「キンバライド基地」の版間の差分
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2024年5月15日 (水) 00:16時点における版
キンバライド基地 (Kimbareid Base)
宇宙世紀作品において東アフリカのタンザニアに存在するジオン公国軍の拠点。
かつてレーザー通信用のダイヤモンドが採掘されていた鉱山跡を転用した軍事基地であり、設営は比較的簡潔に済んでいる。内部にはモビルスーツの格納庫やHLVの発射施設が設営されており、また山頂から垂直に掘り進んだ地形のため隠密性が高く、周辺から基地の所在を確かめるのは困難となっている。
一年戦争後はジオン残党軍の潜伏場所として機能しており、ジオン公国軍地球攻撃軍第3地上機動師団に所属していたノイエン・ビッター少将が司令官を務めている。デラーズ紛争時の宇宙世紀0083年10月23日にはオーストラリアを脱出したアナベル・ガトーらデラーズ・フリートが宇宙へガンダム試作2号機を打ち上げるべく同基地に到着。その打ち上げ支援のため、ビッター率いるMS部隊がガトーを追跡していたアルビオン及び同艦のMS部隊を迎撃した。
交戦中にHLVの打ち上げが行われ成功はしたものの、直後にビッター率いる部隊は全滅。これにより基地戦力は全て喪失し、事前にビッターから作戦後に降伏するよう伝えられていたヴァール大尉ら百余名の残党兵は白旗を上げ投降した。
登場作品
- 機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY
- 初登場作品。第4話における戦いの舞台であり、アルビオン隊とビッター率いる残党部隊の攻防戦が繰り広げられた。
- 機動戦士ガンダム0083 REBELLION
関連人物
- ノイエン・ビッター
- 基地司令官。戦後も3年に渉って基地を守り続けてきた。HLV打ち上げ支援のため出撃し戦死する。
- ウォルフガング・ヴァール
- ビッターの副官。ビッター出撃後の指揮を務め、戦闘後は残存兵と共に投降した。
施設
- ビッター少将の部屋
- 基地内の坑道の脇にあるビッターの部屋。壁にはギレン・ザビの肖像画が飾られている。『0083』作中では基地に到着したガトーにビッターがシャンパンを振舞い、部屋に飾っているブルーダイヤモンドを託している。
- MS格納庫
- 基地内部に設けられているモビルスーツの格納庫。デラーズ紛争時には10機のモビルスーツが残されていた。
- HLV格納庫
- HLV1機を収めているサイロ。鉱山の縦孔が発射口となっており、天井のハッチを開いた後、HLVを発射する。
保有戦力
- 0083 STARDUST MEMORY
- 0083 REBELLION
余談
- 設定画では「キンバライド基地」と表記されているのだが、実在する鉱石に「キンバライト(一部にダイヤモンドの原石が含まれている)」が存在するため「キンバライト基地」と表記されるケースもある。0083公式サイト内でも表記ゆれが起きているため、資料や立体物などの各媒体においても名称が安定していない。