「ザク量産試作型」の版間の差分

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== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[ザフト軍]]が開発した試作型[[モビルスーツ]]。ZGMF-Xシリーズを開発した設計局が[[核エンジン]]を動力とする量産モデル第1号として開発した機体。型式番号をもじって「9ザク」や「ザク999(トリプルナイン)」とも呼ばれることがある。
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[[第1次連合・プラント大戦]]末期に[[ザフト軍]]が開発した試作型[[モビルスーツ]]。ZGMF-Xシリーズを開発した統合設計局が[[核エンジン]]を動力とする量産モデルの第1号として開発した機体であり、後の[[ザクウォーリア]]のプロトタイプに当たる。型式番号をもじって「9ザク」や「ザク999(トリプルナイン)」とも呼ばれている。
  
頭部には[[ジン]]と同じようなトサカ状の複合センサーが備わっており、センサーから繋がるようにモノアイレール中央にはスリットが存在している。核エンジン搭載機のため[[ニュートロンジャマーキャンセラー]]も搭載され、装甲には[[フェイズシフト装甲]]が採用されている。また、両肩ともスパイクアーマーとなっている。
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ザクウォーリアとは基本構造はほぼ同一だが、頭部には[[ジン]]等と同様の鶏冠型センサーアレイが備わっており、センサーから繋がるようにモノアイレール中央にスリットが設けられている。また、肩部は両肩共にスパイクアーマーとなっており、[[ウィザードシステム]]もこの時点では対応していない。
  
本機は全47機が生産されたが、[[ユニウス条約]]の締結によって本計画は中止を余儀なくされている。だが、基本スペックが高い評価を受けていたこともあり動力を[[バッテリー]]に変更した[[ニューミレニアムシリーズ]]として開発されることとなっていった。
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核動力を前提とした機体のため、[[ニュートロンジャマーキャンセラー]]や[[フェイズシフト装甲]]も採用されていたが、大戦終結後、[[ユニウス条約]]の締結によってNジャマーキャンセラーの軍事利用が禁止された事で開発計画は中止を余儀なくされた。しかし、基本スペックが高い評価を受けていたこともあり動力を[[バッテリー]]に変更した上で[[ニューミレニアムシリーズ]]として開発は再開され、その結果[[ザクウォーリア]]及び[[ザクファントム]]の完成に繋がった。
  
製造された本機は条約の施行と共に解体されたことになっているが、複数の目撃情報が確認されている。
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本機は計47機が製造されたが、その全機がユニウス条約の施行と共に解体されたことになっているが、後に複数の目撃情報が確認されている。
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
;[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY MSV]]
 
;[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY MSV]]
:出典元。
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:出典元。『DESTINY MSV』の連載第1回に掲載。
  
 
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
 
=== 特殊機能 ===
 
=== 特殊機能 ===
 
;[[フェイズシフト装甲]]
 
;[[フェイズシフト装甲]]
:通電させる事で相転移する特殊な装甲で、物理攻撃を無効化する。通常はグレー一色だが、通電させると色が変化する。大気圏突入なども可能になるが、エネルギーを大量に消費する上、高出力のビーム兵器などには弱いという欠点もある。本機は[[核エンジン]]を搭載しているため稼働時間の問題を克服している。
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:一定の電圧を持つ電流を流す事で相転移反応を起こし、物理攻撃を無力化する特殊装甲。本機は[[核エンジン]]を搭載しているため稼働時間の問題を克服している。
 
;[[ニュートロンジャマーキャンセラー]]
 
;[[ニュートロンジャマーキャンセラー]]
:[[ニュートロンジャマー]]を無効化する装置。
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:[[ニュートロンジャマー]]を無効化する装置。核動力搭載機には重要な装備でもあったが、ユニウス条約締結に伴い開発の中断を余儀なくされる要因となった。なお、本機に用いられたNジャマーキャンセラーのベースマテリアルは[[ニュートロンスタンピーダー]]の開発に用いられた。
  
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
;DFX25高周波ブレードトマホーク
 
;DFX25高周波ブレードトマホーク
:背部に2基装備されている実体斧。
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:バックパックにに2基装備されている実体斧。
 
;大口径レールガン
 
;大口径レールガン
:バックパック両脇に計2門装備されているレールガン。使用時には脇下を通して使用する。
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:バックパック両脇に計2門装備されているレールガン。ザフトの設計陣が得意とする前方スイング方式を採用し、使用時には脇下を通して使用する。
 
;対ビームシールド
 
;対ビームシールド
:3基のスパイクを持つ対ビームコーティングシールド。この段階では腕部で保持される形式であった。
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:3基のスパイクを持つ対ビームコーティングシールド。ザクウォーリアとほぼ同一の外見だが、この段階では腕部で保持される形式であった。
  
 
== 対決・名場面 ==
 
== 対決・名場面 ==

2023年12月20日 (水) 11:54時点における版

ザク量産試作型
外国語表記 Zaku mass-productive trial type
登場作品
デザイナー 大河原邦男
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スペック
別名
  • ザク999 (トリプルナイン)
  • 9ザク
分類 試作型モビルスーツ
型式番号 ZGMF-X999A
主動力 核エンジン
装甲材質 フェイズシフト装甲
開発組織 ザフト軍
所属 ザフト軍
主なパイロット コートニー・ヒエロニムス
テンプレートを表示

概要

第1次連合・プラント大戦末期にザフト軍が開発した試作型モビルスーツ。ZGMF-Xシリーズを開発した統合設計局が核エンジンを動力とする量産モデルの第1号として開発した機体であり、後のザクウォーリアのプロトタイプに当たる。型式番号をもじって「9ザク」や「ザク999(トリプルナイン)」とも呼ばれている。

ザクウォーリアとは基本構造はほぼ同一だが、頭部にはジン等と同様の鶏冠型センサーアレイが備わっており、センサーから繋がるようにモノアイレール中央にスリットが設けられている。また、肩部は両肩共にスパイクアーマーとなっており、ウィザードシステムもこの時点では対応していない。

核動力を前提とした機体のため、ニュートロンジャマーキャンセラーフェイズシフト装甲も採用されていたが、大戦終結後、ユニウス条約の締結によってNジャマーキャンセラーの軍事利用が禁止された事で開発計画は中止を余儀なくされた。しかし、基本スペックが高い評価を受けていたこともあり動力をバッテリーに変更した上でニューミレニアムシリーズとして開発は再開され、その結果ザクウォーリア及びザクファントムの完成に繋がった。

本機は計47機が製造されたが、その全機がユニウス条約の施行と共に解体されたことになっているが、後に複数の目撃情報が確認されている。

登場作品と操縦者

機動戦士ガンダムSEED DESTINY MSV
出典元。『DESTINY MSV』の連載第1回に掲載。

装備・機能

特殊機能

フェイズシフト装甲
一定の電圧を持つ電流を流す事で相転移反応を起こし、物理攻撃を無力化する特殊装甲。本機は核エンジンを搭載しているため稼働時間の問題を克服している。
ニュートロンジャマーキャンセラー
ニュートロンジャマーを無効化する装置。核動力搭載機には重要な装備でもあったが、ユニウス条約締結に伴い開発の中断を余儀なくされる要因となった。なお、本機に用いられたNジャマーキャンセラーのベースマテリアルはニュートロンスタンピーダーの開発に用いられた。

武装・必殺攻撃

DFX25高周波ブレードトマホーク
バックパックにに2基装備されている実体斧。
大口径レールガン
バックパック両脇に計2門装備されているレールガン。ザフトの設計陣が得意とする前方スイング方式を採用し、使用時には脇下を通して使用する。
対ビームシールド
3基のスパイクを持つ対ビームコーティングシールド。ザクウォーリアとほぼ同一の外見だが、この段階では腕部で保持される形式であった。

対決・名場面

関連機体

ザクウォーリア / グフイグナイテッド
本機を元に開発されたニューミレニアムシリーズの機体。
ドムトルーパー (オリジナル仕様)
本機をベースに開発された機体だが、正式採用されなかった機体。
ザクI (旧ザク)
「9(きゅう)ザク」「モノアイレール中央にスリット」「主力機のザクより1つ前のモデル」といった共通点が見られる。

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