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+ | 重力下での白兵戦を主眼に開発された本機は、[[ガンダム]]に見られるコア・ブロック・システムを取り除くことで、細身のボディになっている。また、それによる軽量化とアポジモーターの増設により、瞬発力はガンダムを上回り、当時の引力圏で最速を誇る。その機動力と高出力の2本のビーム・ダガーを用いた超近接戦闘を行う。そのため、装甲は対実弾兵器用のものを使用。射撃武器は重力下での信頼の高い実弾兵器が採用されている。 | ||
本機は3機生産され、1号機はベルファスト、3号機はアフリカに配備された。2号機はアルバトロス輸送中隊によってホワイトベース隊に配備される予定だったが、それを察知したジオン公国軍の特殊任務班ウルフ・ガー隊などの複数の部隊から再三攻撃を受け、届けられることはなかった。 | 本機は3機生産され、1号機はベルファスト、3号機はアフリカに配備された。2号機はアルバトロス輸送中隊によってホワイトベース隊に配備される予定だったが、それを察知したジオン公国軍の特殊任務班ウルフ・ガー隊などの複数の部隊から再三攻撃を受け、届けられることはなかった。 | ||
== 登場作品と操縦者 == | == 登場作品と操縦者 == | ||
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− | : | + | :アルバトロス輸送中隊の護衛第2小隊隊長[[ボルク・クライ]]大尉が搭乗。ウルフ・ガー隊隊長ヘンリー・ブーン大尉の駆る[[イフリート]]と幾度となく交戦する。その後の経緯は不明だが、PS3ソフト「機動戦士ガンダム ミッシングリンク」のリメイク版では砂漠に上半身のみが残されていたのをミデアが回収したという内容になっている。 |
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− | :スレイブ・レイスのリッパーこと[[フレッド・リーバー]] | + | :スレイブ・レイスのリッパーこと[[フレッド・リーバー]]軍曹の乗機。彼の機体は、全体的に暗めのカラーリングとなっている。スレイブ・レイスにこの機体が渡った理由として、ベルファストに配備される予定だった1号機を裏工作で入手した説と、ゴビ砂漠で2号機を回収した説(上記リメイク版の結末より)とがある。キャリフォルニア・ベースにて、ジオン軍マルコシアス隊総隊長の[[ダグ・シュナイド]]と共に、殿を務める。HLVを宇宙に上げる事に成功した後はイフリートと共に連邦軍と交戦するが、最後はシュナイドがリッパーに代わって乗り、回収に来た友軍を逃がす為に戦った。機体は連邦軍に回収され、後にレイスがオーガスタ研究所を襲撃した際に[[ドリス・ブラント|ダイバー]]が増援として使用している。 |
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:コルテス中尉の乗機。ガルマザク事件の主犯的人物、陸軍のウェイン中将が与えた機体であり、中将の邪魔者排除を請け負う掃除人(クリーナー)を引き受けていたコルテスに[[Gアーマー]]と共に受領された。その戦闘力は凶悪で、ネメシス隊の[[ジム改]]と[[ジム・スナイパーII]]、スレイプニール隊の[[ジム・ライトアーマー]]や[[ガンタンクII]]、[[ガンキャノンII]]からなるエース達を悉く殲滅してしまっている。 | :コルテス中尉の乗機。ガルマザク事件の主犯的人物、陸軍のウェイン中将が与えた機体であり、中将の邪魔者排除を請け負う掃除人(クリーナー)を引き受けていたコルテスに[[Gアーマー]]と共に受領された。その戦闘力は凶悪で、ネメシス隊の[[ジム改]]と[[ジム・スナイパーII]]、スレイプニール隊の[[ジム・ライトアーマー]]や[[ガンタンクII]]、[[ガンキャノンII]]からなるエース達を悉く殲滅してしまっている。 | ||
== 装備・機能 == | == 装備・機能 == | ||
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=== 武装・必殺攻撃 === | === 武装・必殺攻撃 === | ||
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− | :両腰部に1本ずつ2本装備している。ビーム・サーベルと比べて圧倒的に短いダガー (ナイフ) | + | :[[ジム改]]などが携行している90mmマシンガン。PS3ソフト『機動戦士ガンダム サイドストーリーズ』では90mmサブマシンガンの代わりにこちらを携行している。 |
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+ | :両腰部に1本ずつ2本装備している。ビーム・サーベルと比べて圧倒的に短いダガー (ナイフ)状、高出力のビーム刃を形成する。格闘スタイルは2本を逆手で持ち、斬りかかる。当初の設定では2号機のみの装備とされていたが、その後の外伝では同装備の別機体(もしくは同一機体)が登場している。 | ||
== 対決・名場面 == | == 対決・名場面 == | ||
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:ゴビ砂漠の基地に襲撃してきたイフリートと幾度と交戦。最後は一騎討ちとなり、その後の二機の結末は不明。 | :ゴビ砂漠の基地に襲撃してきたイフリートと幾度と交戦。最後は一騎討ちとなり、その後の二機の結末は不明。 | ||
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− | + | *[[イフリート]]と同様、多くの媒体で陸戦用の機体として扱われている本機だが、本来は地上・宇宙の両方で運用が可能な機体である(没になった続編では、宇宙でイフリートと決着をつける予定だった)。実際に『CROSS DIMENSION 0079』の説明書や当時の攻略本には「地球圏戦闘用(地球圏がどこまでの範囲を指すかは不明)」と記載されており、「地上戦用」とは記載されていない。恐らく、原作ゲームが地上戦のみで終わった事に加え、「地球圏」を「地球上」と解釈したことによる設定だと思われる。 | |
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== リンク == | == リンク == | ||
*[[登場メカ]] | *[[登場メカ]] |
2018年9月10日 (月) 15:52時点における版
RX-78XX ピクシー (PIXY)
- 登場作品:機動戦士ガンダム CROSS DIMENSION 0079 機動戦士ガンダム外伝 ミッシングリンク 機動戦士ガンダム オレら連邦愚連隊
- デザイナー:大河原邦男
- 分類:試作型モビルスーツ
- 装甲材質:ルナ・チタニウム合金
- 頭頂高:18.3m
- 全高:19.2m
- 本体重量:39.8t
- 主動力:熱核融合炉
- 出力:1,440kW
- 推力:70,500kg
- 開発組織:地球連邦軍
- 所属:アルバトロス輸送中隊(2号機)
- 主なパイロット:ボルク・クライ(2号機) 、フレッド・リーバー 、ドリス・ブラント、ダグ・シュナイド、コルテス
概要
地球連邦軍が一年戦争中に開発した、ガンダムタイプの試作MSである。
重力下での白兵戦を主眼に開発された本機は、ガンダムに見られるコア・ブロック・システムを取り除くことで、細身のボディになっている。また、それによる軽量化とアポジモーターの増設により、瞬発力はガンダムを上回り、当時の引力圏で最速を誇る。その機動力と高出力の2本のビーム・ダガーを用いた超近接戦闘を行う。そのため、装甲は対実弾兵器用のものを使用。射撃武器は重力下での信頼の高い実弾兵器が採用されている。
本機は3機生産され、1号機はベルファスト、3号機はアフリカに配備された。2号機はアルバトロス輸送中隊によってホワイトベース隊に配備される予定だったが、それを察知したジオン公国軍の特殊任務班ウルフ・ガー隊などの複数の部隊から再三攻撃を受け、届けられることはなかった。
登場作品と操縦者
- 機動戦士ガンダム CROSS DIMENSION 0079
- アルバトロス輸送中隊の護衛第2小隊隊長ボルク・クライ大尉が搭乗。ウルフ・ガー隊隊長ヘンリー・ブーン大尉の駆るイフリートと幾度となく交戦する。その後の経緯は不明だが、PS3ソフト「機動戦士ガンダム ミッシングリンク」のリメイク版では砂漠に上半身のみが残されていたのをミデアが回収したという内容になっている。
- 機動戦士ガンダム外伝 ミッシングリンク
- スレイブ・レイスのリッパーことフレッド・リーバー軍曹の乗機。彼の機体は、全体的に暗めのカラーリングとなっている。スレイブ・レイスにこの機体が渡った理由として、ベルファストに配備される予定だった1号機を裏工作で入手した説と、ゴビ砂漠で2号機を回収した説(上記リメイク版の結末より)とがある。キャリフォルニア・ベースにて、ジオン軍マルコシアス隊総隊長のダグ・シュナイドと共に、殿を務める。HLVを宇宙に上げる事に成功した後はイフリートと共に連邦軍と交戦するが、最後はシュナイドがリッパーに代わって乗り、回収に来た友軍を逃がす為に戦った。機体は連邦軍に回収され、後にレイスがオーガスタ研究所を襲撃した際にダイバーが増援として使用している。
- 機動戦士ガンダム オレら連邦愚連隊
- コルテス中尉の乗機。ガルマザク事件の主犯的人物、陸軍のウェイン中将が与えた機体であり、中将の邪魔者排除を請け負う掃除人(クリーナー)を引き受けていたコルテスにGアーマーと共に受領された。その戦闘力は凶悪で、ネメシス隊のジム改とジム・スナイパーII、スレイプニール隊のジム・ライトアーマーやガンタンクII、ガンキャノンIIからなるエース達を悉く殲滅してしまっている。
装備・機能
特殊機能
- ビームステルスコート
- 機体表面に塗布されている。詳細は不明。
武装・必殺攻撃
- 60mmバルカン砲
- ガンダム同様、頭部の左右に1門ずつ内蔵している。牽制程度の威力しかないが、内蔵武器という出の速さと取り回しの良さが、格闘中心の超近接戦闘が主体の本機には重要な武装である。
- 90mmサブマシンガン
- 2丁装備している本機唯一の射撃武装であり、左右で撃つことで弾幕を張れる。また、ガンプラ「HG ガンダムピクシー」では、グリップ部にビーム・ダガーを接続できるオリジナルのギミックが追加されている。
- ブルパップ・マシンガン
- ジム改などが携行している90mmマシンガン。PS3ソフト『機動戦士ガンダム サイドストーリーズ』では90mmサブマシンガンの代わりにこちらを携行している。
- ビーム・ダガー
- 両腰部に1本ずつ2本装備している。ビーム・サーベルと比べて圧倒的に短いダガー (ナイフ)状、高出力のビーム刃を形成する。格闘スタイルは2本を逆手で持ち、斬りかかる。当初の設定では2号機のみの装備とされていたが、その後の外伝では同装備の別機体(もしくは同一機体)が登場している。
対決・名場面
機動戦士ガンダム CROSS DIMENSION 0079
- 対イフリート
- ゴビ砂漠の基地に襲撃してきたイフリートと幾度と交戦。最後は一騎討ちとなり、その後の二機の結末は不明。
機動戦士ガンダム オレら連邦愚連隊
関連機体
- ガンダム
- RX-78ナンバーの機体。
余談
- イフリートと同様、多くの媒体で陸戦用の機体として扱われている本機だが、本来は地上・宇宙の両方で運用が可能な機体である(没になった続編では、宇宙でイフリートと決着をつける予定だった)。実際に『CROSS DIMENSION 0079』の説明書や当時の攻略本には「地球圏戦闘用(地球圏がどこまでの範囲を指すかは不明)」と記載されており、「地上戦用」とは記載されていない。恐らく、原作ゲームが地上戦のみで終わった事に加え、「地球圏」を「地球上」と解釈したことによる設定だと思われる。
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