レイフ・エイフマン
レイフ・エイフマン | |
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外国語表記 | Raiph Eifman |
登場作品 | 機動戦士ガンダム00、機動戦士ガンダム00N |
声優 | 土師孝也 |
デザイナー | 高河ゆん |
プロフィール | |
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種族 | 人間 |
性別 | 男 |
生年月日 | 西暦2234年6月29日 |
年齢 | 73歳 |
髪色 | グレー |
髪型 | ロング(肩にかかるくらいの長さ) |
瞳の色 | 黒 |
職業 | 教授、科学者、技術者 |
所属組織 | ユニオン |
所属部隊 | 対ガンダム調査隊 ⇒ オーバーフラッグス |
役職 | 技術主任 |
概要[編集 | ソースを編集]
世界中に有名なユニオンの技術者でビリー・カタギリやリーサ・クジョウの恩師。さすがに杖をついていることもあるものの、73歳ながら一切腰が曲がっておらず軍の現場に積極的に顔を出すなど老いを感じさせない風貌。材料工学や機械工学に詳しく、劇中でもその技術力と洞察力を様々な場面で発揮している。ユニオンのMSWADの前身である対ガンダム調査隊に技術主任として招聘された際には「上層部(うえ)はそれだけ事態を重く見ているということだ」と評されたほか、ダリル・ダッジはエイフマンのチューン機体が採用されると聞いて歓喜の声を上げるなど、技術面全般で高い評価を持つことが伺える。
彼の手腕が発揮された事例として、手ずからチューンしたグラハム専用ユニオンフラッグカスタムは新素材や試作段階の武装を惜しげもなく採用し、出来上がったものはグラハム・エーカーしか使いこなせないほどの改造が施されているなど、後述する彼の要望に完璧に応えたチューンアップをしてみせた。
さらに、独自に調べたGN粒子の資料からGNドライヴ自体の研究を進め、木星のような高重力下の環境のみでしか作れない代物であることを解明し、遂には「この永久機関は、紛争根絶ではないイオリア・シュヘンベルグの真の目的を達成するために作られたもの」であるという結論にまで至り、断片的な情報から得られた推察を手書きのメモに残していた。ヴェーダを介してそれを知ったリボンズ・アルマークは彼の抹殺を進言し、アレハンドロ・コーナーの指図でチームトリニティの攻撃により死亡した。
わずかな手がかりからGNドライヴとGN粒子の正体、イオリアの真の目的が紛争根絶ではないことに正確に近づき、リボンズに抹殺という最終手段をとらせ、死してもなお遺した手書きのメモがトランザムシステムの再現に貢献するなど、作中でも屈指の技術者・科学者であることが伺える。
登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]
- 機動戦士ガンダム00 (1stシーズン)
- 第3話での対ガンダム調査隊の設立に伴って初登場。新鋭機であるフラッグをさらに強化して同調査隊や後身であるオーバーフラッグスの戦力向上に大きく貢献したほか、謎多きソレスタルビーイングとガンダムの真相に最も近づいていたが、それ故に「あなたは知りすぎてしまった」というメッセージを送られ、MSWAD本部を襲撃されて殺害されてしまう。
- 機動戦士ガンダム00N
- 第15回にてビリーが教授が残した手書きのメモを発見する経緯が語られている。
人間関係[編集 | ソースを編集]
ユニオン[編集 | ソースを編集]
ソレスタルビーイング [編集 | ソースを編集]
- スメラギ・李・ノリエガ
- かつての教え子。AEU時代の事件を気にしていた模様。
- チームトリニティ
- レイフ殺害の実行者。
監視者[編集 | ソースを編集]
- リボンズ・アルマーク
- イオリアの真の目的を知ったレイフを抹殺するよう進言した。
名台詞[編集 | ソースを編集]
- 「おそらく、火器にも転用されているじゃろうて…恐ろしい男じゃ。わしらより何十年も先の技術を持っておる。」
- 『00』1stシーズン第3話の初登場時に。ガンダムの隠密性、機動性などの高すぎるスペックを世界中が注目していることを印象づける。
- 「ほう?無茶を言う男じゃ」
- 上記の続き。「ガンダムを捕獲したい」という意見に同感したグラハムにフラッグのチューンの希望を尋ねたところ「パイロットへの負担は無視してくれ」「1週間で仕上げてくれ」と無茶な注文をつけられて。視聴者も全く同じ意見だったと思われるが、エイフマン教授はむしろ不敵にニヤリと笑った。そのくらいの気概があるパイロットでなければ面白くないと言わんばかり。そうして希望通りに仕上がったカスタムフラッグは、最大加速旋回時に12Gというグラハムが吐血するほどのムチャクチャな仕上がりを見せた。いくらそういう無茶なリクエストだからといって、パイロットの負担を本当に無視してしまう無茶なお人だったりする。
- 「やめておけ」
「わしは麻薬などというものが心底嫌いでな…。焼き払ってくれるなら、ソレスタルビーイングを支持したい」 - 上記の続き。基地から程近いタリビアにアレルヤ・ハプティズムの駆るガンダムキュリオスが出現したとの報を受け、出撃に色めき立つグラハムへ。クスリ、ダメ。ゼッタイ。
- レイフ「げに恐ろしきはイオリア・シュヘンベルグよ。2世紀以上も前にこの特殊粒子を発見し基礎理論を固めていたのだからな」
ビリー「そのような人物が戦争根絶なんていう夢みたいな事を何故始めたのでしょうか?」
レイフ「紛争の火種を抱えたまま宇宙に進出する、人類への警告。そうわしは見ておるがな」 - 『00』1stシーズン第11話より、GN粒子の解析を終えた研究室で、ビリー・カタギリとの会話中に。なんとこの時点でイオリア・シュヘンベルグの計画の大部分を見抜いていた。恐るべき慧眼だが、結果として「知りすぎた」ためにトリニティに始末されてしまう…。
- (私の仮説通り、ガンダムのエネルギー発生機関がトロポジカルディフェクトを利用しているなら、すべてのつじつまが合う。ガンダムの機体数が少ない理由も、200年以上の時間を必要としたことも……。あのエネルギー発生機関を作れる環境は木星……)
(……!120年前にあった有人木星探査計画……!?あの計画がガンダムの開発に関わっておったのか…?)
(だとすれば、やはりイオリア・シュヘンベルグの真の目的とは『戦争根絶』などではなく……!) - 『00』1stシーズン第17話より、PCを前にしながらの独白。この時点でGNドライヴのほぼすべてが解き明かされており、ソレスタルビーイングが秘密裏に行ってきた様々な活動さえも暴かれつつあった。そして彼がたどり着いた「イオリアの真の目的」は「人類の変革」そして「来たるべき対話」であるところにまで手がかかっていた。しかし世界の統一にはまだ遠く、ソレスタルビーイングはまだまだ世界の敵とならなければならなかった。イオリア・シュヘンベルグを「恐ろしい男」と称しながらも、ほぼ手探りの状況から全貌を暴いてしまうレイフマン教授の頭脳もまたイオリア・シュヘンベルグに勝るとも劣らないものであったことが伺える。しかし、これまでの思案が確信に変わったその瞬間、目の前のモニターに「You have witnessed too much... (あなたは知りすぎた)」の文字が浮かび上がった……
- 「まさか…狙いはこの私か!」
- ソレスタルビーイングの武力介入は地ならしの段階に過ぎず、まだこの時点ではイオリア計画の真の目的を知られては都合が悪かった。200年前の天才が生み出した計画の本質に到達するまさにその瞬間、今代不世出の天才の命運も尽きたのだった。
搭乗機体・関連機体[編集 | ソースを編集]
- グラハム専用ユニオンフラッグカスタム
- グラハム・エーカーの要望を受けユニオンフラッグをわずか1週間で改修。彼の要望に応えて改修された機体は、パイロットの腕も相まってガンダムに対抗しうる高性能を獲得した反面、パイロットへの負担を無視したとんでもない機体になった。
- オーバーフラッグ
- グラハム専用フラッグカスタムを参考に、安全性を重視して「オーバーフラッグス」のフラッグ十四機を改修。
- マスラオ / スサノオ
- 直接は関わっていないが、彼が遺した資料をもとにビリー・カタギリが擬似的なトランザムシステムの実装に成功。
- ブレイヴ指揮官用試験機 / ブレイヴ一般用試験機
- 搭載されている機体制御OSの名称が「LEIF (レイフ)」であり、スペルは違うものの教授に肖った命名である可能性がある。