フレイ・アルスター
フレイ・アルスター (Flay Allster)
- 登場作品:機動戦士ガンダムSEED
- 声優:
- 種族・性別:ナチュラル・女
- 生年月日:
- 年齢:--歳
- 身長:---cm
- 体重:---kg
- 血液型:
- 所属:民間人→地球連合軍
- 階級:二等兵
- 役職・称号など:
- 主な搭乗艦:アークエンジェル、ドミニオン
- キャラクターデザイン:
大西洋連邦事務次官ジョージ・アルスターの娘で、キラ・ヤマトらの後輩。キラの友人であるサイ・アーガイルの婚約者でもある。ナチュラル。
目の前で父親が乗った軍艦がザフト軍の攻撃を受けて撃沈。復讐の手段としてキラを誘惑、戦いを仕向ける。当然婚約は解消。
ナタルからは「自分が『女』である事を理解している」と、その本性を見抜かれている。
全編通して自己中心的、かつ身勝手で傲慢なキャラクターであり、物騒な発言も非常に多い(それでいて、アークエンジェルの乗員に、それを咎める人がなぜかいない)ため、嫌う視聴者は多い。
もともとコーディネイターに偏見を持っていたが、父の死により地球連合軍に志願するほどの憎しみを持つようになった。
やむを得ない状況ではあったが、望まない闘いに身を投じることになったキラ・ヤマトの精神的な支えとして自分自身をも利用する。
物語序盤では、連合軍にあってたった一人のコーディネイターであるキラは、周りからは戦うことを強制されながらも根本的には別の存在として見られていることを理解し、孤立していた。そこにつけこんだフレイの策は成功するものの、自分を本当に大切にしてくれるキラに無意識に惹かれていく。そんな自分を認めたくないという意地が皮肉にも自らを案ずるキラの言葉で爆発し、喧嘩別れしてしまったまま、キラはアスランに討たれてMIAとなってしまう。フレイはキラが死んでしまったことに対してショックを受けていることを気付かないまま、サイと寄りを戻そうとするも、彼女の本心を察したサイには拒絶され、孤立してしまう。
小説ではキラと喧嘩別れしたことを後悔してやり直そうとする(間に合わずキラはMIAになるが)、孤立したことを「優しいキラやサイを裏切った自分への罰だ」と感じるなど、自分勝手なだけではない彼女の姿も描かれた。
最期はプロヴィデンスガンダムによって殺害される(最も、フレイを嫌う人にとっては溜飲が下がった瞬間でもあったが)。利用されていたとはいえ、キラはもう誰も死んで欲しくないと願いながら戦っているにも関わらず、それでも守れないことに嘆き、涙する。
フレイは精神だけになってキラに語りかけるが、二人の思いは交錯することなくただすれ違ってしまった。ガンダムSEEDを象徴するシーンである。
劇中での行いが行いなだけに、素直な共感を得るのは非常に難しいキャラだが、このラストだけは評価する人も多い。 また、小説ではその行いをフォローするためか、フレイの複雑な心や自身の行動を後悔する描写が追加されている。
登場作品と役柄
- 機動戦士ガンダムSEED
- 父の死をきっかけに、お嬢様として幸せに暮らしていけたはずの人生が狂っていった。自業自得な面も多々あるが、戦争に狂わされたキャラクターの一人ともいえる。
余談だが、フレイがキラと肉体関係を結んだことを暗示するシーンがあまりにも「暗示」というには直接的すぎた(裸のフレイが一瞬映るなど)ため、視聴者の一部から苦情が来たこともある。
人間関係
- キラ・ヤマト
- 父親を殺したコーディネイターに復讐するために利用する。しかし一方で、段々と彼の内面に惹かれていった。
- サイ・アーガイル
- 親同士で決めた婚約者で恋人だったが、キラを利用するために解消。彼への愛情はキラとの歪んだ関係が結ばれた後も残っていたようで、彼の行動に対して心を痛めることもあった。
- ミリアリア・ハウ
- トール・ケーニヒ
- カズイ・バスカーク
名台詞
- 「コーディネイターの癖に、馴れ馴れしくしないで!」
- 「アンタ、自分もコーディネイターだからって…本気で戦ってないんでしょう!?」
- コーディネイターへの憎しみを表すセリフ。ナチュラルとコーディネイターが戦争している状態ではある意味至極当然なセリフなのだが、それにしても彼女の憎しみは度を越している。
- 「同情してるの?アンタが?私に?」
- 「可哀想なのはアンタの方じゃない!」
- キラに優しくされた時に、怒りを爆発させてしまった。TVではいきなり怒り出していたが、小説ではキラの優しさを嬉しく思ってしまう自分とそんな自分を許せないプライドから感情を爆発させたと補足されている。
- 「本当の私の想いが、貴方を守るから…」
- 自分の死を心から悲しみ、後悔するキラに向けて魂となったフレイがかけた言葉。前半は狂気や憤怒、後半は暗い表情が目立ったフレイだったが、この時は優しい笑顔を浮かべていた。