ウルフ・ガー隊
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ウルフ・ガー隊
『機動戦士ガンダム CROSS DIMENSION 0079』に登場するジオン公国軍のMS小隊。マ・クベの提案で設立された第17特殊任務班で、偵察と後方撹乱を主任務とする。隊員のほとんどが軍事法廷で有罪判決を受けた「囚人部隊」で、同じ刑務所のメンバーで構成されている。
地球連邦軍のシルクロード反攻作戦「デザート・ドラゴン」に備えて中央アジア方面迎撃部隊に編入されたが、圧倒的物量の前に部隊は敗退した。さらに激しい追撃を受けて振り切ることに成功するが、その混乱で本隊からはぐれ孤立無援でゴビ砂漠を彷徨うこととなった。
宇宙世紀0079年10月9日、偵察に出ていたサキとレスタによって連邦軍の補給基地を発見し、これを襲撃して食料と弾薬の補給に成功する。基地の反撃が大したことなかったため乗っ取ることを考えるが、その時別のMS部隊が基地を襲撃する。ヘンリーは基地の戦力を見極めるために合流せず友軍を「かませ犬」にするが、これによってピクシーを引きずり出すことに成功する。またピクシーのパイロットが乗りこなせていないことを見抜き慣れないうちに再度襲撃するが、3度目の襲撃でレイとレスタは戦死してしまう。
実は本隊からはぐれたのはわざとであり、ヘンリーにはこの基地に運び込まれた新型機のピクシーの破壊任務が与えられていた。ヘンリーは任務と引き換えに部下の恩赦を取り付けていたが、任務の危険さから部下の心が折れるのを案じて一切を秘匿していた。この事実を明かしたが、マーチンとサキは戦う意志を持っていたため夜に最後の襲撃をかける。そして部隊のザクII2機は撃破されるが、ヘンリーも敵のガンキャノン2機を撃破する。お互いに残り1機となり、ヘンリーはピクシーに一騎討ちを仕掛ける。
登場作品
- 機動戦士ガンダム CROSS DIMENSION 0079
- 初登場作品。ゲームオリジナルストーリー「死にゆく者たちへの祈り」において敵部隊として登場。主人公達アルバトロス隊と数回にわたって交戦する事になる。部隊の結末は最終ステージの勝敗によって異なり、最後の一騎討ちでピクシーが勝利した場合はヘンリーは戦死するものの、辛うじて生き残ったサキがピクシーのパイロットであるボルク・クライによって救出される。逆にピクシーが敗北した場合はヘンリーだけが生き残るものの、後のア・バオア・クー戦において行方不明になるという末路を迎える。
- 機動戦士ガンダム サイドストーリーズ
- リメイク作にあたるもののプレイヤーはウルフ・ガー隊側に変更されている他、レイとレスタが未登場となっている。また、結末についても「脱出しようとするミデアに潜入したサキが機体ごと自爆する」という大幅な改変がされており、結果として部隊は全滅。原作以上のバッドエンドを迎えている。
構成員
- ヘンリー・ブーン
- 隊長。階級は大尉。冷静沈着な性格で分析能力に長けているが、強敵との戦いを求める一面も持つ。
- マーチン・ハガー
- 隊員。階級は曹長。ヘンリーとはハイスクール時代からの友人。気性は荒いが、人一倍部下思いである。
- サキ・グラハム
- 隊員。階級は軍曹。部隊の中で唯一犯罪歴を持たない。情報分析能力に長け、ヘンリーの秘書的な存在である。
- レイ・ハミルトン
- 隊員。階級は伍長。パイロットだがメカに強く、メカニックとして重宝されている。
- レスタ・キャロット
- 隊員。階級は伍長。一言多い損な性格だが、パイロットとしての腕は高い。
保有戦力
関連用語
- マルコシアス隊
- 同じ突撃機動軍の部隊。ピクシーの場所は他に2つの候補があり、この部隊が残り2つの襲撃を担当した。
- アルバトロス隊
- ゴビ砂漠の基地に駐留していた連邦軍の部隊。輸送中のピクシーを死守するべく、ウルフ・ガー隊と死闘を繰り広げた。