「アナベル・ガトー」の版間の差分

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2019年9月13日 (金) 21:13時点における版

アナベル・ガトー(Anavel Gato)

概要

ジオンのエースパイロット。ソロモン攻防戦の獅子奮迅の働きから「ソロモンの悪夢」という異名で呼ばれるようになり、連邦の現代戦史にも出てくる。 一年戦争時における撃墜数はMS200機(正式スコアは100機程度)。その実力は異名に違ず、ブランクがあってもベテラン揃いの不死身の第四小隊ですら畏怖し、性能差と機体の不調があってもガンダム試作2号機でフルバーニアンを圧倒し、ノイエ・ジールで相性の悪いデンドロビウムに勝利するなど終始主人公のコウ・ウラキは彼に勝つことができなかったほどである。

星の屑作戦の中で、表舞台で大暴れする。とにかく頭の固い硬派な武人。試作2号機奪取の際にコウに軍人としての心構えを説いたりもする。

パーソナルカラーは紺に近い青だが、奪取した試作2号機は時間的余裕も無く設計色のままである。

登場作品と役柄

機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY

人間関係

エギーユ・デラーズ
上司。一年戦争で死兵となろうとしていた彼を拾い上げてくれた理解者。
カリウス
部下。
シーマ・ガラハウ
ケリィ・レズナー
一年戦争時の同僚。ガトーとは親しかったが、『星の屑』には参加する事無く乗機の『ヴァル・ヴァロ』と共に落命した。『REBELLION』ではフォン・ブラウンへのコロニー落としを止めるため、ガトーと敵対する道を選んでしまう。
コウ・ウラキ
宿敵。トリントン、ソロモンで二度にわたって戦い、その末に彼を『敵』と認めた。しかし、彼もまた、ガトーの元恋人であるニナを好きになってしまっていたのは皮肉と言わざるを得ない。
ニナ・パープルトン
元恋人。戦いの間はアルビオンと行動を共にしていたが、戦いが進むにつれてコウとガトーとの間で揺れ動き続けていく。

名台詞

「私を敵に回すには君はまだ……未熟!」
コウと初めて交戦した時の台詞。
「所詮は、連邦という看板がなければ何もできんやつらめ。」
トリントン退却時に口にした台詞。皮肉なことに、この台詞の『連邦』の部分を『ジオン』と入れ替えてみると、『ジオンの武人』であることをただ一つの存在意義として生きる道しかなかったガトー自身に対する裏返しのようにも見える。
「再びジオンの理想を掲げるために……星の屑成就のために……ソロモンよ、私は帰ってきた!
コンペイトウ(旧ソロモン)で行われた観艦式に試作2号機で突入した時の台詞。この直後に艦隊に向けて核バズーカを発射した。
「しかし、怨恨のみで戦いを支える者にこの私は倒せん! 私には義によって立っているからな!!」
観艦式直後のコウとの決戦中のセリフ。上述の看板発言同様に、結局はガトー自身も連邦に対する怨恨が行動の原動力であった点では皮肉な裏返しとも言える。
「確か、ウラキと言ったな………二度と忘れん!!!」
観艦式直後のコウとの決戦で、互いの機体が大破して脱出。その際に再び対面した彼に言い放った言葉。当初は歯牙にもかけなかったコウを『敵』と認めた証でもある。
「素晴らしい…まるでジオンの精神が形になったようだ!」
アクシズ艦隊からノイエ・ジール受領時に、機体を見て。
「いいか。一人でも突破し、アクシズ艦隊へ辿り着くのだ!我々の真実の戦いを、後の世に伝えるために!」
必死の特攻を仕掛けたが中破した機体ではもはや余力すら残っておらず、アクシズ艦隊に合流できた者は一人としていなかった。また、連邦軍の降伏勧告を無視した形となったため、残りの将兵達も全員戦場で処刑された。生き残ったのは先にアクシズ艦隊に合流していたカリウス以下ほんのわずかの生き残りだけである。

搭乗機体・関連機体

ガトー専用高機動型ザクII
ソロモンの第302哨戒中隊を指揮していた時の愛機。カラーリングは青と緑のツートーンカラーであり、当時からこのカラーリングは畏怖されていた。
ガトー専用リック・ドム
ソロモン攻防戦時に搭乗していた機体。この機体でジム部隊を全滅させ、艦船8隻を沈める活躍を見せ、ソロモンの悪夢と呼ばれるようになった。
ガトー専用ゲルググ
一年戦争のア・バオア・クー攻防戦時の搭乗機。カラーリングは高機動型ザクIIリック・ドムと同じ、青と緑のツートーンカラー。
ガンダム試作2号機
トリントン基地から強奪した機体。「ソロモンよ!私は帰ってきた!」と言い放ち、核を発射するシーンはガンダムシリーズ屈指の名シーン
ノイエ・ジール
ガトー曰く、ジオンの精神が形となった機体。大型ながら機動性と運動性は非常に高く、火力も当時では最高クラス。それゆえにガトーのようなトップクラスの技量のパイロットでなければ使いこなすのは難しい。

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