推進パックを開発。これを推進器を増設した改造ドムに装着し、高速実験機1号機が完成した。
1号機は一回目の試験で最高速127%増記録していたが、二回目の試験でバランスを失い横転し喪失。続いて製作された2号機では高速ターンのバランス維持のためにスタビライザーを0.8m延長、脚部側面にエアブレーキを追加した。試験では最高速140%増を記録したが、最高速到達は115秒と要求項目には届かなかった。
本機は全9機製造されたが正式採用されず、ヨーロッパ戦線の激化に伴い開発は中止された。
登場作品と操縦者
- MSV-R
- 出典元。「月刊ガンダムエース」2010年9月号掲載のVol.17で紹介された。同コーナーの挿絵は「0079年10月~11月頃に連邦軍の偵察部隊によって撮影された画像データ」という体裁で、北ヨーロッパ山岳地帯をルッグンを随伴させて高速移動する2号機の姿が写っている。当時は型式が不明だったため連邦軍は「ドムタイプ 0079NEU-SW03」あるいは「ドム改装タイプ北ヨーロッパ03」と分類仮称していた。製造された9機の詳細は不明であるものの、近年、アフリカ解放戦線で目撃されたデザート迷彩のドムの1機が本機である事が確認されている(当初、情報量の少なさからドム・トロピカルタイプと誤認されていた様子)。
なお、ページのタイトルには「山岳地帯を失踪する謎のドム!!」と、「疾走」との誤植が見られる。 - 機動戦士ガンダム MSV-R ザ・トラブルメーカーズ
- 主人公ディーン・ウエストの相棒であるマサ・オーカーの乗機としてTrouble 01から登場。ディーンのアシストを務める。
装備・機能
武装・必殺攻撃
- ヒート・ランサー
- 本機の試験に伴い運用された次世代重MS用の試作近接武装。折り畳み機構により戦況に応じて長さを変えることが可能であり、対陸上戦艦やトーチカだけでなく、対MS戦にも有効であると判明した。運用試験ではおおむね良好な結果であったが、正式採用には至らなかった。
- ジャイアント・バズ
- 主にドム系列機に装備される大口径バズーカ。
- 拡散ビーム砲
- 胸部左側に1門内蔵されているビーム砲。