エレドア・マシス

概要

地球連邦軍コジマ大隊第08MS小隊所属の伍長。小隊ではホバートラックの操縦手兼ソナー手を担当。音紋ソナーで敵を捉える鋭い聴覚と、それに基づく的確な状況判断で部隊を支える重要な戦力である。ただし、性格的にはアナーキーなお調子者で、服務態度も不真面目で、軍人としての責任感は薄い。

シロー・アマダの前任だった隊長をノイローゼに追い込んでおり、新任のシローに好意的に接する筈もなく、理想家肌な物言いに辛辣な態度を取ることも多かったが、やがて口先だけではないその行動力を認め、連帯感を育んでいった。

軍には志願して入隊しており、志願以前はミュージシャンを志望していたという経歴を持つ。着任中に自作曲のメジャーデビューが決まった際には、祝杯のために待機任務中に部隊から抜け出してトラブルに巻き込まれたり、自らラジオにリクエストして宣伝に励む一面も見られた。

極度の閉所恐怖症で、モビルスーツのコクピットもハッチを閉められないほど。また、カレン・ジョシュワにも密かに想いを寄せている。

機動戦士ガンダム第08MS小隊: 初登場作品。ホバートラックのソナー手として、その耳の良さで部隊をサポートした。曲者ぞろいの08小隊の中で特にお調子者で、その性格が元で第5話で重傷を負い病院送りになるが、その後部隊に復帰して最後まで部隊を支えた。
アナハイムジャーナル: ジェガンの組み立て工程を取材した記事の中で「エレドア・マシスの古いヒットナンバー」という記述がある。

シロー・アマダ: 第08小隊の隊長。当初は彼を「アマちゃん」と呼んで辛辣な態度を取っていたが、次第にその行動力を認めていく。
テリー・サンダースJr.: 第08小隊の隊員。
カレン・ジョシュワ: 第08小隊の隊員。エレドアと同様、シロー配属前から所属していた。が仲は良くなかった模様。エレドアの負傷時、乱暴ながら的確な応急処置を披露する。
ミケル・ニノリッチ: 第08小隊の隊員。共にホバートラックに搭乗する相棒で、エレドアのトラブルに巻き込まれることももあった。

ホバートラック: 操縦手兼ソナー手として搭乗。特に持ち前の聴覚はアンダーグラウンドソナーと相性が良く、シローから部隊の指揮を任されることもあった。
ザクタンク: 第5話で搭乗。成り行きでジオン軍の捕虜となった際にその場にあった機体を奪って操縦したが、閉所恐怖症だったためコクピットハッチを閉めることが出来ず、その結果負傷することになった。