ドム・トロピカルテストタイプ

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ドム・トロピカルテストタイプ
外国語表記 Dom Tropical Test Type
別表記 トロピカル・ドム
局地戦闘型ドム
登場作品
デザイナー 大河原邦男
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スペック
分類 地上用試作型モビルスーツ
生産形態 試作機
型式番号 YMS-09D
頭頂高 18.5m
本体重量 65.1t
主動力 熱核融合炉
装甲材質 超硬スチール合金
開発組織 ジオン公国軍
開発拠点 キャリフォルニアベース
所属組織 ジオン公国軍
所属部隊 スカラベ部隊
ジブリ隊
レプス部隊など
主なパイロット クラウデン・マリン
ミア・ブリンクマン
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概要

ジオン公国軍の試作型モビルスーツプロトタイプドム2号機をベースに熱帯・砂漠仕様に改修した機体であり、「トロピカル・ドム」「局地戦闘型ドム」とも呼ばれる。

通常のドムアフリカ戦線など高温下での戦闘において目覚しい活躍をしていた一方、マシントラブルが発生し充分な性能を発揮できていなかったため、現地部隊から改善要求が数多く提出されていた。その熱帯戦用ドムの開発母体として、実用試験後に1号機と共にキャルフォルニアベース送りとなっていた2号機を改修したのが本機であり、僅か1ヶ月の期間で完成に至っている。

改修点としては、頭部に放熱パイプが追加されて放熱能力が強化、背部の推進機関も熱帯戦用に改修されており、大容量の冷却システムが搭載されている。また、頭部には近距離通信用のアンテナが追加されている。

本機のテストはアリゾナでスカラベ部隊によって行われ、良好な性能を示したため本機を元に熱帯戦用オプションが開発された。このオプションは若干の改造でドムに装備可能であり、ドム (熱帯仕様)として運用された。しかし、このオプションを装備した機体は10機程度だったと言われており、戦闘中にトロピカルテストタイプと誤認されるケースもあった。

本機自体もドムをプロトタイプドムに近い仕様に改修して追加生産されており、それらの機体はドム・キャノンのベースにもなっている。

登場作品と操縦者

MSV
出典元。設定では2号機ベースの1機のみだが、ガンプラ旧キット「1/144 局地戦闘型ドム」のパッケージイラストには2機の本機が描かれている。
ハーモニー・オブ・ガンダム
バリエーション機であるドム・キャノンの登場に伴い、本機にも追加生産が行われた旨の設定が追加された。
機動戦士ガンダム U.C.0094 アクロス・ザ・スカイ
機動戦士ガンダム THE MSV
#03にジブリ隊の所属機が計3機登場。その内2機が連邦軍の戦車部隊を蹂躙している。
機動戦士ガンダム バンディエラ
第16話よりレプス部隊に加入したクラウデン・マリンの搭乗機として登場。ユーリーザクIIと模擬戦を行い勝利する。母艦のザンジバル級地球連邦軍の部隊に襲われた際にはユーリと共に出撃し、ビッグトレーの撃破に貢献する。地上の逃げた敵を追撃するが、途中でホバーが故障しコックピット付近に被弾を受け負傷する。それでも敵機の撃退に成功し、ユーリーと共に帰還した。
機動戦士ガンダム バトルオペレーション Code Fairy
第5話にてノイジー・フェアリー隊キリー・ギャレットがキャリフォルニアベースで本機を受領し、前ステージで乗機を失ったミア・ブリンクマンの搭乗機となる。機体についてはキリー曰く「アリゾナで試験運用されていたうちの一機」との事で、上記パッケージイラストの機数を反映している可能性がある。一方、機体説明文においては「ドムを熱帯戦仕様に現地改修した機体をミア用に改修した機体(要約)」と解説されているため、「熱帯仕様ドム (MS-09D)=トロピカルテストタイプ (YMS-09D)」と解釈されている可能性も考えられる。この場合、上記のキリーの発言と矛盾してしまう。

装備・機能

武装・必殺攻撃

ジャイアント・バズ
ドム系列の主兵装である360mm実体弾を発射する大口径バズーカ。
ヒート・サーベル
ドム系列の機体が装備している棒状の加熱式実体剣。非使用時にはバックパックにマウントされる。

対決・名場面

関連機体

プロトタイプドム
2号機がベースとなっている。追加生産された機体はドムをベースとしている。
ドム (熱帯仕様)
本機を元にしたオプション装備を装備したドム。D型とも言われる。
ドム・キャノン単砲仕様 / ドム・キャノン複砲仕様
追加生産された本機を元に開発された機体。
ドム・トローペン
ドム・フュンフをベースに本機の運用実績を元に改良した機体。

商品情報

ガンプラ

リンク