ガンダム・エアリアル
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ガンダム・エアリアル | |
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外国語表記 | GUNDAM AERIAL |
作中名称 | エアリアル |
登場作品 | 機動戦士ガンダム 水星の魔女 |
デザイナー | JNTHED |
スペック | |
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分類 | GUNDフォーマット搭載型モビルスーツ |
型式番号 | XVX-016 |
全高 | 18.0m |
重量 | 43.9t |
開発組織 | シン・セー開発公社 |
開発拠点 | |
所属組織 |
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主なパイロット | スレッタ・マーキュリー |
概要[編集 | ソースを編集]
オックス・アース・コーポレーションが開発したガンダム・ルブリスをベースに、シン・セー開発公社が水星で開発したGUND-ARM。プロスペラ・マーキュリーの思惑によって、スレッタ・マーキュリーの学園編入とともにアスティカシア高等専門学園に持ち込まれた。
人体を模したジョイント(関節)をEMT(電動モーター)で駆動させる基本構造は他企業のMSと同じ既存の規格であり、一般のパイロットにも扱う事が出来る機体ではあるが、スレッタが搭乗した際には、GUNDフォーマットによる操縦反応速度の著しい向上や、空間認識能力の増大によるガンビットの運用など、従来のMSとは一線を画する性能を発揮する。
スレッタにとっては、幼い頃から一緒に過ごしてきた家族同然の存在だが、GUND-ARMである事はスレッタには伏せられていた。GUNDフォーマットにはエリクト・サマヤの生体コードが転送されており、スレッタの語りかけに対し、モニターの明滅などで意思表示を見せる事がある。
登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]
- 機動戦士ガンダム 水星の魔女
- 初登場作品。スレッタと共に学園に編入され、編入してから間もなくグエル・ジェタークとの決闘でミオリネ・レンブランが無断で使用したが、その後割って入ったスレッタがパイロットを交代。秘めた性能を駆使して決闘を勝利に導いた。その際にガンダムと認定されたため解体処分が決定されるも、その後開かれた査問会でミオリネが啖呵を切った事で解体は保留され、「敗北すれば解体」という条件の下、学園のパイロット達との決闘などに用いられた。御三家の繰り出すダリルバルデ、ガンダム・ファラクト、ミカエリスを立て続けに降し、ミカエリスとの決闘ではパーメットスコア6にまで到達したが、対多数戦を強いられた事で中破し、プラント・クエタに運ばれガンダム・エアリアル (改修型)へと改修された。
- ゆりかごの星
- 明確な自我を持ち、エアリアルの視点からスレッタの成長の様子と学園編入までの経緯が語られた。スレッタの学園編入はプロスペラ・マーキュリーの復讐という思惑を孕んでおり、復讐にスレッタを巻き込む事を快く思っていなかったが、スレッタの成長と共に前に進もうとする姿を見て学園への編入を了承した。
- 機体にはゲーム(シミュレーターと思われる)の他、映画やアニメのアーカイブなども記録されている。
装備・機能[編集 | ソースを編集]
特殊機能[編集 | ソースを編集]
- GUNDフォーマット
- 福祉工学を端とする革新的身体機能拡張技術「GUND」をMS用に発展させたインターフェース。これを使用する事で、領域横断的な戦闘能力を獲得した機体を「GUND-ARM」と呼ぶ。スレッタが搭乗した際に一線を画する性能を発揮するが、操縦自体は一般パイロットも可能。情報の負担はエリクトが肩代わりしているため、機体とリンクしてもデータストームが発生しない。
- シェルユニット
- 全身に配された制御端末。パイロットと機体の間で膨大な情報伝達と処理を可能とし、ガンビットを運用するなど、GUNDフォーマットの稼働レベル(パーメットスコア)が一定の強さにまで達した際にはこれが電子回路のようなパターンを描き発光する。
- ビットオンフォーム
- ビットステイヴを機体各所のハードポイントに接続した形態。ビット本体への電力・推進剤の急速補給を行う他、エアリアル自体にも機動力や防御力の性能向上をもたらす。
武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]
- ヘッドビームバルカン
- 頭部のこめかみ部分に2門装備された小型ビーム砲。
- ビームサーベル
- グリップのセンサーと連動し、ビーム刃を発生させる近接戦闘用の兵器。バックパックに2基をマウントする。
- ビームライフル
- エアリアルの携行火器。ビットステイヴを接続し、ロングバレル化する事により出力ブーストによる高火力化と射撃精度の向上が可能。銃口からビームブレイドを形成し、格闘戦にも用いられる。非使用時にはバックパックにマウントされる。本体に小型のバーニアスラスターが搭載されており、背面の待機状態から自動的に手元まで移動する事が可能。
- エスカッシャン
- 人体と機体を有機的にリンクさせるGUNDフォーマットを用いた次世代群体遠隔操作兵器システム、通称「ガンビット」で構成された多目的攻防プラットフォーム。全11基のビットステイヴに分離し、内蔵するビームキャノンによる機動砲台や、PPA(パーメット塗料装甲)による対ビーム能力を有したシールドとしての運用が可能。エアリアルの各部やビームライフルに接続する事で機体性能を向上させる役目も担っている。
GUND-ARMを象徴する機構だが、シン・セー開発公社はこれをパーメットリンクを応用した新型ドローン技術と説明していた。実際にはエリクトの遺伝子から作られた「カヴンの子」が搭載されており、データストームを利用して空間に干渉し、対象の情報をオーバーライドする事が可能。
オプション装備 [編集 | ソースを編集]
- フライトユニット
- ペイル寮のエラン・ケレスとの決闘に備え、ニカ・ナナウラら地球寮の生徒達が用意した外部高機動推進ユニット。サードパーティーであるミラソウル社が製造したモビルスーツ用フライトユニットをベースに、推力可変タイミングの変更やビームサーベル用ラックの増設など、エアリアルに適応させた調整・改良が加えられている。2基一対のブースターユニットで構成され、両側面に収納した回転式のマニューバスラスターを露出させることで、三次元高速機動に対応するハイマニューバモードへの移行も可能。
対決・名場面[編集 | ソースを編集]
- 初めての決闘
- 『水星の魔女』第一話より。編入初日、学園のホルダーであるグエル・ジェタークと揉めたことで、期せずして『決闘』を行うことになったスレッタ。当初はミオリネが勝手にエアリアルを動かし試合を始めたため性能を発揮できず、尚且つディランザを駆るグエルの高い操縦技量も相俟って劣勢を強いられる。しかしそこにスレッタが割って入り、エアリアルに乗り込んだことで形勢が逆転。全身に搭載された11基のビットステイヴによって瞬く間にディランザを戦闘不能に追い込み、サーベルでブレードアンテナを切断し、勝利を手にした。
- 対ダリルバルデ
- 『水星の魔女』第三話より。ベネリットグループから廃棄処分を示唆されたエアリアルの裁定を挽回するため、スレッタはグエルとの再決闘に臨む。グエルはジェターク社の最新鋭機、ダリルバルデでエアリアルに挑むが、当人も把握していない意思拡張AIの操作、グエルの父ヴィムが画策した排熱用スプリンクラーによる妨害で一時はエアリアルを劣勢に追い上げていた。しかし自分があてにされていないと激昂したグエル自身がAIを停止。自らの操縦で再度エアリアルと戦った。最終的にリベンジは叶わなかったが、スレッタはグエルを「強かった」と称賛していた。
- 対ガンダム・ファラクト
- PV出演
- 『水星の魔女』第八話より。「医療技術への転用」というGUND本来の立ち位置へ回帰することを目的に始動した株式会社ガンダム。エアリアルは、GUNDの印象改善を目的に、企業紹介PVにスレッタとともに出演。その内容は社歌に合わせてスレッタとエアリアルが並んで踊るというものだったのだが……。
- 2週間という短い期限の中で出来上がったPVは歌の音程はバラバラ、クロマキーも完全に抜けていない、リテイクの繰り返しで時間帯や立ち位置がズレる、合成映像に紛れ込んだヤギが映像の途中で消える、スレッタの踊りに合わせてエアリアルの腕が巨大化する、極めつけに最後のナレーションに家畜たちの鳴き声が混ざるといった何とも
シュールな手作り感に溢れたもの。公開されたそれを見た大人たちも、権謀術数を忘れ思わず頬を緩ませるのだった。 - 地球寮対グラスレー寮
- 株式会社ガンダムを様々な手段で掌握せんとするシャディクに対して、スレッタと地球寮は6対6の団体戦で決着をつける事になる。
- 決闘に際して、地球寮はエアリアルとチュチュのデミトレーナー、及びベルメリア・ウィンストンの伝手で借り受けたザウォート4機。対するグラスレーは、シャディクの駆るミカエリスを旗艦機に、アンチドートを有するベギルペンデ5機を加えて挑む。当初はシャディクとチームメイト達の連携と、それによる仲間達の度重なる各個撃破。更にはアンチドートによって、十全に力を発揮出来ずにいたエアリアルだったが、パーメットスコア6に達したことで形勢が逆転。5機のベギルペンデを一蹴した後、最後にはミカエリスのブレードアンテナがデミトレーナーに撃ち抜かれたことで地球寮は逆転勝ちを得た。
関連機体[編集 | ソースを編集]
- ガンダム・ルブリス
- ベース機。オックス・アース・コーポレーションの開発したGUND-ARM。シェルユニットを配し、シールドや機動砲台として使用出来るビットステイヴなどの特徴が共通する。
- ガンダム・エアリアル (改修型)
- シン・セー開発公社によってプラント・クエタで改修が施されたエアリアル。外部装甲や装備類の刷新・調整が行われた。