「ズゴックS型」の版間の差分
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2023年12月13日 (水) 21:28時点における版
ズゴックS型 | |
---|---|
外国語表記 | Z'gok S type |
登場作品 | 機動戦士ガンダム |
デザイナー | 大河原邦男 |
スペック | |
---|---|
別名 | ズゴック指揮官型 |
分類 | 指揮官用水陸両用量産型モビルスーツ |
型式番号 | MSM-07S |
頭頂高 | 18.4m |
本体重量 | 65.1t |
全備重量 | 96.4t |
主動力 | 熱核融合炉 |
ジェネレーター出力 | 2,480kW |
スラスター総推力 | 83,000kg |
装甲材質 |
|
開発組織 | MIP社 |
所属 | ジオン公国軍 |
主なパイロット | ジオン兵 |
概要
指揮官用にズゴックの性能を向上させたマイナーチェンジモデル。熱核反応炉の出力向上と運動性のか医療、装甲の材質変更などの改良が施されている。
シャア・アズナブルの専用機が特に有名だが、このタイプは実質的にズゴックの後期生産型であり、一般機からこちらに生産がシフトしており、同時期に生産された機体は基本的にすべて同じスペックを持つ。これは、ズゴックにさらなる高性能化を予感させるものであったが、他の機体との作戦行動時の連携や生産性の確保においては、他の機体との性能差や部品共有率の低さなどが問題となっており、主に操縦系を抜本的に見直した統合整備計画に基づき、さらなる性能向上機としてズゴックEが開発され、その時点で生産を終えた。
登場作品と操縦者
- 機動戦士ガンダム
- 出典元。上記の通り当初は一般機と区別はされておらず、書籍やガンプラなどでシャア専用機がS型とされてきた。
装備・機能
特殊機能
- フレキシブル・ベロウズ・リム
- 公国軍系の水陸両用モビルスーツに特徴的な装備。通常型MSと違い、自由度の高い複数の関節で構成されている。機種によっては新宿し、より抵抗の少ない巡航形態を取れるものもあった。
武装・必殺攻撃
- アイアン・ネイル
- ズゴックの近接戦闘用の武装。機体運用の問題からオプション兵装の携行が困難であったため、斬撃武装の代替案として装備されたが、実戦においては打突や斬撃で有効に機能した。開閉機構を使ってマニピュレーター並の作業をこなす熟練パイロットもいたとされる。
- メガ粒子砲
- 両腕に1門ずつ装備。ビーム兵器の実用化に後れを取っていた公国軍は、水陸両用機において熱核融合炉の冷却機構に水冷構造を採用することでビーム兵器の実用化及び量産化に成功した。ゴッグで標準装備となったメガ粒子砲は、ボディユニットの固定装備であったが、ズゴックは腕部に装備することで使い勝手を飛躍的に向上させている。
- 240mmロケット弾(240mmミサイル)
- ズゴックが頭部に六基装備する通常火器。発射管はある程度の与圧も可能であり、機能的には魚雷発射管としても使用でき、同企画の魚雷も計画されていたとされる。耐圧深度はさほど深くはなく、基本的には上陸、あるいは浮上した上で射出した。
ミノフスキー粒子散布下でも光学計測や赤外線、磁気センサーなどはそれなりの精度で利用できた。
対決・名場面
関連機体
- ズゴック
- 原型機。通常の一般機で、後にS型への生産に切り替えられた。
- シャア専用ズゴック
- 専用のカラーリングに塗られているS型。
- ズゴックE
- 本機の操縦性・運用性を改善する目的で統合整備計画で開発された後継機。