アレンビー・ビアズリー
アレンビー・ビアズリー(Allenby Beardsley)
- 登場作品:機動武闘伝Gガンダム
- 声優:日高奈留美
- 性別:女
- 所属:ネオスウェーデン
- 階級:少尉
- 役職・称号など:第13回ガンダムファイト・ネオスウェーデン代表
- 主な搭乗機:ノーベルガンダム、ウォルターガンダム
- キャラクターデザイン:島本和彦(原案)、逢坂浩司(クリンナップ)
ネオスウェーデンのガンダムファイター。幼少時に両親を亡くして以来、軍施設で育てられ、ガンダムファイターになるべく、英才教育を受けていた。大会中も身体のメンテナンスが日常的に行われ、精神状態にいたるまでを管理されており、そんな窮屈な生活を嫌い、時々夜中に抜け出しては遊び歩いていた。そんな折、ゲームセンターでドモン・カッシュと出会い、バーチャル格闘ゲームで対戦してゲームとはいえドモンと互角に戦うほどの腕を見せつける。孤独な生い立ちと理解者のいない境遇が影を落としており、ドモンと出会うまでは半ばやさぐれていたが、ドモンたちとの交流を通じて純粋にファイトを楽しもうという心持地に至り、本来の素直で明るく元気な性格が表れていく。
ガンダムファイト本選ではバーサーカーモードで暴走させられるも、魂のこもったドモンのこぶしの一撃を受けたことでバーサーカーモードから解放され、最後の力を振り絞って拳の一撃を互いに突き合せた末、力尽きて敗北する。 その一軒が縁でドモンと行動を共にするようになり、孤独な境遇で育つという共通点もあって武道家として意気投合する。そして戦いの中で徐々にドモンに好意を寄せていくが、本人は気付いていない。本人に悪意はないものの、裏表のない明け透けな態度で大っぴらにドモンと付き合っていたためにレイン・ミカムラに何度もやきもちを焼かれている。
DG細胞に侵蝕され、ウォルターガンダムに搭乗した際には、レインの登場するライジングガンダムと交戦する中で、バーサーカーシステムで暴走させられるままに自身の胸の内を激白した。最後に彼女の放った「必殺必中・ライジングアロー」で機体を破壊され、救出される。最後はレインの事を考えて身を引き、ドモンがレインに告白する後押しをした。
劇中、ドモンが発した「ネズミ」の一言にレインと共に悲鳴を上げるシーンがあったが「ネズミの方が君におびえて逃げ出すよ」と突っ込みたかった視聴者は多いはず。
登場作品と役柄
人間関係
- ドモン・カッシュ
- ネオ・ジャパンのガンダムファイター。ファイトをきっかけに好意を寄せるが、レインの事を思って身を引く。
- レイン・ミカムラ
- ドモンのパートナーで、かつての恋敵。DG細胞に侵蝕されたアレンビーを救った。
名台詞
- 「あそこの屋台の中華まんさ、一口食べただけで『うーまーいーぞー』って叫ぶおじいさんがいてさぁ…」
- いわずと知れた「ミスター味っ子」の味皇のパロディ。なぜガンダムと味っ子?と思われるかもしれないが、実は監督の今川泰宏氏はアニメミスター味っ子の監督も歴任されていた。監督繋がりのネタである。
- 「どうしてレインの気持ちをわかってあげないの?いい?自分の愛する人を、自分の父親が不幸な目にあわせてしまった。」
「レインの心の奥は、そんなあなたへの罪の意識でいっぱい。それであんなガンダムで、心を閉ざしちゃったのよ!」
「だから!レインの心の扉を開くのに、絶対に効く呪文を教えてあげる。それは『好きだ』って一言。」
「ねぇ、今までレインに好きだって言ってあげたことある?」 - デビルガンダムのコアとなって取り込まれたレインに拒絶され、困惑するドモンに。女心のわからない彼に、女性目線でのアドバイスを送る。これまで拳を合わせれば分かり合える戦いだけを繰り返してきた彼にとって、新しい「わかりあう方法」を示した。
- 「でないと私、ドモン以外の人、好きになれないよ…」
- ドモンの心の中にいるのがレインであることを確信し、自分は代わりになれないと身を引くシーン。最後に想いを口にし、目に涙を浮かべながらも笑顔でドモンを後押しする姿に胸を打たれた男性ファンは数多い。