ガンダムドライオンIII

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ガンダムドライオンIII
読み ガンダムドライオンドライ
外国語表記 GUNDAM DRYON III
登場作品
デザイナー 大河原邦男
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スペック
分類 可変モビルスーツ (ガンプラ)
型式番号
  • 煌黒機動こうこくきどう (ドライオンIII)
  • DM-01 (リクドライオン)
  • DM-02 (ウミドライオン)
  • DM-03 (ソラドライオン)
主動力 プラフスキー粒子
装甲材質 プラスチック
ビルダー サカイ・ミナト
ファイター サカイ・ミナト
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概要[編集 | ソースを編集]

デジタルカードゲーム『ガンダムトライエイジ』を初出とするゲームオリジナル機体。後に『ガンダムビルドファイターズ バトローグ』にもガンプラとして、機体設定に一部変更が加えた上で登場している。

ガンダムトライエイジにおける設定 [編集 | ソースを編集]

ティターンズの復活を願う悪の科学者たちによって蘇った「サイボーグガンダム博士Mk-II」が盗んだトライオン3の設計図を基に開発した黒いトライオン3で、元の機体以上の力を誇る。博士は人間だった頃の記憶からか、かつての戦いで心に大きな傷を受けた自分の息子を搭乗させ、機体から発生する黒ミノフスキー力による治療を試みている。

ガンダムビルドファイターズ バトローグにおける設定[編集 | ソースを編集]

サカイ・ミナトガンダムトライオン3の兄弟機としてΖΖガンダムをベースに製作したガンプラ。重厚な「大人の」トライオン3というイメージで構築されており、黒を基調としながら青みを帯びた金色のアクセントでまとめられている。

機体は「悪の手によって奪われたトライオン3の設計図を元に生まれ、敵としてトライオン3をピンチに陥れるが、最後には改心して兄であるトライオン3を守るために自爆した」というミナトが夢で見たストーリーが元になっている。

基本的にはトライオン3と同様だが、アンテナの形状はライバルらしさをアップするために新規デザインとなっている。武装も同様だが、黒いライバルキャラとしてある意味お約束の「ブラック」の名が頭に冠されている。完成当初のツインアイの色は黄色だったが、後にユウマガンダムライトニングブラックウォーリアを意識してあえて青色に変更されている。

トライオン3と異なりチームで使う機体ではないため、1人でも操縦できるように操縦系の改善が行われている。分離状態の3機のドライマシンも1人で操縦可能で、狭い通路に入る、火力を分散させることで多数の敵に対応するなど、状況に応じて使用される。

各分離形態[編集 | ソースを編集]

リクドライオン[編集 | ソースを編集]

ライガー型の陸戦機。頭部と胸部、バックパックを構成する。

ウミドライオン[編集 | ソースを編集]

マンタ型の海戦機。上半身を構成する。海に潜れるだけでなく、空も飛べる。

ソラドライオン[編集 | ソースを編集]

イヌワシ型の空戦機。下半身を構成する。両側からは光の翼を形成可能。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

ガンダムトライエイジ
初出作品。2015年3月に配信されたチャレンジミッション「砕け!漆黒のトライオン」で実装され、同ミッションでサカイ・ミナトの搭乗するトライオン3を撃破するとドライオンIIIへと変貌。これも倒しクリアする事で本機の開発が可能になる。
その後、BUILD G5弾で初のカード化がされており、カード裏のフレーバーテキストでは機体設定にある「サイボーグガンダム博士Mk-II」とその「息子」の正体について仄めかす記述が見られる。また、「DELTA WARS 01」でトライオン3からの乗換が可能なカードとして実装された際には「自爆したはずのドライオンIIIがトライオン3のピンチを助けるために現れる」というシチュエーションをミナトが考案している事が述べられている。
ガンダムビルドファイターズ バトローグ
第2話で登場。ファイターはサカイ・ミナト。ユウマガンダムライトニングブラックウォーリアと共にガンダムベース東京の最新アトラクション「Gクエスト」を本機の特性を活かして進め、目的のヴァイスシナンジュを発見する。最初はパワー負けし押されるが、ユウマと強力して攻撃し撃破寸前まで追い詰める。最後はどちらがトドメを刺すかで揉め、時間切れになった。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

特殊機能[編集 | ソースを編集]

バリア / 防御コーティング
合体時の余剰粒子を利用して展開されるエンブレムの形をした防御フィールド。合体シークエンス中の敵からの攻撃を無効化できる。合体した後もこの現象を利用した防御コーティングが装甲に施されていて機体の防御力を引き上げているが、粒子の残量が少なくなるとその効力が失われてしまう。
分離 / 合体
3機のドライマシン各機への分離及び合体が可能。

武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]

ガンダムドライオンIII[編集 | ソースを編集]

ブラックアームドブースター
いわゆるロケットパンチで、両前腕部を切り離して射出する。
ウイングシールド
両腕部に装着されている実体盾。ブラックアームドブースター射出時は飛行用スタビライザーとなる。
ブラックヒートウイング
ウイングシールドを前方に折り畳み、エッジの部分を赤熱化させて相手を溶断する。
ブラックブーメランスタッガー
頭部ブレードアンテナを取り外して使用する投擲武器。形状がトライオン3から変更され大型化しているため、威力も同時にアップしている。
ブラックダブルキャノネード
背部に2門装備されているビーム砲。射程と威力に優れ、連射も可能。
ハイパービームサーベル
ダブルキャノネードに2基マウントされている高出力ビームサーベル。柄の部分で連結し両柄からビーム刃を発振することも可能。
ブラックライガーグレア
胸部にあるライガーの両目から放たれる破壊光線。黄色と緑の光線が螺旋状に収束して対象を破壊する。
ブラックラプターブレイカー
スラスターで加速させながら繰り出す蹴りで、脛の部分を当てて相手を破壊する。
繰り出す際、脛に格納されているクローを展開すれば捕らえた相手をそのまま蹴り飛ばしたり圧壊させたりする事も可能。
ハイメガキャノン
頭部に1門内蔵。ΖΖガンダムと同じ物で、破壊力が高い。
ダブルキャノネードとライガーグレアを同時に発射して威力を更に引き上げられるが、その分粒子消費量も膨大化すると思われる。
超咆剣ハイパーミノフスキー
ライガーの口の中に格納されている大型ビームソード。柄はソラドライオンの頭部とウミドライオンの尻尾、ビームサーベルで構成されている。トライオン3の物より粒子消費量は増えたが粒子圧縮率がチューンアップされており、対トライオン3戦で競り勝つために調整されている。
煌黒の超咆剣ハイパーミノフスキー・トライザン
本機の必殺技。基本的にトライオン3と同様だが、威力はこちらが勝っている。『GBFバトローグ』においては粒子圧縮量がチューンナップされており、増大した粒子消費量と引き換えに必殺剣同士の切り結びにおいても打ち勝つ事が出来るようになっている。

リクドライオン[編集 | ソースを編集]

サベージファング
口の中の牙。相手に噛みついて破壊する。合体時にも至近距離の相手に対して有効である。
ランドクロー
脚部に装備されている爪。
ウィスカーバルカン
髭のスリットに内蔵されている。
ツインキャノン
背部に2門装備されているビーム砲。ダブルキャノネードとの性能差は不明。

ウミドライオン[編集 | ソースを編集]

サークルウェイブ
機体の前面から発射される円盤状のビーム攻撃。
マリンブレード
ヒレを斬撃兵器に転用している。
オーシャンウィップ
伸ばした尻尾を鞭として使用する攻撃。

ソラドライオン[編集 | ソースを編集]

ビークショッカー
口から放たれる破壊光線。
スカイグラップル
脚部の爪で対象を掴んで破壊する攻撃。
フェザーストーム
光の翼から発射される羽根状のビーム。広範囲への攻撃が可能。

対決・名場面[編集 | ソースを編集]

ヴァイスシナンジュ

関連機体[編集 | ソースを編集]

ガンダムトライオン3
兄弟機。この機体の設計図から作られたという設定となっている。
ΖΖガンダム
『GBFバトローグ』におけるベース機。
バンシィ
獅子がモチーフ、機体色が黒と金色などの点で共通している。

余談 [編集 | ソースを編集]

  • 主役機のブラックバージョンという設定はロボットアニメや特撮作品の商品展開でよく見られる手法だが、特に「主役機の偽者として誕生するも最後は悪を裏切って自爆する」という顛末はロボットアニメ『勇者特急マイトガイン』に登場するメカ、ブラックマイトガインのオマージュと思われる。

商品情報[編集 | ソースを編集]

ガンプラ[編集 | ソースを編集]

資料リンク[編集 | ソースを編集]

リンク[編集 | ソースを編集]