ベルチーノ
ナビゲーションに移動
検索に移動
ベルチーノ | |
---|---|
登場作品 | 機動武闘伝Gガンダム |
声優 | 飯塚昭三 |
プロフィール | |
---|---|
種族 | 人間 |
性別 | 男 |
出身 | ローマ |
職業 | 警察官 |
所属 | ローマ市警 |
階級 | 警部 |
概要[編集 | ソースを編集]
ネオイタリアのローマ市警に務めている警部。ネオイタリア代表ファイターであるミケロ・チャリオットのマフィアが牛耳る街の治安維持に奮闘している。
宇宙に住む人々が地球の住民を考慮する事なく、長きにわたって地球上でガンダムファイトによる破壊行為をし続けている事から、ガンダムファイトやガンダムファイターに対し激しい憎悪を抱いている。そのため、ガンダムファイトの開催年には、街の破壊を未然に防ごうと街を訪れたファイターを見つけ出し追い出す事に躍起になっている。
登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]
- 機動武闘伝Gガンダム
- 初登場作品。第1話のゲストキャラとして登場。作中においてガンダムファイトに対し嫌悪感を抱く人物を象徴するキャラクターとして描かれると共に世界観の解説役も担った。
スペイン広場に落下したブッドキャリアーを調査した後、持ち主であろうドモンを見つけ出し尋問。レインが身元引受人として現れたため渋々釈放するも、ドモンがソフィアを人質に取ったミケロにファイトを挑むと知り、ミケロを殺害してファイトを未然に防ごうとした。しかし狙撃に失敗し、ドモンとミケロのファイトを阻止する事にも失敗したため、怒りに身を任せて生身でミケロのネロスガンダムに挑もうとする。その際、相手のビームが直撃しそうになったところをドモンに助けられ、ファイト後、ファイトに敗れたミケロの逮捕に成功。街を去りゆくドモンにピザを送り、黙って見送った。 - 機動武闘伝Gガンダム (コミックボンボン版)
- Round 1にて登場。TV版と同様にドモン達を街から追い出そうとするが、その最中、ミケロ一味がソフィアを人質に取ったため現場に急行。ミケロが人質を盾にしてドモンに一方的なファイトを始めたため、ソフィアを捕らえていたレテを警官総出で取り押さえてソフィアを救出。ドモンを勝利へと導き、ファイトに敗れたミケロを逮捕した。ファイト後は街を立ち去るドモンと互いに憎まれ口を叩きつつも子供達と共にその後を見送った。
- 超級!機動武闘伝Gガンダム
人間関係[編集 | ソースを編集]
- メジナ
- 相棒の刑事。ベルチーノと同様、地球環境を考慮しない宇宙の人々に対し不快感を抱いている。
- ドモン・カッシュ
- ネオジャパンのガンダムファイター。ガンダムファイトによる街の破壊を未然に防ごうと、法規スレスレの尋問を行うなど彼をあの手この手で街から追い出そうとした。和解こそしなかったもののファイト中に助けられた恩もあってか、彼が街を去る際には黙って見送った。
- ミケロ・チャリオット
- ネオイタリアのガンダムファイター。マフィアと共に街を牛耳り、さらにはガンダムで街を破壊する横暴さに怒りを募らせていた。最終的にドモンとの戦いに敗れファイター失格となったため、身柄を捕らえる事に成功している。
- ソフィア
- ローマの街に住む戦災孤児の1人。ミケロに人質に取られた際に「人質を助けるのはこのワシの役目」と公言したものの実際には建前であり、救出よりもミケロの狙撃を優先するほどガンダムファイターへの憎悪を露にした。しかしドモンに助けられた彼女に自分達の境遇を語る際の表情は柔らかなものだった。
- ストーカー
- 『Gガンダム』の語り部。第2話からはベルチーノに代わってガンダムファイトや世界観の説明役を担った。
名台詞[編集 | ソースを編集]
- 「宇宙のコロニーの全面戦争を避けるために、ファイトと称して、コロニー各国が代表のガンダムを地球へ送り出し闘わせる。そして…闘って!闘って!闘い抜いて!勝ち残ったガンダムの国が、一方的に宇宙の権利を握るんだと…!」
「ふざけやがってぇぇぇ…ッ!地球をゲーム板のようにしか考えてやがらねぇ…!だがな…ここに残った連中はどうなる…?」 - 『G』第1話より。ガンダムファイターへの恨みを露にするベルチーノに対し、自身を助けてくれたドモンを擁護するソフィア。その彼女にベルチーノはガンダムファイトの実態を教える。それは宇宙を支配するための道具として地球が扱われているという不条理な世界だった。ここでの世界観の解説は第2話~第5話でもストーカーによってニュアンスを変えながら語られる事になる。
- 「俺が、お前くらいの頃だ…」
「あの日…俺達を残して勝手に宇宙へ上がっていった奴ら…。あの時よく分かったよ…。俺達は見捨てられた、人間だってなぁ…」
「だがな…これ以上この地球を…俺達の生まれた街を!バカにされてたまるかァ!」 - 上記の続き。回想シーンが流れ、宇宙へと上がるコロニーと移民船団の数々を見上げる幼き日のベルチーノが映る。それから幾年も経ち、宇宙に住む人々が悠々と営みを続けている間、荒廃した地球に残された自分達は必死に日々を生きている。だからこそ地球に住む者としての意地を見せようとしたのだろう。ネロスガンダムの前に躍り出たベルチーノだったが、その瞬間、放たれたビームが彼を襲う。しかし、ビームが当たる寸前、シャイニングガンダムの腕が彼を庇った。あれほど憎しみをぶつけたにも関わらず自身を庇うドモンにベルチーノは唖然とする。
- 「ガンダムファイター!ドモン・カッシュ!約束したピザだ!」
- ファイト後、夜明けの街を去ろうとするドモンにピザの箱を投げ渡した際に。拘留中に「ガンダムファイターだって白状したら(ピザを)食わせてやる」と尋問した事を踏まえて、助けられた借りとして渡したのだろう。ドモンは何も言わず、ただ笑顔で受け答えた。
- 「ガンダムファイトの夜明けか…。また嫌な一年が始まりやがった……」
- 『G』第1話の締めを飾る台詞。朝日に向かって歩き出すドモンと、朝日に背を向け淡々と煙草に火をつけるベルチーノ。ガンダムファイトの光と影を表すかのような『G』を象徴するシーンである。
搭乗機体・関連機体[編集 | ソースを編集]
- 狙撃銃
- ドモンを確保する際やミケロの狙撃に用いたスコープ付きの狙撃銃。形状を見るに「スプリングフィールド M14」だろうか。