「ガンプラ」の版間の差分
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2012年12月12日 (水) 16:37時点における版
ガンプラ(Gunpla)
ガンダム・プラスチックモデル(Gundam Plastic Models)の略。
概要
株式会社バンダイが生産・販売している、機動戦士ガンダムシリーズのプラモデルを指す言葉。1980年、大ブームを引き起こし、小学生が開店前から並んで新製品を購入し事故になる他、社会問題化するほどに人気を博した。
金型設計から生産・出荷まで全てを日本国内で行っており、「ガンプラが無かったら日本の模型産業は終わっていた」とも言われるほどに、ガンプラが果たした貢献は大きい。
主なガンブラのシリーズ
ブーム全盛期には多種多様なガンプラが開発・発売されていたが、2012年現在は
- 入門層向けの「HG」
- 中~上級者向けの「MG」
- 「究極」を目指した「PG」
- 「リアル」を追求した「RG」
- 低年齢層向けの「BB戦士」
の5種類をメインに展開している。
- HG(ハイグレード)
- ガンプラ10周年記念企画として1990年に登場。1/100スケールや1/550スケールのHGモデルが過去に発売されていたが、現在は1/144スケール、カトキハジメによる監修等共通のフォーマットを備えている「HGUC・HGAUC」と、「機動戦士ガンダムSEED」以降の作品のプラモデルで採用された「HG ○○」(○○の中にはSEED、00等各作品の略称が入る)が主流。
多色成形のパーツとシールにより「塗装をしなくても完成する」手軽さが売りになっている。
通常の20m級MSの他にも、サイコガンダム、クシャトリヤ、フリーダムガンダム (ミーティア)、GNアーマーのような大型の機体もモデル化されており、ガンダム試作3号機のキットに至っては全長1メートル、お値段28,000円(税抜き)という超ド級モデルである。
また、差し替え変形で可変モビルスーツも数多くモデル化されており、完全変形にこだわらなければ手を出しても損はないだろう。
- MG(マスターグレード)
- ガンプラ15周年記念企画として1995年に登場。スケールは1/100。
HGが普及品の位置づけとすれば、MGは「こだわった高級品」というコンセプトのシリーズであり、内部フレームの再現、合わせ目の出にくい構造等、HGに比べ高い完成度を持っている。
当初は「究極のガンプラを作る!」というコンセプトの元、「最高グレードのガンプラ」という位置づけだったが、後にPGの登場により変更され、多くの機種がラインナップされる事となった。
- PG(パーフェクトグレード)
- ガンプラ20周年記念企画として2000年に登場。スケールは1/60。
ディテールや可動性にこだわった「究極のガンプラ」を目指したシリーズで、特に人気の高い主役機中心の展開になっている。
- RG(リアルグレード)
- ガンプラ30周年記念企画として2010年に登場。スケールは1/144。
MGやPGで培われた様々な技術の集大成として、各部にシリーズコンセプトである「リアル」を求める工夫が施されている。組立においては内部のフレームに装甲をはめていく実際の構造設定に近い設計がされており、各関節はガンプラの中でも最大級の可動域を実現している。
- BB戦士(びーびーせんし)
- いわゆる「SDガンダム」を対象としたノンスケールのガンプラシリーズ。名称の由来は当初スプリングを利用してBB弾を発射するギミックが存在していた為。
SD(スーパーディフォルメ)ということもあって小型のキットが多く、HGやMGに比べて低価格の傾向がある。また、低年齢層向けに独自の組み替えギミックが仕込まれている事や、主力展開シリーズでは唯一デフォルトで、パーツの切り離しにニッパーやヤスリ等の工具を必要としない「タッチゲート」方式が採用されているのも特徴。
関連作品と使われ方
- プラモ狂四郎
- クラフト団とやまと虹一による漫画で、ガンプラを語る上では外せない作品。
この作品で登場した「パーフェクトガンダム」「パーフェクトジオング」は後にプラモ化され、ゲーム作品にも登場する。 - プラモウォーズ
- ガンプラ甲子園
- 模型戦士ガンプラビルダーズ ビギニングG
模型戦士ガンプラビルダーズJ
模型戦士ガンプラビルダーズD - ガンダムブレイカー
- ガンプラを題材にした3Dアクションゲームで、テーマは「破壊」。「1/144ガンダム対1/60ガンダム」という変則マッチも行える模様。2013年発売予定。