「ロンド・ミナ・サハク」の版間の差分
Gundamwiki (トーク | 投稿記録) (ページの作成:「== ロンド・ミナ・サハク(Rondo mina Sahaku) == *登場作品:機動戦士ガンダムSEED ASTRAY、その他ASTRAYシリーズ全般 *声優:勝生...」) |
細 |
||
1行目: | 1行目: | ||
== ロンド・ミナ・サハク(Rondo mina Sahaku) == | == ロンド・ミナ・サハク(Rondo mina Sahaku) == | ||
+ | |||
*登場作品:[[機動戦士ガンダムSEED ASTRAY]]、その他ASTRAYシリーズ全般 | *登場作品:[[機動戦士ガンダムSEED ASTRAY]]、その他ASTRAYシリーズ全般 | ||
*声優:勝生真沙子 | *声優:勝生真沙子 | ||
− | * | + | *種族・性別:第一世代[[コーディネイター]]・女性 |
<!-- *生年月日: --> | <!-- *生年月日: --> | ||
*年齢:不詳 | *年齢:不詳 | ||
10行目: | 11行目: | ||
*所属:[[オーブ連合首長国]] | *所属:[[オーブ連合首長国]] | ||
<!-- *階級: --> | <!-- *階級: --> | ||
− | * | + | *役職・称号など:サハク家当主、オーブの影の軍神 |
− | * | + | *主な搭乗機:[[ガンダムアストレイ ゴールドフレーム天ミナ]] |
<!-- *キャラクターデザイン: --> | <!-- *キャラクターデザイン: --> | ||
[[オーブ連合首長国]]の五大氏族の一つ、サハク家の当主。長く美しい漆黒の長髪に、刃物のような鋭い眼光を持つ美女。190cmはあろうかという長身を持ち、否応なく一目を惹く。 | [[オーブ連合首長国]]の五大氏族の一つ、サハク家の当主。長く美しい漆黒の長髪に、刃物のような鋭い眼光を持つ美女。190cmはあろうかという長身を持ち、否応なく一目を惹く。 | ||
− | + | サハク家は優れた人物のみが継ぐものとされ、優秀な遺伝子を持つ[[コーディネイター]]として設計されて生まれたため、家門とは血縁関係にない。彼女にとって家族と呼べるものは同一の遺伝子から生み出された弟、[[ロンド・ギナ・サハク]]のみである。 | |
− | + | ||
彼女のみならずサハク家は[[ウズミ・ナラ・アスハ]]の謳う中立国家としてのオーブのあり方を「あいまいな態度」と評し、その意思を明確にしない方針を非常に嫌っていた。 | 彼女のみならずサハク家は[[ウズミ・ナラ・アスハ]]の謳う中立国家としてのオーブのあり方を「あいまいな態度」と評し、その意思を明確にしない方針を非常に嫌っていた。 | ||
− | + | そのため独自の外交ルートを利用して地球連合政府へ新型[[モビルスーツ]]開発を持ちかけ、一方で[[ザフト軍|ザフト]]へその情報をリークするなど二勢力間を死の商人として立ち回ることで、オーブ連合首長国を世界の根幹に組み込もうとした。 | |
一方、ウズミ・ナラ・アスハはそうした世界への能動的な介入はいずれオーブを窮地に陥れるものとしてサハク家を糾弾し、その勢力を削ぐとともに自らは代表を辞して表向き責任を取った形でサハク家の思惑を潰すことになった。 | 一方、ウズミ・ナラ・アスハはそうした世界への能動的な介入はいずれオーブを窮地に陥れるものとしてサハク家を糾弾し、その勢力を削ぐとともに自らは代表を辞して表向き責任を取った形でサハク家の思惑を潰すことになった。 | ||
<br/ > | <br/ > | ||
初登場となる「ASTRAY」物語序盤では、自らが生み出された理由とおなじく、すなわち「世界は優れた一握りの者によって導かれるべきである」という理念を持ち、その強固な意志と、優れた能力で世界統一を画策。[[キラ・ヤマト]]を中心とした「歴史の表側」の物語に対し、「歴史の裏側」とでも呼ぶべき物語の中で暗躍する。 | 初登場となる「ASTRAY」物語序盤では、自らが生み出された理由とおなじく、すなわち「世界は優れた一握りの者によって導かれるべきである」という理念を持ち、その強固な意志と、優れた能力で世界統一を画策。[[キラ・ヤマト]]を中心とした「歴史の表側」の物語に対し、「歴史の裏側」とでも呼ぶべき物語の中で暗躍する。 | ||
<br/ > | <br/ > | ||
− | + | 第一世代コーディネイターとして生み出されたその能力は非凡のさらに非凡なものがあり、戦闘用コーディネイターとして設計された[[叢雲劾]]ですら太刀打ちできないほどであった。しかし、幾多の戦いを経てさまざまな場面に遭遇し、そのたびに「世界とは一握りの人間が指揮するのではなく、多くの人々の上に成り立っている」という事実に少しずつ気づいていく。<br/ > | |
− | 最終的には[[ | + | 最終的には[[オーブ解放作戦]]によって故郷を追われた人々を軌道エレベーター[[アメノミハシラ]]内部へと匿うあいだ、偶然居合わせた[[ロウ・ギュール]]の何気ない一言によって「国とは民であり、場所ではない」という結論に達する。 |
− | + | この結論によって「一握りの優れた人間によって支配される世界」という理念を捨て、「人は(他者の権利を侵害しない限り)自由になるべき」として、その理想の体現者として、人々の守り手となることを決意。後に「[[天空の宣言]]」と呼ばれる計画を全世界に向けて発表し、これに賛同する者達に対しての援助を約束した。 | |
<br/ > | <br/ > | ||
− | + | その理念や普段の口調から冷酷そうな雰囲気を持っているが、実は極めて柔軟なものの考え方のできる人物で、しかも一見ナンセンスな「意地」という非合理的な情緒も解するという人格者でもある。彼女の(物語当初の)理念は、決して支配欲や名誉欲、地位といったものが目的ではなく、あくまでもオーブのため、という私心のないものだったため、合理的なものの考え方をする一方、[[カイト・マディガン]]を「いい男だ」と評するなど(これは女性的な意味ではなく、人間としての評価とする意見もあるが)、人を見る目もある。[[ハマーン・カーン]]同様の女傑ではあるが、男女関係のもつれから転じた彼女と異なり、男女の機微も理解する大人の女性として描かれている。 | |
== 登場作品と役柄 == | == 登場作品と役柄 == | ||
+ | ;[[機動戦士ガンダムSEED ASTRAY]] | ||
+ | : | ||
== 人間関係 == | == 人間関係 == | ||
;[[ロンド・ギナ・サハク]] | ;[[ロンド・ギナ・サハク]] | ||
− | : | + | :同じ遺伝子から生まれた双子の弟。当初は同じ信念のもと行動していたが、ギナの死後は徐々に考えを変えていったミナに対し、[[カーボンヒューマン]]として蘇った彼はその妄執から脱することができなかったため、最終的には対決することになった。 |
+ | ;[[コトー・サハク]] | ||
+ | :義父。 | ||
;[[ロウ・ギュール]] | ;[[ロウ・ギュール]] | ||
− | : | + | :[[Xアストレイ]]のパーツを造る際に彼からファクトリーの使用許可を求められる。その時のロウの何気ない一言が彼女を呪縛から解き放った。 |
;[[叢雲劾]] | ;[[叢雲劾]] | ||
:傭兵として戦うことはあったが、お互い「戦い」というものを極めて冷静に見ていたため、敵対するでもなく、かといって同調するわけでもなかった。 | :傭兵として戦うことはあったが、お互い「戦い」というものを極めて冷静に見ていたため、敵対するでもなく、かといって同調するわけでもなかった。 | ||
;[[ウズミ・ナラ・アスハ]] | ;[[ウズミ・ナラ・アスハ]] | ||
− | :[[オーブ連合首長国]] | + | :[[オーブ連合首長国]]の代表であったが、彼の理念には作品を通じて真っ向から反対していた。序盤と後半とではその理由が異なるが、いずれにせよ「民を守れなかった」というウズミに対しては極めて辛辣。 |
+ | ;[[カガリ・ユラ・アスハ]] | ||
+ | :当初は彼女の事を「何もできない小娘」と見下していた。<br />「天空の宣言」の後にオーブ本国がこの計画を黙認する立場をとった際は内心で彼女に感謝の意を示した。またカガリと[[ユウナ・ロマ・セイラン|ユウナ]]の結婚式にも出席している。 | ||
+ | ;[[ソキウス]] | ||
+ | :部下。 | ||
+ | ;[[ジェス・リブル]] | ||
+ | :「天空の宣言」の賛同者。その発表の際にもジェスの名を出し、「彼のように信念を持って生きてさえいれば世界は変わる」と説いた。 | ||
+ | ;[[カイト・マディガン]] | ||
+ | :ジェスが窮地に陥った際、彼に自らの愛機を貸し出すと共に「良い男」と評した。 | ||
+ | ;[[リーアム・ガーフィールド]] | ||
+ | :[[ジャンク屋組合]]の崩壊を事前に予測しており、彼にその事を伝えた。 | ||
+ | ;[[アグニス・ブラーエ]] | ||
+ | :カガリを拉致した[[フリーダムガンダム]]を追撃する彼の前に立ちはだかった。その後アグニスの話に耳を傾け、また「多くの人を救った英雄のはずのキラが何故カガリ個人の為だけに動いたのか理解できない」とする彼に対し「キラの事を理解できないのは、お前がキラの一面だけしか見ていないからだ」と諭した。 | ||
+ | ;[[サー・マティアス]] | ||
+ | :彼の死後、屋敷を訪れている。 | ||
== 名台詞 == | == 名台詞 == | ||
+ | |||
== 搭乗機体・関連機体 == | == 搭乗機体・関連機体 == | ||
− | ;[[ | + | ;[[ガンダムアストレイ ゴールドフレーム天ミナ]] |
− | : | + | :搭乗機。 |
+ | |||
<!-- == 商品情報 == --> | <!-- == 商品情報 == --> | ||
+ | |||
<!-- == リンク == --> | <!-- == リンク == --> |
2015年8月16日 (日) 21:26時点における版
ロンド・ミナ・サハク(Rondo mina Sahaku)
- 登場作品:機動戦士ガンダムSEED ASTRAY、その他ASTRAYシリーズ全般
- 声優:勝生真沙子
- 種族・性別:第一世代コーディネイター・女性
- 年齢:不詳
- 所属:オーブ連合首長国
- 役職・称号など:サハク家当主、オーブの影の軍神
- 主な搭乗機:ガンダムアストレイ ゴールドフレーム天ミナ
オーブ連合首長国の五大氏族の一つ、サハク家の当主。長く美しい漆黒の長髪に、刃物のような鋭い眼光を持つ美女。190cmはあろうかという長身を持ち、否応なく一目を惹く。
サハク家は優れた人物のみが継ぐものとされ、優秀な遺伝子を持つコーディネイターとして設計されて生まれたため、家門とは血縁関係にない。彼女にとって家族と呼べるものは同一の遺伝子から生み出された弟、ロンド・ギナ・サハクのみである。
彼女のみならずサハク家はウズミ・ナラ・アスハの謳う中立国家としてのオーブのあり方を「あいまいな態度」と評し、その意思を明確にしない方針を非常に嫌っていた。
そのため独自の外交ルートを利用して地球連合政府へ新型モビルスーツ開発を持ちかけ、一方でザフトへその情報をリークするなど二勢力間を死の商人として立ち回ることで、オーブ連合首長国を世界の根幹に組み込もうとした。
一方、ウズミ・ナラ・アスハはそうした世界への能動的な介入はいずれオーブを窮地に陥れるものとしてサハク家を糾弾し、その勢力を削ぐとともに自らは代表を辞して表向き責任を取った形でサハク家の思惑を潰すことになった。
初登場となる「ASTRAY」物語序盤では、自らが生み出された理由とおなじく、すなわち「世界は優れた一握りの者によって導かれるべきである」という理念を持ち、その強固な意志と、優れた能力で世界統一を画策。キラ・ヤマトを中心とした「歴史の表側」の物語に対し、「歴史の裏側」とでも呼ぶべき物語の中で暗躍する。
第一世代コーディネイターとして生み出されたその能力は非凡のさらに非凡なものがあり、戦闘用コーディネイターとして設計された叢雲劾ですら太刀打ちできないほどであった。しかし、幾多の戦いを経てさまざまな場面に遭遇し、そのたびに「世界とは一握りの人間が指揮するのではなく、多くの人々の上に成り立っている」という事実に少しずつ気づいていく。
最終的にはオーブ解放作戦によって故郷を追われた人々を軌道エレベーターアメノミハシラ内部へと匿うあいだ、偶然居合わせたロウ・ギュールの何気ない一言によって「国とは民であり、場所ではない」という結論に達する。
この結論によって「一握りの優れた人間によって支配される世界」という理念を捨て、「人は(他者の権利を侵害しない限り)自由になるべき」として、その理想の体現者として、人々の守り手となることを決意。後に「天空の宣言」と呼ばれる計画を全世界に向けて発表し、これに賛同する者達に対しての援助を約束した。
その理念や普段の口調から冷酷そうな雰囲気を持っているが、実は極めて柔軟なものの考え方のできる人物で、しかも一見ナンセンスな「意地」という非合理的な情緒も解するという人格者でもある。彼女の(物語当初の)理念は、決して支配欲や名誉欲、地位といったものが目的ではなく、あくまでもオーブのため、という私心のないものだったため、合理的なものの考え方をする一方、カイト・マディガンを「いい男だ」と評するなど(これは女性的な意味ではなく、人間としての評価とする意見もあるが)、人を見る目もある。ハマーン・カーン同様の女傑ではあるが、男女関係のもつれから転じた彼女と異なり、男女の機微も理解する大人の女性として描かれている。
登場作品と役柄
人間関係
- ロンド・ギナ・サハク
- 同じ遺伝子から生まれた双子の弟。当初は同じ信念のもと行動していたが、ギナの死後は徐々に考えを変えていったミナに対し、カーボンヒューマンとして蘇った彼はその妄執から脱することができなかったため、最終的には対決することになった。
- コトー・サハク
- 義父。
- ロウ・ギュール
- Xアストレイのパーツを造る際に彼からファクトリーの使用許可を求められる。その時のロウの何気ない一言が彼女を呪縛から解き放った。
- 叢雲劾
- 傭兵として戦うことはあったが、お互い「戦い」というものを極めて冷静に見ていたため、敵対するでもなく、かといって同調するわけでもなかった。
- ウズミ・ナラ・アスハ
- オーブ連合首長国の代表であったが、彼の理念には作品を通じて真っ向から反対していた。序盤と後半とではその理由が異なるが、いずれにせよ「民を守れなかった」というウズミに対しては極めて辛辣。
- カガリ・ユラ・アスハ
- 当初は彼女の事を「何もできない小娘」と見下していた。
「天空の宣言」の後にオーブ本国がこの計画を黙認する立場をとった際は内心で彼女に感謝の意を示した。またカガリとユウナの結婚式にも出席している。 - ソキウス
- 部下。
- ジェス・リブル
- 「天空の宣言」の賛同者。その発表の際にもジェスの名を出し、「彼のように信念を持って生きてさえいれば世界は変わる」と説いた。
- カイト・マディガン
- ジェスが窮地に陥った際、彼に自らの愛機を貸し出すと共に「良い男」と評した。
- リーアム・ガーフィールド
- ジャンク屋組合の崩壊を事前に予測しており、彼にその事を伝えた。
- アグニス・ブラーエ
- カガリを拉致したフリーダムガンダムを追撃する彼の前に立ちはだかった。その後アグニスの話に耳を傾け、また「多くの人を救った英雄のはずのキラが何故カガリ個人の為だけに動いたのか理解できない」とする彼に対し「キラの事を理解できないのは、お前がキラの一面だけしか見ていないからだ」と諭した。
- サー・マティアス
- 彼の死後、屋敷を訪れている。
名台詞
搭乗機体・関連機体