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サイアム・ビスト
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{{登場人物概要
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| 読み = <!-- 読み方が難しい場合に使用 -->
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| 外国語表記 = <!-- 外国語表記 -->
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| 登場作品 = [[機動戦士ガンダムUC]]
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<!-- *続編、或いは個別作品に出演した作品のみ記載。 -->
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| 声優 = 永井一郎
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*安彦良和(原作)
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*高橋久美子(アニメーションデザイン)
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}}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 -->
  
- 永井一郎
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{{登場人物概要
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| タイトル  = プロフィール
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| 種族 = 人間([[アースノイド]])
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| 性別 = 男性
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| 年齢 = 100歳以上
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| 階級 =
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| コールサイン =
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| 主な搭乗機 =
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}}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 -->
  
ビスト財団の創始者。物語の発端となるラプラス事件の当事者であり目撃者であり、物語を締めくくるキーパーソンでもある。冷凍睡眠を繰り返し、宇宙世紀0096年においても100歳以上の長命を保って西暦の時代から生き続けている。停滞する世界の変革のため、長らく封印されてきた「箱」の解放を目論む。父はサイアムの少年時代、ゲリラ活動に加わって投獄され、獄中死した。その父は寡黙で実直な男だったとされる。母は病気がちだったとされ、妹にシャーラ(名前の登場と「継ぎのある服を着ていた」との記述がある)がいるが、自身の生存がラプラス事件を引き起こした黒幕に露呈し、家族らに害が及ぶ危険性をサイアムは考え、少年時代に決別したため(ラプラス事件後、サイアムは二度と母と妹に会うことはなかった)、その詳細は不明。
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== 概要 ==
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[[ビスト財団]]の創始者。[[宇宙世紀]]改暦以前の生まれでありながらコールドスリープによって100年以上を生きる老人。
  
西暦の末期に中近東に位置する小国で羊飼いの家柄に生まれたサイアムは、地球連邦政府の宇宙移民政策による社会の歪みと貧困から報酬目当てでテロリストとなり、宇宙世紀元年のラプラス事件のテロに関わる。ラプラスを爆破後、作業艇に仕掛けられていた時限爆弾で口封じのために仲間達と共に爆殺されそうになるものの、たまたま船外作業で作業艇から出ていたことから一命を取り留め、その際に粉みじんになったラプラスの残骸の中で億分の一以下の偶然で「ラプラスの箱」を入手する。
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宇宙世紀改暦セレモニーで起きた「[[ラプラス事件]]」で首相官邸ラプラスの爆破に携わった実行犯の一人であり、連邦政府の棄民政策と貧困によって報酬を目的にテロリストとなった。事件後、口封じの為に宇宙船ごと爆破された所を偶然船外作業に出ていた事から九死に一生を得て、宇宙を漂流していた所を天文学的な確率の偶然から後に「[[ラプラスの箱]]」と呼ばれる物体を手に入れて地球へと帰還した。その後は「箱」の威権を使い地球連邦政府から便宜を引き出し[[アナハイム・エレクトロニクス社]]に接触。役員待遇でアナハイムに迎え入れられると、当時の専務の娘と結婚。ビスト家の婿養子となりビスト財団を立ち上げた。
連邦政府の支配体制を揺るがしかねない「箱」の力は絶大であり、サイアムは地球へ帰還した後、その「箱」の力を利用してのしあがり、裏社会で頭角を現してゆく。やがてアナハイム・エレクトロニクス社と関係を持ち、役員待遇でアナハイム社内に迎えられたサイアムは、専務の娘と結婚して名門貴族ビスト家の婿養子となる。ビスト家の名を冠して創設された「ビスト財団」は、当初は宇宙への美術品輸送を始めとした社会貢献を隠れ蓑にしたマネーロンダリング機関でしかなかったが、サイアムの隠匿する「箱」の力を背景にして、宇宙世紀世界の隅々にまで影響を及ぼす強大な組織に育ってゆくことになる。その一方、ラプラス事件で暗殺されたリカルド・マーセナスの演説に対して「自分たちのような者にこそ大事なことを伝えようとしていた」という感慨を抱き、その後「箱」の内容を公開しなかったために一年戦争を止められなかったという後悔を抱えており、「箱」の条文に予言された新人類に近しいニュータイプにこそ「箱」を返却すべきだという思いを抱くようになる。
 
  
バナージから見た場合サイアムは曽祖父に当たり、若い頃の容姿も似ている。サイアムはバナージをユニコーンの相応しい乗り手と称している。
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財団を守る為ならば自分の子すら手にかける非情さを見せるが、一方で[[リカルド・マーセナス]]の演説に対する深い感慨を抱き、[[一年戦争]]から始まる数々の戦争を止められなかった事を悔いている。
  
ビスト財団を守るために、宇宙世紀0051年頃、財団の乗っ取りを計画していた自身の次男を交通事故に偽装して謀殺した過去を持つ。
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ラプラスの箱を[[ニュータイプ]]に託すべきという考えを持ち、[[ユニコーンガンダム]]を「箱」までの道標としてその開放を[[カーディアス・ビスト]]に託した。
  
物語終盤、「箱」が隠匿され、サイアム自身が眠る氷室へと辿り着いたバナージとミネバに「箱」の真実と地球に生まれた瞬間から進化をつづけてきた生物の可能性、自分が見た幻覚とその意味、100年近くの間、胸にしていた思いを伝えきり生命維持装置を停止させ、自らその命を絶つ。そして、「箱」の真実はミネバによって、地球の人々に伝えられる。
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== 登場作品と役柄 ==
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;[[機動戦士ガンダムUC]]
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:初登場作品。アニメ版でCVを務めた永井一郎は[[機動戦士ガンダム]]でナレーションを務めており、「ガンダム」のナレーションをサイアムのモノローグとして位置づけている。氏はEP7公開前に急逝した為、本作が遺作となった。
  
アニメ版において、サイアム・ビストの声優に永井一郎を起用することにより、『1st』のナレーションがサイアム・ビストによるモノローグであるという意味を持たせている。なお、永井はepisode 7公開前の2014年1月27日に死去したため、本作品は遺作の一つとなった。
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== 人間関係 ==
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;[[カーディアス・ビスト]]
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:孫。その頭脳と経歴から二代目当主に指名した。
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;[[ガエル・チャン]]
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:カーディアスの側近。OVAではカーディアスの死後サイアムに付き添っている。
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;[[バナージ・リンクス]]
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:曾孫。ユニコーンガンダムの担い手として相応しいニュータイプとして見ている。
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;[[ミネバ・ラオ・ザビ]]
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:ザビ家当主。当初は「箱」の開放に反対していたが、「箱」を巡る旅とその正体を知った彼女に「箱」の開放を託す事になる。
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;息子
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:姓名不明。連邦政府にそそのかされ財団の乗っ取りを企てるが、サイアムによって交通事故を装って謀殺された。
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;ジョルジュ・マーセナス
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:ラプラス事件の首謀者。名前のみ登場。サイアム達にテロの実行を依頼した。
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== 名台詞 ==
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<!-- できる限り作品順・時系列順に記述してください。基本的に代表的な台詞にしてください。 -->
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<!-- ;セリフ:説明 -->
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<!-- 長すぎないよう、原作の一連の会話全てを引用するなどは控えてください。 -->
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<!-- == 搭乗機体・関連機体 == -->
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<!-- ;[[機体名]]:説明 -->
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<!-- キャラクターが大きく関わった(開発した、搭乗した)機体を記述してください。 -->
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<!-- == 余談 == -->
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<!-- *説明 -->
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<!-- == 商品情報 == -->
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<!-- <amazon>ASIN</amazon> -->
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<!-- ASINにはAmazonの商品ページに記載されている10桁の番号を入力してください。 -->
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== 資料リンク ==
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*[http://www.gundam-unicorn.net/tv/character/12.php 『機動戦士ガンダムUC RE:0096』公式サイト:サイアム・ビスト]
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== リンク ==
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*[[登場人物]]
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<!-- == 脚注 == -->
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<!-- <references /> -->
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<!-- 本文には<ref>内容</ref>のかたちで挿入してください。 -->
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{{DEFAULTSORT:さいあむ ひすと}}<!-- 濁点・半濁点は除く。「っ」のような小書き文字は「つ」のように大きくする。「・」のような区切り文字は半角空白「 」に変える。 -->
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[[Category:登場人物さ行]]
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[[Category:機動戦士ガンダムUC]]
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2021年4月20日 (火) 13:18時点における最新版

サイアム・ビスト
登場作品 機動戦士ガンダムUC
声優 永井一郎
デザイン
  • 安彦良和(原作)
  • 高橋久美子(アニメーションデザイン)
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プロフィール
種族 人間(アースノイド
性別 男性
年齢 100歳以上
所属 ビスト財団
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概要[編集 | ソースを編集]

ビスト財団の創始者。宇宙世紀改暦以前の生まれでありながらコールドスリープによって100年以上を生きる老人。

宇宙世紀改暦セレモニーで起きた「ラプラス事件」で首相官邸ラプラスの爆破に携わった実行犯の一人であり、連邦政府の棄民政策と貧困によって報酬を目的にテロリストとなった。事件後、口封じの為に宇宙船ごと爆破された所を偶然船外作業に出ていた事から九死に一生を得て、宇宙を漂流していた所を天文学的な確率の偶然から後に「ラプラスの箱」と呼ばれる物体を手に入れて地球へと帰還した。その後は「箱」の威権を使い地球連邦政府から便宜を引き出しアナハイム・エレクトロニクス社に接触。役員待遇でアナハイムに迎え入れられると、当時の専務の娘と結婚。ビスト家の婿養子となりビスト財団を立ち上げた。

財団を守る為ならば自分の子すら手にかける非情さを見せるが、一方でリカルド・マーセナスの演説に対する深い感慨を抱き、一年戦争から始まる数々の戦争を止められなかった事を悔いている。

ラプラスの箱をニュータイプに託すべきという考えを持ち、ユニコーンガンダムを「箱」までの道標としてその開放をカーディアス・ビストに託した。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

機動戦士ガンダムUC
初登場作品。アニメ版でCVを務めた永井一郎は機動戦士ガンダムでナレーションを務めており、「ガンダム」のナレーションをサイアムのモノローグとして位置づけている。氏はEP7公開前に急逝した為、本作が遺作となった。

人間関係[編集 | ソースを編集]

カーディアス・ビスト
孫。その頭脳と経歴から二代目当主に指名した。
ガエル・チャン
カーディアスの側近。OVAではカーディアスの死後サイアムに付き添っている。
バナージ・リンクス
曾孫。ユニコーンガンダムの担い手として相応しいニュータイプとして見ている。
ミネバ・ラオ・ザビ
ザビ家当主。当初は「箱」の開放に反対していたが、「箱」を巡る旅とその正体を知った彼女に「箱」の開放を託す事になる。
息子
姓名不明。連邦政府にそそのかされ財団の乗っ取りを企てるが、サイアムによって交通事故を装って謀殺された。
ジョルジュ・マーセナス
ラプラス事件の首謀者。名前のみ登場。サイアム達にテロの実行を依頼した。

名台詞[編集 | ソースを編集]

資料リンク [編集 | ソースを編集]

リンク[編集 | ソースを編集]