「ザンスカール戦争」の版間の差分
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2024年12月18日 (水) 17:38時点における版
ザンスカール戦争(Zanscale War)
コスモ・バビロニア建国戦争を契機とする宇宙戦国時代の只中にあった宇宙世紀0152年、サイド2のコロニー国家であるザンスカール帝国による地球侵攻を直接契機とする戦争。
ザンスカール帝国はサイド2の一部を支配するコロニー国家に過ぎなかったが、強力な軍事力(ベスパ)を有し、地球への侵攻と染料に成功。遂には人類の粛清にまで乗り出した。これが可能になった背景には、連邦政府の弱体化に伴うコロニー国家主義の台頭、コロニー間の利益調整機関の側面を強くした連邦政府中央議会の存在などが指摘される。
ザンスカール帝国への抵抗の中心となったのは地球連邦軍ではなく、民間ネットワークから発展した民兵組織リガ・ミリティアであり、連邦軍は一部が独自の判断でザンスカールと交戦したに過ぎず、ザンスカールとの交戦は地球連邦政府の総意ではなかった[1]
戦争は宇宙世紀0153年6月23日、エンジェル・ハイロゥ作戦の失敗を受けて事実上終結する。しかし、戦局の決定力となったのがリガ・ミリティアということが結果として地球連邦にかつての勢力がないという事実を内外に知らしめることとなり、連邦という巨大な力の歯止めを失った各コロニーの独立運動は次第に暴走。互いに覇権を奪い合う泥沼のような混戦へと移り変わっていき、戦乱の長期化は生活の安定と技術力の低下を招く要因となった。
時節
- 宇宙世紀0146年:マリア主義を掲げるフォンセ・カガチを中心とするガチ党がアメリアコロニーの第三勢力に躍進
- 宇宙世紀0147年:贈収賄で基礎されていたアメリアの首班グループがカガチの手によってギロチンで処刑される
- 宇宙世紀0148年:リガ・ミリティア結成
- 宇宙世紀0149年:ザンスカール帝国建国宣言、リガ・ミリティアが「V計画」を発動
- 宇宙世紀0152年10月:ベスパの地球制圧先遣部隊「イエロージャケット」がラゲーンに侵攻(ザンスカール戦争勃発)
- 宇宙世紀0153年4月5日:ベスパ、ウーイッグを爆撃
- 4月6日:イエロージャケット、Vガンダムと交戦
- 4月9日:リガ・ミリティア、コリーンのMS工場を撤収
- 4月11日:オイ・ニュングがベスパによって処刑される。
- 4月12日:イエロージャケットがアーティ・ジブラルタル制圧作戦を開始
- 4月14日:リガ・ミリティア(カミオン隊)、ベチエンでシュラク隊と合流し、バルセロナを経由して西進
- 4月17日:イエロージャケット、ジブラルタルの宇宙引越公社に服従を要求し、示威行動を行いリガ・ミリティアと交戦
- 4月18日:イエロージャケットが引越公社に投降を要求
- 4月20日:リーンホース、大気圏を離脱 ズガン艦隊、サイド2連合軍の撃破を目的にザンスカール本国から出撃
- 4月27日:リガ・ミリティア艦隊、カイラス・ギリー艦隊と交戦しカイラス・ギリーを制圧
- 5月4日:リガ・ミリティア、アメリア宙域に侵攻 ズガン艦隊と交戦
- 5月6日:リガ・ミリティア、カイラス・ギリーを使用しズガン艦隊を砲撃し撤退
- 5月7日:リーンホースJr.、マケドニア・コロニーへ漂着するも乗員は全員マケドニア政庁に拘束される
- 5月13日~14日:ベスパがマケドニア・コロニーを襲撃 リーンホースJr.、マケドニア・コロニーを脱出
- 5月19日:モトラッド艦隊、月面より発進 地球クリーン作戦開始
- 5月21日:モトラッド艦隊及び追撃したリーンホースJr.、大気圏突入
- 5月22日:海底都市アンダーフック壊滅
- 5月24日:モトラッド艦隊、メキシコ湾タンビコ付近より上陸
- 5月28日:ザンスカール帝国と地球連邦政府との間に休戦協定が締結
- 6月1日~3日:リガ・ミリティアのホワイトアークが北海洋上でリシテア級「M」と交戦
- 6月8日:ベスパ、ラゲーン基地を空襲
- 6月10日:リガ・ミリティア及び連邦軍ムバラク艦隊、太陽電池衛星ハイランドに集結
- 6月12日:リガ・ミリティア及びムバラク艦隊、ベスパ艦隊を包囲し、ピピニーデン艦隊を撃破
- 6月18日:エンジェル・ハイロゥ作戦開始
- 6月21日:エンジェル・ハイロゥ、地球降下を開始 タシロ・ヴァゴ、反乱を起こし女王マリアを拉致して撤退
- 6月22日:タシロ、女王マリア共に死亡
- 6月23日:エンジェル・ハイロゥ守備隊とリガ・ミリティア艦隊が交戦 エンジェル・ハイロゥは分解し、カガチも死亡したことで帝国は事実上崩壊した
登場作品
関連人物
関連用語
リンク
脚注
- ↑ 弱体化したとはいえ連邦政府が主体的意思を持って介入すれば、紛争自体が未発に終わった可能性もあったが、ベスパの地球侵攻と連邦軍の一部がリガ・ミリティアの抵抗に独自の判断で協力するという形で紛争は進んでいる。