「軌道エレベーター」の版間の差分
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:三本のエレベーターはそれぞれ低軌道・高軌道の二種のオービタルリングで接続されており、これに磁性流体を流す事で各タワーの強度を補っている。 | :三本のエレベーターはそれぞれ低軌道・高軌道の二種のオービタルリングで接続されており、これに磁性流体を流す事で各タワーの強度を補っている。 | ||
:1stシーズン時点では各三大国家群が一つずつ保有または建造中だったが、[[ソレスタルビーイング]]も秘密工場を設置したりガンダムやマイスターを輸送したりと極秘に利用していた。他作品におけるスペースコロニーや人工衛星、月面拠点などにあたる立ち位置で、その分コロニーなどの登場機会は少ない。 | :1stシーズン時点では各三大国家群が一つずつ保有または建造中だったが、[[ソレスタルビーイング]]も秘密工場を設置したりガンダムやマイスターを輸送したりと極秘に利用していた。他作品におけるスペースコロニーや人工衛星、月面拠点などにあたる立ち位置で、その分コロニーなどの登場機会は少ない。 | ||
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:キャピタル・タワーが登場。地上にエネルギーをもたらすものであり、上記の通りスコード教の聖地として神聖視されている。[[キャピタル・テリトリィ]]発展の中心地であり、タワーの保守点検を行う[[キャピタル・ガード]]、防衛を担う[[キャピタル・アーミィ]]の誕生の根本でもある。 | :キャピタル・タワーが登場。地上にエネルギーをもたらすものであり、上記の通りスコード教の聖地として神聖視されている。[[キャピタル・テリトリィ]]発展の中心地であり、タワーの保守点検を行う[[キャピタル・ガード]]、防衛を担う[[キャピタル・アーミィ]]の誕生の根本でもある。 | ||
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2023年7月2日 (日) 09:00時点における最新版
軌道エレベーター(Space elevator)[編集 | ソースを編集]
地上と静止軌道上の人工衛星を塔・ケーブルなどによって結び、エネルギーや物資を容易かつ大量に輸送できるようにしたもの。質量を支えるためのカウンターウェイトを宇宙側の先端に用意することで重量を支え、地上側はなるべく赤道に近いことが望ましい。
「宇宙エレベーター」とも呼ばれ、現実世界においてはスペースコロニーと同様に、現代ではコスト・技術面での課題の多さから構想段階に留まっている。もし実現すれば、ロケットなどを用いた輸送手段より大幅に経済的で環境への影響も少ないとされる。
各作品に登場した軌道エレベーター[編集 | ソースを編集]
タワー[編集 | ソースを編集]
『00』に登場。ユニオンが南アメリカのアマゾン川上流に建造したもので、三大勢力で最も早く完成している。
天柱(てんちゅう)[編集 | ソースを編集]
『00』に登場。人類革新連盟(人革連)がソロモン諸島北方海上に建造。低軌道ステーション「真柱」には人革連軍特務部隊「頂部」が駐屯している。1stシーズン第1話では完成10周年の記念式典が執り行われ、テロリストの襲撃を受けたことがソレスタルビーイングによる初の武力介入のうちの1つのきっかけとなる。また、ソーマ・ピーリスがアレルヤと共鳴したことで暴走、これに巻き込まれた「真柱」の一部が地球に向け落下するという事故も発生した。
ラ・トゥール ⇒ アフリカタワー[編集 | ソースを編集]
『00』に登場。AEUがアフリカ・ヴィクトリア湖西方に建造しているが完成が遅れており、エネルギー供給は開始されているもののリニアトレインなどの周辺設備は整っていない。2ndシーズンでは連邦に管理が移った上で「アフリカタワー」として完成した。アロウズによる「ブレイク・ピラー」事件にて甚大な被害を受けるが、連邦加盟国の技術支援により4か月で送電が再開されている。
キャピタル・タワー[編集 | ソースを編集]
『Gのレコンギスタ』に登場。キャピタル・シティ中心部にあり、宇宙世紀時代のものを改装して使用している。宇宙からもたらされるフォトン・バッテリーを運ぶ世界唯一の施設なので神聖視されている。全長8万km。地上発着地点を「ビクローバー」、タワーを往来するゴンドラを「クラウン」、タワー各所に配置されている宇宙ステーションを「ナット」と呼称する。ナットは全145基存在し、そのうち最下層のナットは事前工事用衛星を基にしたアンダーナットと呼ばれ、正規のナットには含まれていない。最上層のザンクト・ポルトはトワサンガから送られてくるバッテリーの積み下ろしを行う港であり、スコード教最大の聖域として特に神聖視されている。エレベーター自体に外装や構造体は存在せず、長大なケーブルが宇宙から地上に伸びているのみだが、ケーブルとナットの間に発生させた「ミノフスキーマグネットレイフィールド」によって構造を安定させている。動力は地球そのものをバッテリーとしており、大気圏上層に発生する電力をケーブルで吸収し、稼働する。
アメノミハシラ[編集 | ソースを編集]
『SEED』外伝に登場。オーブ連合首長国が軌道エレベーターの宇宙側の拠点に当たる低軌道ステーションとして建造したものの、第1次連合・プラント大戦の開戦によって中断している。サハク姉弟の拠点として機能し、実質的には独立した軍事拠点となっている。
白銀の塔 [編集 | ソースを編集]
『ガンダムビルドダイバーズRe:RISE』に登場。惑星エルドラにそびえる軌道エレベーター。頂上の先にはエルドラの月が存在し、そこではアルスがヒトツメを統括している。エレベーターの使用には専用の認証キーが必要となるが、そのキーはムランが入手し、ビルドダイバーズに託された。
登場作品[編集 | ソースを編集]
- 機動戦士ガンダム00
- 太陽光発電衛星からの電力を地上に送る目的で地球上(赤道)に建設され、本来の発送電の役割だけでなくリニアトレインを用いた大気圏内外の物資・人員の輸送、観光などの目的にも使用されている。また防護システムとしてデブリの侵入を防ぐ電磁ネットや、デブリが衝突した時の衝撃を吸収するショックアブソーバーが設置されているものの、防衛の困難さと破壊時の被害の大きさから人類共通の財産として軌道エレベーターとその周辺施設への攻撃は国際条約で禁止されており、軍備も制限されている。
- 三本のエレベーターはそれぞれ低軌道・高軌道の二種のオービタルリングで接続されており、これに磁性流体を流す事で各タワーの強度を補っている。
- 1stシーズン時点では各三大国家群が一つずつ保有または建造中だったが、ソレスタルビーイングも秘密工場を設置したりガンダムやマイスターを輸送したりと極秘に利用していた。他作品におけるスペースコロニーや人工衛星、月面拠点などにあたる立ち位置で、その分コロニーなどの登場機会は少ない。
- ガンダム Gのレコンギスタ
- キャピタル・タワーが登場。地上にエネルギーをもたらすものであり、上記の通りスコード教の聖地として神聖視されている。キャピタル・テリトリィ発展の中心地であり、タワーの保守点検を行うキャピタル・ガード、防衛を担うキャピタル・アーミィの誕生の根本でもある。
- ガンダムビルドダイバーズRe:RISE
- 白銀の塔が登場。ムランから託されたキーを使い、宇宙へ向かう際に使用された。また、GBNはガンダムシリーズを題材としたミッションが多数存在する為、当然軌道エレベーターを題材としたステージも存在する。
- 機動戦士ガンダム 水星の魔女
- 宇宙と地球を移動するための手段として用いられている。フォルドの夜明けによって地球に拉致されたグエル・ジェタークが宇宙へ帰還する為に使用した他、ミオリネ・レンブランがアーシアンとの講和の為にクイン・ハーバーへ向かう為の足としても用いられた。
関連用語[編集 | ソースを編集]
- スペースコロニー
- 同様に人類が宇宙で活動するための技術。
- HLV / マスドライバー
- 地上と宇宙の間で物資を輸送するための技術。
- メメントモリ
- 『00』セカンドシーズンに登場。アロウズが低軌道オービタルリング上に建造した巨大自由電子レーザー砲。
関連商品[編集 | ソースを編集]
書籍 [編集 | ソースを編集]
資料リンク[編集 | ソースを編集]
- 軌道エレベーター派(個人サイト):『機動戦士ガンダム00』の軌道エレベーターに関する誤解の検証(付記あり)
- GUNDAM.INFO | 公式ガンダム情報ポータルサイト:「機動戦士ガンダム00」ストーリーガイド【第5回】 第5話「限界離脱領域」(DVD第2巻収録)を紹介!
- 『ガンダム Gの レコンギスタ』公式サイト:用語集