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== TYRANT SWORD of NEOFALIA ==
 
== TYRANT SWORD of NEOFALIA ==
  
月刊[[ホビージャパン]]において、1987年9月号から翌年の2月号までの期間連載されたフォトストーリー。全6回でこのうちストーリーは5回。
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月刊[[ホビージャパン]]において、1987年9月号から翌年の2月号まで掲載された短期集中連載企画。全6回で、この内フォトストーリーは一回の休載を挟んで全5回。[[機動戦士Ζガンダム]]でメカデザインを務めた[[藤田一己]]がコンセプトワーク、デザイン、機体解説を担当した。
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同時期には[[モデルグラフィックス]]1987年9月号より[[ガンダム・センチネル]]が連載を開始していた。
  
当時ライバル誌である[[モデルグラフィックス]]にて連載され、好評を博していた[[ガンダム・センチネル]]に対抗する形で連載が企画された作品であり、[[機動戦士Ζガンダム]]でメカデザインを務めた[[藤田一己]]氏をメインデザイナーとして招く事で、これを売りにしようと考えていたようである。
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地球連邦軍辺境守備艦隊MS部隊のエースパイロット[[キース・マクレガー]]が著書である、[[U.C.]]0118年に出版された架空の著書『[[ネオ・ファリアの中で]]』から、出来事を抜粋するという形式で5つの話が語られた。
  
[[地球連邦軍]]パイロットが執筆、[[U.C.]]0118年に出版された架空の著書『[[ネオ・ファリアの中で]]』から、ダイジェストの様にシーンを抜き出し、これをプラモデルで立体化していくという企画であった。<br />つまり、当時話題となった藤田氏の作家性を最大限に生かした作例を掲載する事を目的とした企画であり、準公式作品的作りやリアリティといったものは元から投げ捨てた、今では余り考えられない様な作りであったと言える。これは様々な二次創作的作品が作られ、ガンダムと言うブランドが確立していなかった当時の時代背景による所が大きい。<br />この為、物語の舞台背景等も一応[[機動戦士Ζガンダム]]を土台としているものの、[[MS]]の配備状況や型式番号、果ては性能についても全く異なるものとして再構築されており、所謂『公式』とは全く別物となっている。だが、そもそもにして、このストーリー自体が書籍の内容という設定であり、真実を述べているとは限らない。つまり、このストーリーを肯定したとしても、それは『公式』の[[宇宙世紀]]の世界に唯1冊の本が存在する事にしかならない訳である。…だが、『全てが全て作り話では無いかもしれないのだ』。
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舞台となるのは、[[U.C.]]0086年で年代の近いTVシリーズ[[機動戦士Ζガンダム]]の登場人物を[[パプテマス・シロッコ]]が登場するなど関連性があるが、本作は[[ハマーン・カーン]]の率いる[[アクシズ]]が既に[[ネオ・ジオン]]になっていたり、[[ネオ]][[ジムⅡ]]は名前が同じなだけでほぼ別物の機体になっているなどパラレル作品なのである。
  
 
== 登場人物 ==
 
== 登場人物 ==
 
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=== [[ネオファリア]] ===
=== [[地球連邦軍|連邦軍]]辺境守備艦隊 ===
 
 
;[[キース・マクレガー]]
 
;[[キース・マクレガー]]
:主役。流れ的に『ネオ・ファリアの中で』の著者と思われる人物。[[タイラント・ソード|タイラント]]の[[テストパイロット]]
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: 主人公。SCENE.1~5に登場。[[地球連邦軍|連邦軍]]辺境守備艦隊でエースを務め、ネオファリアに出向した後は[[タイラント・ソード]]の[[パイロット]]を務めた。ネオファリアが解散した後は、再び軍に戻されると、最前線へ送り込まれた。U.C.0118年には、「ネオファリアの中で」の刊行に関わり、この本は軍の極秘プロジェクトを暴露、センセーショナルを巻き起こしたと伝えられている。
  
=== [[アナハイム・エレクトロニクス社]] ===
 
 
;[[ネイナ・ラフィット・ファルム]]
 
;[[ネイナ・ラフィット・ファルム]]
:[[SEシステム]]を考案した人物。元[[ジオン]]技術者。
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: ミノフスキー物理学の権威。SE計画の提唱者で、タイラント・ソードを開発し、キースをピックアップした。
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: SCENE.2、3、5に登場。
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: 3?才とヒロインにしては、年齢が高めだが、それは本作のデザイン担当の[[藤田一己]]が年増好きだからである。
  
=== [[木星師団]] ===
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=== 木星師団(ジュピターズ) ===
 
;[[パプテマス・シロッコ]]
 
;[[パプテマス・シロッコ]]
:名前のみの登場。台詞はない。
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: 木星師団(ジュピターズ)の長。今作では、強化人間の実験を目的にかつて木星へ送り込まれた試験管ベビー型ニュータイプであると言う。
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: SCENE.4で登場して、メッサーラ・ディノファウスト・ジュピターを駆りキースの[[タイラント・ソード]]と戦うが、機体が被弾し機動力を大幅に低下してしまうが、なんとか戦場から生還する。SCENE.5では登場しないものの、地上侵攻作戦用のメッサーラ・ディノファウスト・アルファ86機を84機にまで減らされ、最後はタイラントのSEフィールドで全滅させられ戦力を失い仕方なくティターンズに接触する羽目になるなど、今作で一番[[ソード]]型機動兵器の被害に遭っている人物である。
  
 
== 用語 ==
 
== 用語 ==
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=== 組織名 ===
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; 辺境守備艦隊
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: 主人公キースが所属していた[[地球連邦軍]]の艦隊。[[ネオ・ジオン]]の動向を監視して領域侵犯を阻止する使命を科せられている。
  
=== 組織名 ===
 
;[[地球連邦軍|連邦軍]]辺境守備艦隊
 
:アステロイドに落ち延びた旧[[ジオン軍]]、つまり後の[[アクシズ]]を完全に掃討する戦力は当時の地球連邦軍に無く、これを牽制する事を目的に創設されていた部隊。
 
 
;[[ネオ・ファリア]]
 
;[[ネオ・ファリア]]
:[[アナハイム・エレクトロニクス社|アナハイム]]13開発局の通称。本来存在しないはずの極秘機関であり、アナハイム製の新技術は殆どここで開発されたものであるとされている。<br />資料では、U.C.0088年に解体されたとされている。
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:[[アナハイム・エレクトロニクス社|アナハイム]]13開発局の俗称。本来存在しないはずの極秘機関であり、アナハイム製の新技術は殆どここで開発されたものであるとされている。<br />資料では、U.C.0088年に解体されたとされている。
  
 
=== 技術など ===
 
=== 技術など ===
 
;[[SEシステム]]
 
;[[SEシステム]]
:[[宇宙世紀]]の世界観においてはオーパーツとしか言い様が無い『SE』関連の一連の装備の呼称。
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: ソード型機動兵器に搭載されたシステム。”SE”は(Subject Effacement)の意。
 
;[[ソード]]
 
;[[ソード]]
:[[SEシステム]]を装備した新しいカテゴリーの機動兵器。
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: ネオファリアで開発された機軸の機動兵器。
;[[ABFS]]
 
:「'''A'''ggressive '''B'''easted '''F'''ormed '''S'''uit」の略。木星師団が運用する機動兵器のカテゴリー。
 
  
== メモ ==
 
既に人々の記憶から忘れ去られて久しく、知名度も低いが、[[Ζ-MSV]]に僅かながら[[ディジェSE-R|痕跡]]を残している。
 
  
 
== 収録書籍/雑誌 ==
 
== 収録書籍/雑誌 ==
 
;[[ホビージャパン]]
 
;[[ホビージャパン]]
:1987年9月号~1988年2月号。元が元だけに、ムック・書籍化はされていない。
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:1987年9月号から1988年2月号にかけて掲載された。単行本化はされていない。
 
 
== 話題まとめ ==
 
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== 資料リンク ==
 
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== リンク ==
 
*[[ストーリー一覧]]
 

2019年7月13日 (土) 06:15時点における最新版

TYRANT SWORD of NEOFALIA[編集 | ソースを編集]

月刊ホビージャパンにおいて、1987年9月号から翌年の2月号まで掲載された短期集中連載企画。全6回で、この内フォトストーリーは一回の休載を挟んで全5回。機動戦士Ζガンダムでメカデザインを務めた藤田一己がコンセプトワーク、デザイン、機体解説を担当した。 同時期にはモデルグラフィックス1987年9月号よりガンダム・センチネルが連載を開始していた。

地球連邦軍辺境守備艦隊MS部隊のエースパイロットキース・マクレガーが著書である、U.C.0118年に出版された架空の著書『ネオ・ファリアの中で』から、出来事を抜粋するという形式で5つの話が語られた。

舞台となるのは、U.C.0086年で年代の近いTVシリーズ機動戦士Ζガンダムの登場人物をパプテマス・シロッコが登場するなど関連性があるが、本作はハマーン・カーンの率いるアクシズが既にネオ・ジオンになっていたり、ネオジムⅡは名前が同じなだけでほぼ別物の機体になっているなどパラレル作品なのである。

登場人物[編集 | ソースを編集]

ネオファリア[編集 | ソースを編集]

キース・マクレガー
主人公。SCENE.1~5に登場。連邦軍辺境守備艦隊でエースを務め、ネオファリアに出向した後はタイラント・ソードパイロットを務めた。ネオファリアが解散した後は、再び軍に戻されると、最前線へ送り込まれた。U.C.0118年には、「ネオファリアの中で」の刊行に関わり、この本は軍の極秘プロジェクトを暴露、センセーショナルを巻き起こしたと伝えられている。
ネイナ・ラフィット・ファルム
ミノフスキー物理学の権威。SE計画の提唱者で、タイラント・ソードを開発し、キースをピックアップした。
SCENE.2、3、5に登場。
3?才とヒロインにしては、年齢が高めだが、それは本作のデザイン担当の藤田一己が年増好きだからである。

木星師団(ジュピターズ)[編集 | ソースを編集]

パプテマス・シロッコ
木星師団(ジュピターズ)の長。今作では、強化人間の実験を目的にかつて木星へ送り込まれた試験管ベビー型ニュータイプであると言う。
SCENE.4で登場して、メッサーラ・ディノファウスト・ジュピターを駆りキースのタイラント・ソードと戦うが、機体が被弾し機動力を大幅に低下してしまうが、なんとか戦場から生還する。SCENE.5では登場しないものの、地上侵攻作戦用のメッサーラ・ディノファウスト・アルファ86機を84機にまで減らされ、最後はタイラントのSEフィールドで全滅させられ戦力を失い仕方なくティターンズに接触する羽目になるなど、今作で一番ソード型機動兵器の被害に遭っている人物である。

用語[編集 | ソースを編集]

組織名[編集 | ソースを編集]

辺境守備艦隊
主人公キースが所属していた地球連邦軍の艦隊。ネオ・ジオンの動向を監視して領域侵犯を阻止する使命を科せられている。
ネオ・ファリア
アナハイム13開発局の俗称。本来存在しないはずの極秘機関であり、アナハイム製の新技術は殆どここで開発されたものであるとされている。
資料では、U.C.0088年に解体されたとされている。

技術など[編集 | ソースを編集]

SEシステム
ソード型機動兵器に搭載されたシステム。”SE”は(Subject Effacement)の意。
ソード
ネオファリアで開発された機軸の機動兵器。


収録書籍/雑誌[編集 | ソースを編集]

ホビージャパン
1987年9月号から1988年2月号にかけて掲載された。単行本化はされていない。