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[[ガンダムNT-1]]に[[FSWS計画]]の一環として開発されていた「チョバムアーマー」を装着させた形態。 | [[ガンダムNT-1]]に[[FSWS計画]]の一環として開発されていた「チョバムアーマー」を装着させた形態。 | ||
− | アレックスのアーマーは、単純に装甲強化を行うフルアーマーとは異なり、その機能と構造から「チョバム(CHOBAM=Ceramics Hybrid Outer-shelled Blow up Act-on Materials=セラミックス複合外装による爆発反応材質) | + | アレックスのアーマーは、単純に装甲強化を行うフルアーマーとは異なり、その機能と構造から「チョバム(CHOBAM=Ceramics Hybrid Outer-shelled Blow up Act-on Materials=セラミックス複合外装による爆発反応材質)アーマー」と呼称されている。この装備は、破壊される事で衝撃を吸収し、本体へのダメージを軽減する事を目的とする。なお、実際のチョバムアーマーとは、旧世紀に開発されたNATO軍の戦車用装甲の一種で、英国のチョバム(CHOBHAM)地方で開発されたスペースド・アーマーやリアクティブ・アーマーの複合装甲であった。アレックスの開発地となった[[オーガスタ研究所|オーガスタ基地]]は北米東岸であり、地理的に[[ベルファスト基地]]に近かった事を考えれば、実際にチョバム地方出身の技術者が開発に携わっていたのではないかとする説もある。 |
アレックス本体は当初からフルアーマーオペレーションを想定しており、機体の機動性を損なわないよう、機体各所にスラスターやアポジモーターが増設され、レッグユニットにサブスラスターとプロペラントタンクを一体化したユニットを装着している。また、各部のスラスターはチョバムアーマーを装着した状態でも噴射可能であり、本機の機動性を損なうことなく耐弾性を確保している。 | アレックス本体は当初からフルアーマーオペレーションを想定しており、機体の機動性を損なわないよう、機体各所にスラスターやアポジモーターが増設され、レッグユニットにサブスラスターとプロペラントタンクを一体化したユニットを装着している。また、各部のスラスターはチョバムアーマーを装着した状態でも噴射可能であり、本機の機動性を損なうことなく耐弾性を確保している。 | ||
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:近接格闘用装備としてバックパックに2基を装備。型式番号Blash・XB-B-09。ビーム刃の発振部の形状が従来とは異なる新仕様とされている。非使用時はランドセル上部にマウントされ、そのコネクター部がブラッシュ社製だった事が発振部の形状変更の理由だったと言われている。 | :近接格闘用装備としてバックパックに2基を装備。型式番号Blash・XB-B-09。ビーム刃の発振部の形状が従来とは異なる新仕様とされている。非使用時はランドセル上部にマウントされ、そのコネクター部がブラッシュ社製だった事が発振部の形状変更の理由だったと言われている。 | ||
;腕部ガトリング・ガン | ;腕部ガトリング・ガン | ||
− | :左右の両前腕部に内蔵された90mm口径の射撃兵装。駆動部のフィールド・モーターが小型化され、内部スペースが確保された事で搭載が可能になった固定兵装。隠し武器としての性格が強く、装弾数も多くはないが、MSの装甲を容易に貫通する威力を有している。チョバムアーマー装着時には使用不可能。<br/>ただしガンプラ「MG 1/100 ガンダムNT-1 Ver.2. | + | :左右の両前腕部に内蔵された90mm口径の射撃兵装。駆動部のフィールド・モーターが小型化され、内部スペースが確保された事で搭載が可能になった固定兵装。隠し武器としての性格が強く、装弾数も多くはないが、MSの装甲を容易に貫通する威力を有している。チョバムアーマー装着時には使用不可能。<br/>ただしガンプラ「MG 1/100 ガンダムNT-1 Ver.2.0」では新たに腕部カバーが展開するギミックが追加されておりチョバムアーマー装着時でもガトリング砲の発射が可能となっている。後にゲーム『バトオペ2』においてもこのギミックを採用している。 |
;[[ビーム・ライフル]] | ;[[ビーム・ライフル]] | ||
:ビームの収束装置やユニットなどに独自のデバイスが用いられた専用ビーム・ライフル。性能や形状が独特のものになっている。ビーム発振器はボウワ社製だが、収束装置とハウジングはノーフォーク産業が担当。リボ―・コロニーでの最終調整に間に合わず、戦闘では使用される事はなかった。 | :ビームの収束装置やユニットなどに独自のデバイスが用いられた専用ビーム・ライフル。性能や形状が独特のものになっている。ビーム発振器はボウワ社製だが、収束装置とハウジングはノーフォーク産業が担当。リボ―・コロニーでの最終調整に間に合わず、戦闘では使用される事はなかった。 | ||
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:[[ガンダム試作1号機]]に対核処理を施された増加装甲(チョバムアーマー)を装着した形態。増加装甲の形状が本機のものに類似している。 | :[[ガンダム試作1号機]]に対核処理を施された増加装甲(チョバムアーマー)を装着した形態。増加装甲の形状が本機のものに類似している。 | ||
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2024年9月29日 (日) 00:32時点における最新版
ガンダムNT-1 (チョバムアーマー装着型) | |
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外国語表記 | Gundam NT-1 Chobam Armer |
登場作品 | 機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争 |
デザイナー | 出渕裕 |
スペック | |
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分類 | 汎用試作型モビルスーツ |
型式番号 | RX-78NT-1FA |
頭頂高 | 18.0m |
本体重量 | 40.0t |
全備重量 | 95.0t |
主動力 | 熱核融合炉 |
ジェネレーター出力 | 1,420kW |
スラスター総推力 | 216,000kg |
アポジモーター数 | 13 |
装甲材質 | ルナ・チタニウム合金 |
センサー有効半径 | 5,900m |
開発組織 | 地球連邦軍 |
所属組織 | 地球連邦軍 |
所属部隊 | G4実験部隊 |
主なパイロット | クリスチーナ・マッケンジー |
概要[編集 | ソースを編集]
ガンダムNT-1にFSWS計画の一環として開発されていた「チョバムアーマー」を装着させた形態。
アレックスのアーマーは、単純に装甲強化を行うフルアーマーとは異なり、その機能と構造から「チョバム(CHOBAM=Ceramics Hybrid Outer-shelled Blow up Act-on Materials=セラミックス複合外装による爆発反応材質)アーマー」と呼称されている。この装備は、破壊される事で衝撃を吸収し、本体へのダメージを軽減する事を目的とする。なお、実際のチョバムアーマーとは、旧世紀に開発されたNATO軍の戦車用装甲の一種で、英国のチョバム(CHOBHAM)地方で開発されたスペースド・アーマーやリアクティブ・アーマーの複合装甲であった。アレックスの開発地となったオーガスタ基地は北米東岸であり、地理的にベルファスト基地に近かった事を考えれば、実際にチョバム地方出身の技術者が開発に携わっていたのではないかとする説もある。
アレックス本体は当初からフルアーマーオペレーションを想定しており、機体の機動性を損なわないよう、機体各所にスラスターやアポジモーターが増設され、レッグユニットにサブスラスターとプロペラントタンクを一体化したユニットを装着している。また、各部のスラスターはチョバムアーマーを装着した状態でも噴射可能であり、本機の機動性を損なうことなく耐弾性を確保している。
登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]
- 機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争
- 初登場作品。第3話に組み立て途中の状態で登場し、続く第4話でケンプファーを迎え撃つべく出撃。チェーン・マインによってチョバムアーマーを破壊されるものの、機体本体に目立った損傷はなく、腕部ガトリング砲を使いこれを撃破した。
装備・機能[編集 | ソースを編集]
特殊機能[編集 | ソースを編集]
- チョバムアーマー
- 機体の全身を覆う程の増加装甲。被弾時に破壊される事で衝撃を吸収し、本体へのダメージを軽減する為の装備。
『0080』の劇中で、ケンプファーのチェーンマインの直撃を受け損壊するものの、アレックス本体はほぼ無傷[1]という高い防御性能を見せた。
なお、ガンプラ「SDガンダム BB戦士 ガンダムNT-1」及び「MG ガンダムNT-1 Ver.2.0」には商品オリジナル装備のヘッドギアが付属しており、後者ではチョバムアーマーを装着したままガトリング砲が使用できるよう、腕のチョバムアーマーに開閉ギミックが追加されている。
武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]
- 頭部バルカン砲
- 60mm口径の実体弾を射出する近接戦闘用の固定兵装。連邦製MSの標準兵装となっている。弾頭の形状や素材、炸薬が異なる新仕様だったとする説がある。
- ビーム・サーベル
- 近接格闘用装備としてバックパックに2基を装備。型式番号Blash・XB-B-09。ビーム刃の発振部の形状が従来とは異なる新仕様とされている。非使用時はランドセル上部にマウントされ、そのコネクター部がブラッシュ社製だった事が発振部の形状変更の理由だったと言われている。
- 腕部ガトリング・ガン
- 左右の両前腕部に内蔵された90mm口径の射撃兵装。駆動部のフィールド・モーターが小型化され、内部スペースが確保された事で搭載が可能になった固定兵装。隠し武器としての性格が強く、装弾数も多くはないが、MSの装甲を容易に貫通する威力を有している。チョバムアーマー装着時には使用不可能。
ただしガンプラ「MG 1/100 ガンダムNT-1 Ver.2.0」では新たに腕部カバーが展開するギミックが追加されておりチョバムアーマー装着時でもガトリング砲の発射が可能となっている。後にゲーム『バトオペ2』においてもこのギミックを採用している。 - ビーム・ライフル
- ビームの収束装置やユニットなどに独自のデバイスが用いられた専用ビーム・ライフル。性能や形状が独特のものになっている。ビーム発振器はボウワ社製だが、収束装置とハウジングはノーフォーク産業が担当。リボ―・コロニーでの最終調整に間に合わず、戦闘では使用される事はなかった。
- ハイパー・バズーカ
- 連邦軍で使用されているハイパー・バズーカ。スコープ付きの防楯を追加した専用タイプが用意されていたとされる。ライフルと同じく戦闘で使用される事はなかった。
- シールド
- オーガスタの開発陣が、チョバム・アーマーの構造を流用したものに耐ビームコーティングを施したシールド。ビームコーティングの基本レシピはのちのGPシリーズ等の一部の連邦系機体にも流用された。上部にはなぐり書きのような字体で「ALEX」の文字がマーキングされている。バズーカ、ライフルと同じく戦闘で使用される事はなかった。
対決・名場面[編集 | ソースを編集]
- 対ケンプファー
- 第4話より。ケンプファーに対し、接近戦を掛けようとするアレックスだったが、ケンプファーはチェーンマインで先制攻撃。アレックスの機体はたちまち爆炎に呑み込まれ、ミーシャは勝利を確信する。しかし、晴れた爆煙の中から現れたのはチョバムアーマーを破壊されながらもなお健在しているアレックスの姿だった。ミーシャは驚愕しながらも接近戦を仕掛けようとするが、アレックスはガトリング砲を展開し応戦。不意を突かれたケンプファーはたちまち蜂の巣となり、戦いは呆気ない形で終わりを迎えた。
関連機体[編集 | ソースを編集]
- ガンダムNT-1
- 素体。
- アレックス増加装甲試験型
- チョバムアーマーとは別にFSWS計画に従ったフルアーマー装備。
- ジム・キャノンII
- 装甲にチョバムアーマーのデータが生かされている。
- ガンダムTR-1[ヘイズル]
- リアアーマーの推進器にこの装備を改良した物を使用している。
- ガンダム試作1号機 (チョバム・アーマー装備)
- ガンダム試作1号機に対核処理を施された増加装甲(チョバムアーマー)を装着した形態。増加装甲の形状が本機のものに類似している。
- エンゲージガンダム 重装甲装備
- 装甲の脆さに課題があったエンゲージガンダムに、本機で運用された複合装甲を参考に開発された増加装甲を装着した形態。
商品情報[編集 | ソースを編集]
脚注[編集 | ソースを編集]
- ↑ V字アンテナの片側を損傷した程度。