「オデュッセウスガンダム」の版間の差分

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== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[アナハイム・エレクトロニクス社]](以下AE社)が開発した試作型[[モビルスーツ]]
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[[アナハイム・エレクトロニクス社]]が開発した試作型[[モビルスーツ]]。
機体名称の「オデュッセウス」はギリシャ神話の英雄であり、彼がトロイア戦争に出征して故郷へ帰るまで20年放浪した故事と、本機のロールアウト年(U.C.0104)がAE社がガンダムタイプを開発開始して20年目な事から命名された<ref>同時に、モビルスーツに[[ミノフスキークラフト]]を搭載するまでに20年の歳月がかかった事にかけたものである。</ref>
 
  
機体そのものは第2世代MSに近いが、装備の追加による運用を前提としており、背部にはその為のラッチが存在し、肩関節部と股関節部にはパーツの装着時に左右に広がる機構が設けられている。他の[[MS]]よりも大型のサイズになっているが、オプション装備を装着する事で更に大型化する。追加装備は[[ペーネロペー|フライト・ユニット]]とアルゴス・ユニットの2種類が存在するが、装備を追加しない状態でも十分戦闘に耐えうる高性能機である<ref>ゲーム『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス フルブースト』では腕部のコンポジット・ウェポン・ユニットを駆使して戦っている。</ref>
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機体名称の「オデュッセウス」は叙事詩「オデュッセイア」に登場するギリシャ神話の英雄であり、彼がトロイア戦争に出征して故郷へ帰るまで20年放浪した故事にアナハイム製ガンダム20年目の機体である事とモビルスーツに[[ミノフスキークラフト]]を搭載するまでに20年の歳月がかかった事を掛けて命名された。
  
小説『閃光のハサウェイ』には登場せず、カレンダー「ANAHEIM ELECTRONICS GUNDAM HISTORY 2002 CALENDAR」で「オデュッセウスガンダム」と命名されて、設定が公開された。(PS用ソフト『SDガンダム GGENERATION-F』に『閃光のハサウェイ』が参戦した際にデザイン自体はあった。)同カレンダーにおいて、オデュッセウスガンダムとフライトユニットが合体した形態を[[ペーネロペー]]と呼称とすると設定した。また、アルゴス・ユニットと呼ばれるビット兵器装備のユニットが開発中との文芸設定も追加されたが、2019年現在デザインは起こされていない。
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ユニット換装による運用を前提としており、背部にはその為のラッチが存在し、肩関節部と股関節部にはパーツの装着時に左右に広がる機構が設けられているが、オデュッセウスガンダム自体も十分に実戦に耐えうる高性能機となっている。
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サイズは他のMSよりも大型になっているが、オプション装備を装着する事で更に大型化する。追加装備は大気圏内飛行用<ref>オデュッセウス単独での飛行も可能とする資料もある。</ref>のフイックスド・フライト・ユニットと、ビット運用に重点を置いたアルゴス・ユニットの2種類が存在する。前者の装着形態は「[[ペーネロペー]]」の名称で呼称され、後者については現段階でユニットが開発中となっている。
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
;[[機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ]]
 
;[[機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ]]
:前述の通り、原作小説の時点では機体設定が存在していなかったため、作中には登場しない。<br/>ただ、原作小説の下巻 (125ページ)では、マフティの空爆により損傷したペーネロペーからフライング・フォームを維持する時のミノフスキー粒子を発生させるユニットを外して調整していたと、ペーネロペーに素体がある事を示唆している記述が見られる。
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:原作小説の時点では機体設定が存在していおらず、作中には登場しない。ただし、原作小説下巻123~125ページには、損傷した[[ペーネロペー]]が調整の際に外装の一部、フライング・フォームを維持する時のミノフスキー粒子を発生させるパーツを外したという記載があり、これが後述するペーネロペーのリデザイン時に設定されたFFユニットの設定に繋がったと思われる。
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:劇場用デザインでも、FFユニットの分離ギミックが再現されている。
 
;[[SDガンダム GGENERATIONシリーズ]]
 
;[[SDガンダム GGENERATIONシリーズ]]
:『F』に『閃光のハサウェイ』が初参戦した際、機体デザインが設定された。
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:『F』において[[ペーネロペー]]のデザインがリファインされた際、機体デザインが設定された。フライト・ユニットとの合体・変形機構についても新規に書き起こされている。ただしゲーム本編に実装されたのはペーネロペーのみであり、データ図鑑でも本機についての説明は一切無し。以降のシリーズにおいてもペーネロペーのみの実装に留まっている。
 
;ANAHEIM ELECTRONICS GUNDAM HISTORY 2002 CALENDAR
 
;ANAHEIM ELECTRONICS GUNDAM HISTORY 2002 CALENDAR
:機体名の「オデュッセウスガンダム」、フライトユニット、アルゴスユニットが設定された。以降、各媒体でこの名称が用いられるようになる。
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:設定の初出。『GジェネF』で設定されていたデザインに加えて機体名の「オデュッセウスガンダム」、FFユニット、アルゴスユニットの設定が公開された。以降、各媒体でこの名称や設定が用いられるようになる。なお、アルゴスユニットに関しては開発中とする文字設定があるのみで、ユニット及び装着形態の画稿は現在まで未創作となっている。
 
;GUNDAM FIX FIGURATION
 
;GUNDAM FIX FIGURATION
:Ξガンダムとのコンパチ仕様で発売。カトキハジメがデザインを担当した。コンパチ仕様のためか、脚部形状などがΞに似ており、他の媒体とは機体デザインが若干異なる。
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:Ξガンダムとのコンパチ仕様で発売。カトキハジメがデザインを担当した。コンパチ仕様のためか、脚部形状などがΞに似通っており、他の媒体とは機体デザインが若干異なる。
;機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(アニメ)
 
:2020年に公開予定の劇場用アニメの公開に先駆けて発売されるペーネロペーのガンプラでは、本機とフライトユニットを分離するギミックが再現されている。
 
  
 
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
 
=== 特殊機能 ===
 
=== 特殊機能 ===
 
;換装
 
;換装
:フライト・ユニット及びアルゴス・ユニットを換装可能。
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:フィックスド・フライト・ユニット、アルゴス・ユニットを換装可能。装備の追加に対応する為に機体の肩と股関節の幅が広がるよう設計されている。
  
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
;ビーム・ライフル
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;[[ビーム・ライフル]]
:携行式のビーム砲。銃身の下部と後端部にエネルギーパックが2つ装着されている。
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:携行式のビーム砲。銃身の下部(トリガー前方)と後端部に異なる形状のエネルギーパックが計2つ装着されており、前者は単発高威力用、後者は連射用として使い分けられる。予備のEパックはリアスカート裏にマウントされる。
;シールド
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;コンポジット・ウェポン・ユニット
:コンポジット・ウェポン・ユニットとして機能する小型シールド。
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:ビーム・サーベル、メガ粒子砲、ミサイルを搭載したシールド型の複合兵装。主に両腕部に装備される。
:;ビーム・サーベル
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:;[[ビーム・サーベル]]
 
::両腕部にあるコンポジット・ウェポン・ユニットの前部に1基ずつ、計2基を内蔵している。
 
::両腕部にあるコンポジット・ウェポン・ユニットの前部に1基ずつ、計2基を内蔵している。
 
:;メガ粒子砲
 
:;メガ粒子砲
::コンポジット・ウェポン・ユニットの後部に1門ずつ、計2門が内蔵されている。縦方向であれば、ある程度は射角の変更が可能。<br />使用時はユニットを回転させ、砲身を前方に展開する。
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::コンポジット・ウェポン・ユニットの後部に1門ずつ、計2門が内蔵されている。縦方向であれば、ある程度は射角の変更が可能。使用時はユニットを回転させ、砲身を前方に展開する。
 
:;ミサイル
 
:;ミサイル
 
::コンポジット・ウェポン・ユニットの両側面に4発ずつ、計32発を格納している。
 
::コンポジット・ウェポン・ユニットの両側面に4発ずつ、計32発を格納している。
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:オデュッセウスガンダムにフライト・ユニットを装着した状態。
 
:オデュッセウスガンダムにフライト・ユニットを装着した状態。
 
;[[Ξガンダム]]
 
;[[Ξガンダム]]
:同時期に開発された第5世代MS。作られた工場は異なるが、ミノフスキー・クラフト装備という点でライバル機に当たるガンダム。
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:同時期に開発された第5世代MS。製造工場と所属勢力は異なるが、系譜としては姉妹機に当たる。
  
 
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2021年5月2日 (日) 07:28時点における最新版

オデュッセウスガンダム
外国語表記 Odysseus Gundam
登場作品 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ
デザイナー
  • 森木靖泰 (GジェネF)
  • カトキハジメ (映画版)
テンプレートを表示
スペック
分類 試作型モビルスーツ
型式番号 RX-104
主動力 熱核融合炉
装甲材質 ガンダリウム合金
合体形態

ペーネロペー

(オデュッセウスガンダム+FFユニット)
開発組織 アナハイム・エレクトロニクス社
所属 地球連邦軍
主なパイロット レーン・エイム
テンプレートを表示

概要 [編集 | ソースを編集]

アナハイム・エレクトロニクス社が開発した試作型モビルスーツ

機体名称の「オデュッセウス」は叙事詩「オデュッセイア」に登場するギリシャ神話の英雄であり、彼がトロイア戦争に出征して故郷へ帰るまで20年放浪した故事にアナハイム製ガンダム20年目の機体である事とモビルスーツにミノフスキークラフトを搭載するまでに20年の歳月がかかった事を掛けて命名された。

ユニット換装による運用を前提としており、背部にはその為のラッチが存在し、肩関節部と股関節部にはパーツの装着時に左右に広がる機構が設けられているが、オデュッセウスガンダム自体も十分に実戦に耐えうる高性能機となっている。

サイズは他のMSよりも大型になっているが、オプション装備を装着する事で更に大型化する。追加装備は大気圏内飛行用[1]のフイックスド・フライト・ユニットと、ビット運用に重点を置いたアルゴス・ユニットの2種類が存在する。前者の装着形態は「ペーネロペー」の名称で呼称され、後者については現段階でユニットが開発中となっている。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ
原作小説の時点では機体設定が存在していおらず、作中には登場しない。ただし、原作小説下巻123~125ページには、損傷したペーネロペーが調整の際に外装の一部、フライング・フォームを維持する時のミノフスキー粒子を発生させるパーツを外したという記載があり、これが後述するペーネロペーのリデザイン時に設定されたFFユニットの設定に繋がったと思われる。
劇場用デザインでも、FFユニットの分離ギミックが再現されている。
SDガンダム GGENERATIONシリーズ
『F』においてペーネロペーのデザインがリファインされた際、機体デザインが設定された。フライト・ユニットとの合体・変形機構についても新規に書き起こされている。ただしゲーム本編に実装されたのはペーネロペーのみであり、データ図鑑でも本機についての説明は一切無し。以降のシリーズにおいてもペーネロペーのみの実装に留まっている。
ANAHEIM ELECTRONICS GUNDAM HISTORY 2002 CALENDAR
設定の初出。『GジェネF』で設定されていたデザインに加えて機体名の「オデュッセウスガンダム」、FFユニット、アルゴスユニットの設定が公開された。以降、各媒体でこの名称や設定が用いられるようになる。なお、アルゴスユニットに関しては開発中とする文字設定があるのみで、ユニット及び装着形態の画稿は現在まで未創作となっている。
GUNDAM FIX FIGURATION
Ξガンダムとのコンパチ仕様で発売。カトキハジメがデザインを担当した。コンパチ仕様のためか、脚部形状などがΞに似通っており、他の媒体とは機体デザインが若干異なる。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

特殊機能[編集 | ソースを編集]

換装
フィックスド・フライト・ユニット、アルゴス・ユニットを換装可能。装備の追加に対応する為に機体の肩と股関節の幅が広がるよう設計されている。

武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]

ビーム・ライフル
携行式のビーム砲。銃身の下部(トリガー前方)と後端部に異なる形状のエネルギーパックが計2つ装着されており、前者は単発高威力用、後者は連射用として使い分けられる。予備のEパックはリアスカート裏にマウントされる。
コンポジット・ウェポン・ユニット
ビーム・サーベル、メガ粒子砲、ミサイルを搭載したシールド型の複合兵装。主に両腕部に装備される。
ビーム・サーベル
両腕部にあるコンポジット・ウェポン・ユニットの前部に1基ずつ、計2基を内蔵している。
メガ粒子砲
コンポジット・ウェポン・ユニットの後部に1門ずつ、計2門が内蔵されている。縦方向であれば、ある程度は射角の変更が可能。使用時はユニットを回転させ、砲身を前方に展開する。
ミサイル
コンポジット・ウェポン・ユニットの両側面に4発ずつ、計32発を格納している。

対決・名場面[編集 | ソースを編集]

関連機体[編集 | ソースを編集]

ペーネロペー
オデュッセウスガンダムにフライト・ユニットを装着した状態。
Ξガンダム
同時期に開発された第5世代MS。製造工場と所属勢力は異なるが、系譜としては姉妹機に当たる。

商品情報[編集 | ソースを編集]

ガンプラ[編集 | ソースを編集]

フィギュア [編集 | ソースを編集]

資料リンク[編集 | ソースを編集]

リンク[編集 | ソースを編集]

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. オデュッセウス単独での飛行も可能とする資料もある。