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− | + | モトラッド艦隊のタイヤ兵器は高い防御力を有しており、作戦の阻止に回った[[リガ・ミリティア]]は、月での艦隊の発進及び地球降下の阻止に立て続けに失敗。地球上での戦闘も、[[シャクティ・カリン]]や[[ミューラ・ミゲル]]らを人質に取られていた事もあって後手に回らざるをえなかった。また、[[熱核融合炉]]の破壊による核汚染への懸念も重なって決定打を欠いたため、艦隊の進路変更や妨害に終始する事となる。 | |
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+ | 作戦進行中、それまで静観を貫いてきた[[地球連邦軍政府]]がザンスカール帝国との間に休戦条約を締結。これを受け、地球クリーン作戦は中断され、モトラッド艦隊も宇宙へ撤退した。しかし、実際は地球クリーン作戦も休戦締結も[[エンジェル・ハイロゥ]]作戦の開始までの時間稼ぎに過ぎず、モトラッド艦隊も作戦後はエンジェル・ハイロゥの防衛に回っている。 | ||
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2022年6月14日 (火) 08:52時点における版
地球クリーン作戦
ザンスカール帝国が実施した地球進行作戦。「地球浄化作戦」や「巨大ローラー作戦」とも呼ばれている。
マリア・ピァ・アーモニアの地球降臨前に地球を浄化するという建前で行われているが、その実態はタイヤ付きの戦艦やモビルスーツで編成されたモトラッド艦隊を地球へ降下させ、タイヤの大質量で地上の建造物を踏み潰しながら進軍するというもの。
月で建造・編成されたモトラッド艦隊はメキシコ湾に降下すると北米大陸へと上陸。進路上のあらゆる物を破壊しながら大陸中央へと進軍していった。
モトラッド艦隊のタイヤ兵器は高い防御力を有しており、作戦の阻止に回ったリガ・ミリティアは、月での艦隊の発進及び地球降下の阻止に立て続けに失敗。地球上での戦闘も、シャクティ・カリンやミューラ・ミゲルらを人質に取られていた事もあって後手に回らざるをえなかった。また、熱核融合炉の破壊による核汚染への懸念も重なって決定打を欠いたため、艦隊の進路変更や妨害に終始する事となる。
作戦進行中、それまで静観を貫いてきた地球連邦軍政府がザンスカール帝国との間に休戦条約を締結。これを受け、地球クリーン作戦は中断され、モトラッド艦隊も宇宙へ撤退した。しかし、実際は地球クリーン作戦も休戦締結もエンジェル・ハイロゥ作戦の開始までの時間稼ぎに過ぎず、モトラッド艦隊も作戦後はエンジェル・ハイロゥの防衛に回っている。
登場作品
- 機動戦士Vガンダム
- 初出作品。ザンスカール帝国の狂気を象徴する作戦の代表格として描かれた。作戦準備はかなり以前から進行しており、第7話で戦斗バイクとガリクソンの試験運用が行われ、第31話でモトラッド艦隊の登場となった。リガ・ミリティアは様々な方法で艦隊の妨害を行うものの艦隊の地球降下を妨害しようとするものの失敗。更に北米アルベオ・ピピニーデンが行った人質作戦でミューラ・ミゲルが死亡。その直後に連邦と帝国が休戦したため、ウッソ達は煮え切らない気持ちのまま、戦闘終了を迎える事になった。
関連人物
- クロノクル・アシャー
- モトラッド艦隊司令官。
- アルベオ・ピピニーデン
- 参謀として参加。作戦を有利に進める為にゴズ・バールに人質作戦を命じ、クロノクルにそれを黙認するよう指示するが、それが原因でクロノクルから縁を切られる。
- ドゥカー・イク
- ベスパ少佐。バイク好きが高じて考案したタイヤ付き兵器を上層部にプレゼンし、自らもガリクソンの試験運用を行った。同作戦の発案者とも言える人物で、リシテア級巡洋艦「エム」で作戦に参加していた。
- ゴズ・バール
- MSパイロット。一度はリガ・ミリティアの捕虜となったが、脱出に成功し作戦に復帰。その際、ピピニーデンにミューラを人質にして出撃するよう指示された。
余談
- 別名にある「ローラー作戦」とは本来、調査・捜索でローラーをかけるようにしらみつぶしに徹底的に当たる方策で、ローラーで物理的に敵を押し潰す軍事作戦ではない。
- モトラッド艦隊のバイク戦艦のアイデアは当時のバンダイが提出した物。アニメ『機甲戦記ドラグナー』の企画段階から案が存在しており、『ドラグナー』作中にバイク戦艦は登場しないが、その名残と思われる大型バイク「ガンツァー」が登場している。