ドラムフレーム

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ドラムフレーム(Drum Frame) 

宇宙世紀の万能軸受け」とも呼ばれる、文字通りドラム(円柱)状の構造体。フレームの回転を利用し、接続された機器を自由に動作させる事が可能。

宇宙世紀の黎明期における宇宙開拓において使用された作業機械に端を発し、それらの関節部に広く使用されている。単純な構造に起因する堅牢性や動作の安定性、高い耐久性という作業機械に求められる要素を満たしている。その特性からアッシマーなど変形時の関節に大きな負担がかかる可変モビルスーツ可変モビルアーマーや、巨大な追加兵装を保持する機体にとって、ドラムフレームは極めて有用な構造として転用された。

一般的にドラムフレームは、駆動の為の動力源を発生させるコアユニットを中心として、その周辺を複数枚の円盤状のレールが囲む構造を持ち、レール表面に接続されたパーツを強固に保持し、360度自在に回転させる事が出来る。一方で、接続パーツの着脱や交換も容易で、レール切り替えでユニット同士の位置を自在に変更出来る互換性の高さ等を特性とする。

ドラムフレームの一大生産地であり、シェアブランドとして火星のアルカディアプラントが特に知られている。また、その生産力は火星サイドAの独立自治の一部を担う程であった。火星産ドラムフレームは特に強固な構造が特徴で、それは火星特有の鉱石[1]に由来するとされている。なお、火星のドラムフレーム生産に関しては、ジオンマーズ統制下では戦乱が一時的な技術の衰退を齎していたが、レジオン建国戦争後はアリシア・ザビが国力増強を目的に、国民に無理を強いてまでその増産と輸出を進めようとしていた。

登場作品 

ADVANCE OF Ζ ティターンズの旗のもとに
初出作品。プロトタイプアッシマーTR-3[キハール]の可変機構に用いられたのを皮切りに、フルドドIIのショルダーアーマーの基部、ガンダムTR-6の基幹構造等に用いられた。特にフルドドIIのそれは本体よりも巨大なオプションパーツを装備する為の基部として活用されている。
A.O.Ζ Re-Boot ガンダム・インレ-くろうさぎのみた夢-
『ティターンズの旗のもとに』より設定が掘り下げられ、TR計画は元よりアクシズのガザ・シリーズやキャトルにも関連のある技術として解説されている。
機動戦士Ζガンダム
『AOZ』の設定から逆輸入する形で、アッシマーの可変機構にドラムフレームが用いられている設定が設けられた。
機動戦士ガンダム MS IGLOO
オッゴの機体左右に搭載されており、アームの他各種武装を搭載する事が出来た。デザイン時に宇宙世紀における作業機の最適解としてオッゴの形態が定義された事が『AOZ Re-Boot』で語られている。
機動戦士ガンダムF90FF
月刊モビルマシーンにおいてティグリス及びティグリスIIに採用されている旨が解説されている。

関連技術 

モノコック構造
ムーバブルフレーム
BUNNyS

リンク 

資料リンク

脚注

  1. ガンダリウム合金を構成する物とも言われているが、企業秘密として詳細は明かされていない。