「ミノフスキー・フライト」の版間の差分
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:「ミノフスキーフライト」「ミノフスキードライブ」の名称の他にも、登場機体の設定文に「ミノフスキーフライト」の名称が度々確認できる。 | :「ミノフスキーフライト」「ミノフスキードライブ」の名称の他にも、登場機体の設定文に「ミノフスキーフライト」の名称が度々確認できる。 | ||
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;[[機動戦士Vガンダム]] (小説版および後出の一部設定資料) | ;[[機動戦士Vガンダム]] (小説版および後出の一部設定資料) | ||
− | :設定の初出。小説第1巻第11章に「[[ゾロ]]の「ビームロータ」は、ビームシールドを改良して「ミノフスキー・フライトを補完しているらしい」」と、簡易的な説明を含めた記述あり。また、小説第2巻では[[Vガンダム]] ([[コア・ファイター]])と[[セッター]] | + | :設定の初出。小説第1巻第11章に「[[ゾロ]]の「ビームロータ」は、ビームシールドを改良して「ミノフスキー・フライトを補完しているらしい」」と、簡易的な説明を含めた記述あり。また、小説第2巻では[[Vガンダム]] ([[コア・ファイター]])と[[セッター]]も搭載している事が詳細な解説と共に記述されている。ただし、同小説では「ミノフスキー・クラフト」の単語が一切登場していないため、そちらとの区別が一切されていない可能性が高い。 |
+ | :なお、[[ガンプラ]]「HGUC Vガンダム」の解説書では「鉛直方向に斥力を発生させる事で自重を相殺している、ミノフスキークラフトの簡易版と呼べるもの」と解説されている。 | ||
+ | :以上の通り、主に小説や限られた資料に限定されている設定ではあるものの、アニメ本編の描写に関する一応の解説として解釈する事も可能ではある。 | ||
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+ | ;双葉社 ガンダムの常識 宇宙世紀モビルスーツ大百科 地球連邦軍編 | ||
+ | :[[ガンイージ]]に関する解説文に簡易版ミノフスキー・フライト機構を搭載しているとの記述が確認できる。 | ||
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:飛行技術として普及しており、[[メガファウナ]]等、作中に登場する機体・艦船などに実装されている。また、作中に登場する[[キャピタル・タワー]]について富野監督は「宇宙世紀に生まれたミノフスキー・フライトという技術を応用して、ケーブルの500kmごとに巨大な人工衛星を中継地点として設けている」と解説している<ref>[https://gendai.ismedia.jp/articles/-/69418?page=3 富野由悠季が語り尽くす「G-レコとガンダムシリーズの本質的な違い」]</ref>(ただし、公式サイトでは「ミノフスキー・クラフト」表記)。 | :飛行技術として普及しており、[[メガファウナ]]等、作中に登場する機体・艦船などに実装されている。また、作中に登場する[[キャピタル・タワー]]について富野監督は「宇宙世紀に生まれたミノフスキー・フライトという技術を応用して、ケーブルの500kmごとに巨大な人工衛星を中継地点として設けている」と解説している<ref>[https://gendai.ismedia.jp/articles/-/69418?page=3 富野由悠季が語り尽くす「G-レコとガンダムシリーズの本質的な違い」]</ref>(ただし、公式サイトでは「ミノフスキー・クラフト」表記)。 | ||
;機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ (劇場版) | ;機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ (劇場版) | ||
− | :[[Ξガンダム]]及び[[ペーネロペー]] | + | :映像化に伴い、公式側が本用語を積極的に用いるようになった。設定面についても「かつて[[ホワイトベース]]などの宇宙艦を地球上でも航行可能としたミノフスキー・クラフトをもとに、改良・小型化したもの<ref>「[[月刊ガンダムエース]]」2021年8月号特別付録「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ 公式ブックレット」26ページ</ref>」と設定され、「ミノフスキー・クラフト」と区別化された。加えてこれまで「ミノフスキー・クラフト」と解説されていた語が「ミノフスキー・フライト」に統一されている(復刻版小説では変更無し)。それに伴い、これまでミノフスキー・クラフト搭載機と設定されていた[[Ξガンダム]]及び[[ペーネロペー]]もミノフスキー・フライト搭載機として設定変更された。 |
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:本技術の基幹となる特殊素粒子物質。 | :本技術の基幹となる特殊素粒子物質。 | ||
;[[ミノフスキークラフト]] | ;[[ミノフスキークラフト]] | ||
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;[[ミノフスキードライブ]] | ;[[ミノフスキードライブ]] | ||
:ミノフスキー粒子の力場同士を衝突させ推進力を生み出す派生発展型技術。 | :ミノフスキー粒子の力場同士を衝突させ推進力を生み出す派生発展型技術。 | ||
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2022年7月10日 (日) 22:28時点における最新版
ミノフスキー・フライト(Minovsky Flight)[編集 | ソースを編集]
ミノフスキー粒子を利用した飛行技術の1つとされるもの。
富野由悠季監督の著書である小説『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』や小説『機動戦士Vガンダム』などに記述が見られる技術ではあるが、作品内での解説が曖昧なものであるがために明確に設定された公式資料は無いに等しく、その為、媒体によって「ミノフスキークラフトによる飛行」を指すニュアンス、もしくはミノフスキークラフトと同一の物として扱われるケースがあり、両者の区別は極めて不明瞭なものとなっている。特に上述したような富野監督が深く関わっている小説作品に多い傾向がある。
本技術に関する具体的な記述・解説があるのは、主に小説版『Vガン』とアンソロジーコミック集「MS SAGA」など半ば非公式に近い資料が中心。一方で劇場版『閃ハサ』など公式で設定として取り入れられているものもある。以下は各媒体における扱い。
- 機動戦士Vガンダム (小説版第1巻・第2巻)
-
- ビームローターはビームシールドの改良型であり、ミノフスキー・フライトを補完しているらしいとの事。
- Vガンダムのコアファイターは、粒子の反発力を利用したミノフスキー・フライトでホバリングを行う。ただし、揚力は数十秒しか発生させられないため、高高度を取る事は出来ない。
- Vガンダムのトップ・リム(ハンガー)にはミノフスキー・フライト用の加粒子を発生させるエンジンが搭載されており、粒子噴出用のノズルが複数設けられている。
- MS SAGA (VOL.2・VOL.3)
-
- MSへのミノフスキークラフトの搭載は依然として難しい状況。
- ビームローターは斥力の強いフィールドを形成する技術であるが、フィールドはすぐに拡散してしまう。ミノフスキーフライトはそれを再構成して利用する技術であり、ゾロのボトム・ターミナルにも活用されている。ただ、技術としては未だ未成熟であり、単独での飛行はできない。
- ミノフスキー粒子が散布された空間において、機体の周辺にIフィールドより弱いミノフスキーフィールドを生成する事によって浮力が得られる。
- Vガンダムはミノフスキーフライトシステム搭載機。ビームローターのような立方格子は不要で、単体でのミノフスキーフライトが可能。ただ、単独での高高度までの飛行は不可。
- ミノフスキークラフトはエンジンとジェネレーターが健在である限り、長時間の稼働が可能。さらに自重相殺以上の立方格子を形成するため、上昇時に使うプロペラントを節約する事ができる。
- 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ (劇場版)
-
- ミノフスキー・フライトはミノフスキー・クラフトを改良・小型化したもの。
登場作品[編集 | ソースを編集]
- ガイア・ギア
- 「ミノフスキーフライト」「ミノフスキードライブ」の名称の他にも、登場機体の設定文に「ミノフスキーフライト」の名称が度々確認できる。
- 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ (原作小説版)
- 上巻11章のサブタイトルと中巻50ページに「ミノフスキー・フライト」の単語が登場。ただし、あくまで名称のみであり、作中は従来通りミノフスキー・クラフトとして扱われている。
- 機動戦士Vガンダム (小説版および後出の一部設定資料)
- 設定の初出。小説第1巻第11章に「ゾロの「ビームロータ」は、ビームシールドを改良して「ミノフスキー・フライトを補完しているらしい」」と、簡易的な説明を含めた記述あり。また、小説第2巻ではVガンダム (コア・ファイター)とセッターも搭載している事が詳細な解説と共に記述されている。ただし、同小説では「ミノフスキー・クラフト」の単語が一切登場していないため、そちらとの区別が一切されていない可能性が高い。
- なお、ガンプラ「HGUC Vガンダム」の解説書では「鉛直方向に斥力を発生させる事で自重を相殺している、ミノフスキークラフトの簡易版と呼べるもの」と解説されている。
- 以上の通り、主に小説や限られた資料に限定されている設定ではあるものの、アニメ本編の描写に関する一応の解説として解釈する事も可能ではある。
- MS SAGA
- 本技術に関する情報が明確に解説されている。
- 双葉社 ガンダムの常識 宇宙世紀モビルスーツ大百科 地球連邦軍編
- ガンイージに関する解説文に簡易版ミノフスキー・フライト機構を搭載しているとの記述が確認できる。
- ガンダム Gのレコンギスタ
- 飛行技術として普及しており、メガファウナ等、作中に登場する機体・艦船などに実装されている。また、作中に登場するキャピタル・タワーについて富野監督は「宇宙世紀に生まれたミノフスキー・フライトという技術を応用して、ケーブルの500kmごとに巨大な人工衛星を中継地点として設けている」と解説している[1](ただし、公式サイトでは「ミノフスキー・クラフト」表記)。
- 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ (劇場版)
- 映像化に伴い、公式側が本用語を積極的に用いるようになった。設定面についても「かつてホワイトベースなどの宇宙艦を地球上でも航行可能としたミノフスキー・クラフトをもとに、改良・小型化したもの[2]」と設定され、「ミノフスキー・クラフト」と区別化された。加えてこれまで「ミノフスキー・クラフト」と解説されていた語が「ミノフスキー・フライト」に統一されている(復刻版小説では変更無し)。それに伴い、これまでミノフスキー・クラフト搭載機と設定されていたΞガンダム及びペーネロペーもミノフスキー・フライト搭載機として設定変更された。
搭載機体または搭載しているとされる機体 [編集 | ソースを編集]
ガイア・ギア [編集 | ソースを編集]
機動戦士Vガンダム (小説版) [編集 | ソースを編集]
機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ (劇場版) [編集 | ソースを編集]
ガンダム Gのレコンギスタ [編集 | ソースを編集]
その他 [編集 | ソースを編集]
関連用語[編集 | ソースを編集]
- ミノフスキー粒子
- 本技術の基幹となる特殊素粒子物質。
- ミノフスキークラフト
- Iフィールドの性質を利用した浮揚力場生成システム。各媒体において本技術と混同されるケースがある。
- ミノフスキードライブ
- ミノフスキー粒子の力場同士を衝突させ推進力を生み出す派生発展型技術。
リンク[編集 | ソースを編集]
脚注[編集 | ソースを編集]
- ↑ 富野由悠季が語り尽くす「G-レコとガンダムシリーズの本質的な違い」
- ↑ 「月刊ガンダムエース」2021年8月号特別付録「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ 公式ブックレット」26ページ