概要
本来はコロニー解体業者である「鉄モグラ団」の団長マック・ストームの専用ミキシングビルドモビルスーツ。胸部に大量の手榴弾を格納しているが、マックは爆発物の威力や方向を完全にコントロールする技術を持ち、これによってコロニーを破壊する事無く爆発物を使用する事が出来る。
ゾックを芯にグスタフ・カールの脚部装甲を腕部に使うなど、複雑な合成で成り立った機体であるが、その中で最も目を引くのが胴体中央に装備されているガンダム試作2号機のラジエータ・シールドである[1]。宇宙世紀0170年代の装甲としては尋常ならざる防御力を誇っており、爆発物を扱うというマックの戦闘スタイルと相まって、本機の戦闘力を大きく上げる事に成功している。
登場作品と操縦者
- 機動戦士クロスボーン・ガンダム DUST
- 第48話に登場。アッシュ・キングのスカウトに反発したマック・ストームがこの機体でアッシュのアンカーV2と戦闘を繰り広げた。爆発物の扱いに長けたマックの爆撃によって優位に立つが、一瞬の隙を突かれる形で敗北し、大破した。その後マックはガンダムF89に乗り換えており、その際にヴェルダンの胸部シールドを装備している。
装備・機能
武装・必殺攻撃
- ハンマー
- 先端に鉄球が取り付けられたシンプルな構成の打撃系武器。
- 腕部クロー
- ガザDの脚部クローを転用したクロー。ハンマーを携行するのみならず、爆発物を掴んで投げる等の細かい操作が可能。
- 手榴弾
- 胸部に収納されている手投げ弾。本機の主兵装であり、重装甲の中に大量に隠し持っている。
- 爆発の威力や方向をコントロールする事で爆発範囲を限定させ、コロニー内であってもコロニーを破壊する事なく使用出来る。これはマックがコロニー解体で培ってきた「技術」であり、本人曰く誰にも真似出来ないと言われている。
対決・名場面
関連機体
- ゾック
- ベース機。装甲の追加やコンセプトの変化によって印象が大きく異なる。
- ギラ・ズール/グスタフ・カール/ガザD/ゼク・ツヴァイ/ガンダム試作2号機
- ミキシングにパーツが使用されている機体群。ただしガンダム試作2号機についてはレプリカである事が示唆されている。
リンク
脚注
- ↑ オリジナルではなくデータから複製されたレプリカであるが、対核爆性能を持つかは定かではない。