「ΖプラスC4型」の版間の差分

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| 外国語表記 = Ζ Puls C4
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*モデルグラフィックス
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*[[ガンダム・センチネル]]
 
*[[機動戦士ガンダム ムーンクライシス]]
 
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<!-- *続編、或いは個別作品に出演した作品のみ記載。 -->
 
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| 分類 = 試作型[[可変モビルスーツ]]
 
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| 型式番号 = MSZ-006C4
 
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| 本体重量 = 32.56t
 
| 本体重量 = 32.56t
 
| 全備重量 = 84.15t
 
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| ジェネレーター出力 = 2,770kW
 
| ジェネレーター出力 = 2,770kW
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| 姿勢制御バーニア数 = 12基
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| センサー有効半径 = 16,600m
 
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}}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 -->
 
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== 概要 ==
 
== 概要 ==
地球連邦軍の可変モビルスーツ。[[Ζプラス]]の全領域支配仕様。<br>低軌道から大気圏上層の守備を目的とした機体で、背面は[[Ζガンダム]]と同様のフライングアーマー型のバインダーに変更されている。また、腰部のフロントスカートも整流効果の高い物に変更され、太股にはフェアリングが追加されている。この改良により変形時の飛行性能が向上している。今までのΖプラスのウェイブライダーが名前だけを受け継いだだけの物だったが、本機は機能面でも本来のウェイブライダーに近づいている。
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[[アナハイム・エレクトロニクス社]]が開発した試作[[可変モビルスーツ]]「[[Ζプラス]]」の内、C型に分類される機体の一機種。
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Ζプラスの特徴であるウィング・バインダーはMS/MA両形態で有効に使われていたが、大気圏上層での機動は[[Ζガンダム]]のフライング・アーマー型のバインダーに劣るものだった。ΖプラスのVG翼は大気圏内では低空から高々度まで良好な揚抗比を持つが、大気圏上層部を極超音速で飛行する際、大きな主翼には大変な抗力が掛かってしまう。これは[[カラバ]]が地上での展開を企てるために設計したバインダーを流用したためであり、こういった領域の飛行性能には無理が生じてしまう。
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そこで低軌道~大気圏上層を守備範囲とする目的で逆V字型の正面形の厚く大きな後退角を持った小さな主翼のウェイブライダー(WR)になるように再設計されたのが本機、C4型である。基本的には宇宙用の[[ΖプラスC1型]]と共通部分が多いものの、WR形態を重視した機体構造になっているのが特徴。背面はVG翼からΖガンダムと同様のフライング・アーマー型のバインダーに変更されており、事実上の先祖返りを果たしている。このフライング・アーマーはΖガンダムの物より数段洗練されており、ショック・ウェイブを形成するのに剛性的に無理があった3段式展開フライング・アーマーは先端翼のみ回転収納式に改められている。また、テール・スタビレーターもC1型と比して小型の物が装備されている。腰部のフロント・スカートも整流効果の高い大型の物に変更され、大腿部はビーム・カノンをオミットした代わりに純粋なフェアリング(MS形態時にはサイドスカートとして機能)が追加されている。
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通常の機体では大気圏突入などの際、マッハ20以上の極超音速で発生する衝撃波に包まれ、大気が高温に熱され電離してしまうため機体はブラックアウト状態となってしまう。しかし、C4型のWRはこの衝撃波を機体下面に集中させるため、電離した大気に覆われる事も無く、また抗力の一部を揚力として取り出すためこの領域の飛行条件に適している。本機はWRの優れた飛行性能を活かして大気圏ターンを利用した低軌道戦闘や敵の再突入時の奇襲攻撃で活躍し大きな戦果を収めた。
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
;モデルグラフィックス
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;[[ガンダム・センチネル]]
:文字設定は1989年1月号が初出。その後、3月号に1/220 WR形態の模型作例、4月号にMS・WR形態の画稿が掲載されている。
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:出典元。設定のみで作中には未登場。文字設定は「モデルグラフィックス」1989年1月号が初出。その後、3月号に1/220 WR形態の模型作例、4月号にMS・WR形態の画稿が掲載されている。
 
;[[機動戦士ガンダム ムーンクライシス]]
 
;[[機動戦士ガンダム ムーンクライシス]]
 
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=== 特殊機能 ===
 
=== 特殊機能 ===
 
;変形
 
;変形
:ウェイブライダー形態に変形する。
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:ウェイブライダー形態への変形が可能。C1型などの系列機が「ウェイブライダー」を通称としてしか残していないのに対し、本機はショック・ウェイブを形成できる真意のウェイブライダーである。機首は他の系列機よりも短く、機体の三角形のフォルムは特異とも言える。また、大型化したフロント・スカートが変形用サブ・ユニット及びフライング・アーマーとフィットする事で、機体下面はフラットな形状となる。フライング・アーマー内にはランディング・ギアも有する。
  
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
;バルカン砲
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;頭部60mmバルカン
:頭部に2門内蔵されている。
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:頭部に2門内蔵されている機関砲。
;ビーム・カノン
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;[[ビーム・サーベル]]
:両大腿部に合計2門装備されている。
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:両腰部のサイドスカートに1本ずつ収納されている近接格闘兵装。出力は0.9MW。
;ビーム・サーベル
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;変形用サブ・ユニット
:ビーム・カノンのラッチに合計2基装備されている。
+
:WR形態時に機首を形成するシールド。系列機と同様、左腕のマウントラッチに装着されるが、ビーム・カノンとして使用する場合は半回転させて射撃姿勢を取る。
;ビーム・ライフル
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:;ビーム・カノン
:Eパック方式のライフル。[[百式]]や[[リック・ディアス]]のライフルのメーカーと同じ物を採用している。
+
::オミットされた大腿部ビーム・カノンに代わってサブ・ユニット先端に1門搭載されたビーム・キャノン。出力は14MW。
;サブユニット
 
:変形用のサブユニット。先端に各種センサーが内臓されているためシールドとして使用するには適さないが、本機の物は大気圏突入するため頑丈な造りになっており、シールドとして使用することも一応できる。ビーム・ライフルを収納することができるタイプとビーム・スマートガンに接続するタイプの2種類が存在する。
 
:;ビーム・スマートガン
 
::サブユニットに接続して使用する高出力ビーム・ライフル。ディスクレドームによりアウトレンジからの狙撃が可能である。
 
  
 
== 対決・名場面 ==
 
== 対決・名場面 ==
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;[[Ζプラス]]
 
;[[Ζプラス]]
 
:その他のバリエーション。
 
:その他のバリエーション。
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;[[ΖプラスC1型]]
<!-- *説明 -->
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:同じくC型に属する機種。
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;[[Ζガンダム]]
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:Ζプラスの大元である試作可変モビルスーツ。同機のフライング・アーマー型のバインダーが本機でも採用されている。
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== 余談 ==
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*模型作成用に描かれた第一稿には「ウルトラのβ号に足、鼻、翼端を付けたした感じ」という指定書きがあり、特撮番組『ウルトラセブン』の登場メカ「ウルトラホーク1号 β号」がモデルになっている事が分かる。
  
 
== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==
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2024年8月19日 (月) 20:53時点における最新版

ΖプラスC4型
外国語表記 Ζ Plus C4
登場作品
テンプレートを表示
スペック
分類 試作型可変モビルスーツ
型式番号 MSZ-006C4
全長 24.64m (WR形態)
頭頂高 19.86m (MS形態)
全高 22.03m (MS形態)
全幅 19.58m (WR形態)
本体重量 32.56t
全備重量 84.15t
主動力 熱核融合炉
ジェネレーター出力 2,770kW
ロケット推力 18,600kg×4
12,400kg×4
姿勢制御バーニア数 12基
装甲材質 ガンダリウムγコンポジット
センサー有効半径 16,600m
開発組織 アナハイム・エレクトロニクス社
所属 地球連邦軍
主なパイロット 連邦兵
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概要[編集 | ソースを編集]

アナハイム・エレクトロニクス社が開発した試作可変モビルスーツΖプラス」の内、C型に分類される機体の一機種。

Ζプラスの特徴であるウィング・バインダーはMS/MA両形態で有効に使われていたが、大気圏上層での機動はΖガンダムのフライング・アーマー型のバインダーに劣るものだった。ΖプラスのVG翼は大気圏内では低空から高々度まで良好な揚抗比を持つが、大気圏上層部を極超音速で飛行する際、大きな主翼には大変な抗力が掛かってしまう。これはカラバが地上での展開を企てるために設計したバインダーを流用したためであり、こういった領域の飛行性能には無理が生じてしまう。

そこで低軌道~大気圏上層を守備範囲とする目的で逆V字型の正面形の厚く大きな後退角を持った小さな主翼のウェイブライダー(WR)になるように再設計されたのが本機、C4型である。基本的には宇宙用のΖプラスC1型と共通部分が多いものの、WR形態を重視した機体構造になっているのが特徴。背面はVG翼からΖガンダムと同様のフライング・アーマー型のバインダーに変更されており、事実上の先祖返りを果たしている。このフライング・アーマーはΖガンダムの物より数段洗練されており、ショック・ウェイブを形成するのに剛性的に無理があった3段式展開フライング・アーマーは先端翼のみ回転収納式に改められている。また、テール・スタビレーターもC1型と比して小型の物が装備されている。腰部のフロント・スカートも整流効果の高い大型の物に変更され、大腿部はビーム・カノンをオミットした代わりに純粋なフェアリング(MS形態時にはサイドスカートとして機能)が追加されている。

通常の機体では大気圏突入などの際、マッハ20以上の極超音速で発生する衝撃波に包まれ、大気が高温に熱され電離してしまうため機体はブラックアウト状態となってしまう。しかし、C4型のWRはこの衝撃波を機体下面に集中させるため、電離した大気に覆われる事も無く、また抗力の一部を揚力として取り出すためこの領域の飛行条件に適している。本機はWRの優れた飛行性能を活かして大気圏ターンを利用した低軌道戦闘や敵の再突入時の奇襲攻撃で活躍し大きな戦果を収めた。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

ガンダム・センチネル
出典元。設定のみで作中には未登場。文字設定は「モデルグラフィックス」1989年1月号が初出。その後、3月号に1/220 WR形態の模型作例、4月号にMS・WR形態の画稿が掲載されている。
機動戦士ガンダム ムーンクライシス

装備・機能[編集 | ソースを編集]

特殊機能[編集 | ソースを編集]

変形
ウェイブライダー形態への変形が可能。C1型などの系列機が「ウェイブライダー」を通称としてしか残していないのに対し、本機はショック・ウェイブを形成できる真意のウェイブライダーである。機首は他の系列機よりも短く、機体の三角形のフォルムは特異とも言える。また、大型化したフロント・スカートが変形用サブ・ユニット及びフライング・アーマーとフィットする事で、機体下面はフラットな形状となる。フライング・アーマー内にはランディング・ギアも有する。

武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]

頭部60mmバルカン
頭部に2門内蔵されている機関砲。
ビーム・サーベル
両腰部のサイドスカートに1本ずつ収納されている近接格闘兵装。出力は0.9MW。
変形用サブ・ユニット
WR形態時に機首を形成するシールド。系列機と同様、左腕のマウントラッチに装着されるが、ビーム・カノンとして使用する場合は半回転させて射撃姿勢を取る。
ビーム・カノン
オミットされた大腿部ビーム・カノンに代わってサブ・ユニット先端に1門搭載されたビーム・キャノン。出力は14MW。

対決・名場面[編集 | ソースを編集]

関連機体[編集 | ソースを編集]

Ζプラス
その他のバリエーション。
ΖプラスC1型
同じくC型に属する機種。
Ζガンダム
Ζプラスの大元である試作可変モビルスーツ。同機のフライング・アーマー型のバインダーが本機でも採用されている。

余談[編集 | ソースを編集]

  • 模型作成用に描かれた第一稿には「ウルトラのβ号に足、鼻、翼端を付けたした感じ」という指定書きがあり、特撮番組『ウルトラセブン』の登場メカ「ウルトラホーク1号 β号」がモデルになっている事が分かる。

商品情報[編集 | ソースを編集]

リンク[編集 | ソースを編集]