概要
『DUST』におけるファントム。基本的な部分は変わらないが、区別のために「V2(ヴァージョン2)」と呼ばれる。ゴーストガンダムの姿からコーティングが剥がれたため元の姿に戻った形となっているが、大腿部スラスターなどはそのままである。15年間宇宙空間を漂っていたためにミノフスキードライブを初めとした機能が低下しており、多くの武装が失われたままとなっている。目覚めた後も地球圏にはまともに整備出来る所が無いために、『ゴースト』の頃に比べて全体的な性能が75%までに低下している。それでも宇宙戦国時代においては圧倒的な性能を誇っている。後にフォントとベルナデットがキュクロープスに参入した際に現代の技術により元の状態に修復完全再現された。
登場作品と操縦者
- 機動戦士クロスボーン・ガンダム DUST
- 引き続きパイロットはフォントで、サポートにハロロが載っている。キュクロープスと無敵運送の戦いに介入し、アーノルド・ジルベスターを救出。その一方で無敵運送側にも密かに助力している。長く戦い続けていたせいで性能が以前より低下していたが、フォントがキュクロープスに参入した際に解析と修復が行われ、外観上は以前のファントムとほぼ同じ姿を取り戻している。
装備・機能
特殊機能
- ファントムライト
- 本機のミノフスキードライブに付けられた名称で、全身から「光の翼」を展開する。収束が不安定な状態の余剰エネルギーをIフィールドで強引に抑え込もうとしている為、余計に不安定になっており、まるで炎のように揺らめいている。最大出力ならば重MSすら易々と振り回せる程のパワーを発揮できるが、連続使用は5分間が限度である。「蜃気楼鳥」形態時では3分ほど時間を延長可能。終了後はオーバーヒートで一時的に動けなくなり、機体内温度も急激に上昇する。ちなみに、本機の「光の翼」が攻撃や防御に使用できるかは不明。
- Iフィールド
- 「光の翼」を抑え込む為、全身に組み込まれている。本来は戦闘での使用を目的として組み込まれた訳ではないのだが、「Iフィールドの鎧」ならぬ「Iフィールドの嵐」と表現される程強力である為に敵からのビーム攻撃のほとんどを無効化できるだけの防御力を本機に与えている。「蜃気楼鳥V2」形態時にはこれを一種のバリアとする事で本機の大気圏内における飛行性能を向上させる役割を果たす。
- 変形
- 「蜃気楼鳥V2」に変形可能。
武装・必殺攻撃
- ノーズローター
- 新たに左腕部に装着される武装。デスフィズの物を参考にして開発された。先端部に3基のビーム発生器を内蔵しており、ビーム・サーベルやビーム・バルカンとして使用できる。「蜃気楼鳥V2」形態では機首部に装着され、プロペラのように回転している。無論、この武装もファントムライト使用時にはビームが燃えているかのように揺らめく。どのように入手したかは不明となっている。
対決・名場面
関連機体
- ファントム、ゴーストガンダム
- 原型機。
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