流体パルスシステム
流体パルスシステム (Fluid Pulse SYSTEM)
宇宙世紀におけるモビルスーツの駆動システムの一つ。主にジオン軍のMSの駆動系として採用されている。
熱核融合炉で発生したエネルギーをパルスコンバーターでパルス状の圧力に変換し、数千本の極微細管を介して流体パイプに伝導、関節駆動用のロータリーシリンダーを動作させる。圧力の伝達速度は極超音速であり、融合炉のエネルギーを発電に回さない為、ロスも少なく高効率。体積あたりのトルクを桁違いに大きく設定出来る上に高スピードの動作が可能であり、動作時に微妙な力の差を付ける事も出来た。
小型軽量かつ、構造の単純化が容易であり、生産性・整備性に優れている。
ザクIIの特徴として機外に露出した「動力パイプ」も、冷却システムを兼ねる流体パイプの一部である。また、流体パルスシステムの発展型として、ギャンに搭載された「流体パルスアクセラレーター」がある。
一年戦争後は連邦系の駆動システムであるフィールド・モーターとの折衷が図られ、グラナダではフィールド・モーターを基礎構造としたムーバブルフレームに流体パルスシステムを共存させる為のノウハウが構築されている。
登場作品
関連用語
- フィールド・モーター
- 連邦系の駆動システム。一年戦争後はこれと折衷させる為の研究開発が行われている。
- ムーバブルフレーム
- フィールド・モーターから発展したMSの基礎構造体。