カミキ・セカイ

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カミキ・セカイ(Kamiki Sekai)


ガンダムビルドファイターズトライの主人公三人組の一角。赤い髪と熱い性格は、前作の主人公の片割れであるレイジを彷彿とさせる。また、興奮すると瞳孔が星の形になる所はもう一方の主人公イオリ・セイを彷彿とさせる。

聖鳳学園中等部に2年から途中転入してきた中学生。次元覇王流拳法を学んでおり、その腕前は達人クラス。一方で、ガンプラバトルなどの影響で視聴者側の世界よりガンダムが普及しているという状況にもかかわらず、ガンダムシリーズやガンプラの知識は全く持っておらず、ホシノ・フミナには開口一番「嘘やぁ!今時ガンプラの存在を知らない男の子がいるなんて!」と驚かれている。
武術の修行のおかげか礼儀はしっかりしており、その点に関してはどこかの喧嘩っ早く敬語を使わない異世界の某王子様とは違っている。

転入当初入部を希望していた武道・格闘技系部活動がないことに落胆していた所、フミナに「究極のバトルが楽しめる」とガンプラバトル部の部室に連れていかれ、そこで強引に見せられたガンプラバトルに引き込まれガンプラへの一歩を踏み出す。初心者ながら次元覇王流拳法で鍛えたバトルセンスは一級品であり、ラルさんをして「あれは…レイジ君の再来か?」と言わしめている。コウサカ・ユウマは、セカイの搭乗機であるビルドバーニングガンダムの完成度とそれを活かす高い操縦技術に対して、やはり全盛期のイオリ・セイレイジ組を思い出している。

戦闘スタイルは、白兵武装さえ使わない徒手空拳での近接戦闘を主体とし、次元覇王流拳法の技をそのままガンプラで再現したりすることもある。だが武器を使った戦闘が全くできないという訳ではなく、デビュー戦ではドムのジャイアント・バズとヒートサーベルを人並みには扱えているが射撃訓練においては射撃が壊滅的に下手くそだと言う事が判明した。

これはセカイがガンプラを動かす際には自身が会得している次元覇王流の動きを元にしている為、自身の体感していない事は出来ないと為である(サカイ・ミナト曰く、自分の感覚をガンプラに押し付けているだけ)

その為、当初は次元覇王流の技も自身が体感した事のない宇宙空間などでは勝手が違い、技が上手く出せないなどの致命的な弱点を持っていた。

ミナトとのバトルで自分の感覚をガンプラに押し付けているだけだと指摘されて敗北した事を期に自分の扱うビルドバーニングガンダムと一体となってバトルする為にビルドバーニングガンダムの可動域を確認して理解を深め、自身も宇宙などでのバトルに対応する為に無重力に近い水中で修業する事で宇宙でのバトルにも対応できるようになっている。

登場作品と役柄

ガンダムビルドファイターズトライ
主人公の一人。ガンダムシリーズやガンプラの知識は全く無いものの、ガンプラを動かす楽しさに触れてガンプラバトルに関わりだす。チーム「トライファイターズ」では次元覇王流を活かして切り込み役を務める。

人間関係

カミキ・ミライ
読者モデルをやっている姉。
ホシノ・フミナ
ガンプラバトル部の先輩で、セカイがガンプラに出会う切欠となった。チーム「トライファイターズ」のリーダー。
コウサカ・ユウマ
クラスメイト。元はプラモ部に所属していたが、紆余曲折を経てガンプラバトル部に移籍して同じチームでバトルする事となる。性格やバトルスタイルが正反対と言う事もあって衝突する事も多い。
サザキ・カオルコ
対戦以来、何故かずっと気にかけてくる女の子。
ミヤガ・ダイキ
高等部でプラモ部の部長。セカイに対して失礼な態度を取ったため、失礼な言動を返されている。
サカイ・ミナト
Gミューズでセカイを敗北させた相手。しかし、後のセカイの戦いを見て「ヘタレじゃなかったんか!?」と驚かれる。
イズナ・シモン
準々決勝で激突した相手。セカイ自身が全力で戦えた強い信念のファイターであり、病院で顔を合わせた時には互いに全力を懸けた勝利宣言を行っている。バトルはデスティニーガンダムビルドバーニングガンダムの一騎打ちに持ち込まれたが、最終的に勝利した。
イズナ・マモル
シモンの弟。長い闘病生活を続けていたが、セカイとはガンプラバトルを通じて知り合った。
スガ・アキラ
地区予選の決勝において対峙した「Gマスター」の一員。元ガンプラ学園の選抜メンバー故に、セカイとも熾烈な戦いを繰り広げている。
イノセ・ジュンヤ
かつてセカイと共に次元覇王流を学んだ兄弟子。
ラルさん
ガンプラバトル部のコーチ。ガンプラやガンプラバトルの知識に疎いセカイに様々なアドバイスを送る。
キジマ・シア
合宿でセカイが出会った謎の少女。傷付いたビルドバーニングを修復する際に様々な助言を与えてくれた。
アドウ・サガ
キジマ・ウィルフリッド
合宿で相対した最大の好敵手。彼の機体トランジェントガンダムと壮絶な一騎打ちを展開した。

名台詞

「まだだ!俺には解るんだ……このガンプラが叫んでる。」
「俺はまだ、負けてない。負けてなんかないって!」
ユウマの操るライトニングガンダムの偏差射撃に対して劣勢になった時の台詞。
決着がつく前の勝負の放棄など相手にも自分にも失礼であるし、ましてや自分をこの機体に導いてくれたフミナの率いるガンプラバトル部の存続をかけた戦いならば、その彼女が止めようとも途中で戦いを放り出すわけにはいかない。カミキ・セカイとはそういう漢なのだ。
直後の致命的な一撃を食らったドムが爆散してバトル終了かと思われた瞬間、奇跡は起こった。

搭乗機体・関連機体

ドム
1話でセイとレイジの獲得した優勝トロフィーに隠されていたものをセカイが発見し、その完成度の高さと次元覇王流の技でプラモ部のミヤガを圧倒したが、これは仮の姿だった。
ビルドバーニングガンダム
ドムの爆炎を浴びて不死鳥の如く真の姿に蘇ったメイン搭乗機。恐らくセイが、ガンプラ同士の殴り合いを好みビルドナックルを決め技としていたレイジの為に用意したものだと推測される。
ラルさん曰く「レイジの再来」であるセカイがこの機体を見つけ出したことは単なる偶然なのだろうか?
武者號斗丸
Gミューズで暇つぶしに制作した物でセカイが初めて制作したガンプラでもある。SDガンダムである為、セカイが得意とする徒手空拳でのバトルとの相性が悪く、ミナトの操る荒鬼頑駄無に敗北している。