ファウンデーション王国
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ファウンデーション王国
ユーラシア連邦南部に位置する王政国家。首都はイシュタリア。君主はアウラ・マハ・ハイバル。宰相としてオルフェ・ラム・タオがその下に控えている。
元々はキプチャク・ハン国[1]の時代に遡る程の歴史ある小国で、ある日突然にユーラシアからの独立を宣言。ユーラシア連邦はそれを許さず武力に訴えたが、国際社会のおおかたの予想を覆し、ファウンデーションはこの進行を退け、事実上の独立を勝ち取った。この一連の事件は「ファウンデーション・ショック」と呼ばれ、ユーラシア連邦に不満を持つ各地の勢力の離反を招き、第2次連合・プラント大戦後の世界情勢を更に混乱させるものとなった。
ザフトの支援を受けてこそいるが、大国であるユーラシアの顔色を伺っている事もあってその独立を承認する国家は国際社会においてはほとんど存在していない。しかし、ナチュラル・コーディネイターにかかわらず、優秀な人材は年齢・出身を問わずに登用する政策を採り、独立後は飛躍的に国力を伸ばし、宇宙にも拠点を構築するなど、経済的・技術的に目覚ましい発展を遂げている。
自国の戦力として主にザフトから購入した旧式モビルスーツを運用するが、宰相オルフェ以下7名で構成されるアウラの親衛隊ブラックナイトスコードがその上位に存在している。
その実態は、デスティニー・プランの支配階層として生み出されたコーディネイターの上位種「アコード」の運営する国家であり、能力重視政策による復興と発展も、デスティニー・プランによって成し遂げられたものであった。一方、市街の一角には発展の恩恵を一切受けられない貧民街も形成されており、プラン反対を唱えるでも活動も行われ、それを鎮圧・粛清する武装警察も組織されていた。
登場作品
- 機動戦士ガンダムSEED FREEDOM
- 初登場作品。ブルーコスモスを主導するミケール大佐の所在を掴んでおり、それを強襲する合同作戦をコンパスに打診するが、作戦中の混乱に乗じてユーラシア連邦に潜入したブラックナイツが核ミサイルを使用し、イシュタリアを爆撃。同時に戦闘を行っていたコンパスとブルーコスモスを抹殺する事でその証拠を完全に消滅させ、主要メンバーはラクス・クラインを伴って宇宙へと逃走。その後、「ユーラシアからの核攻撃」を口実にレクイエムでユーラシア首都モスクワを攻撃し、ザフト強硬派の支援を受けてデスティニー・プラン実行を世界へと迫ったが、生存していたコンパスの戦力によってラクスを奪還された上、女王アウラ及びブラックナイトスコードは戦死。レクイエムも破壊されたことで敗北した。
人物
- アウラ・マハ・ハイバル
- 君主。
- オルフェ・ラム・タオ
- 宰相。
- シュラ・サーペンタイン
- 国防長官・近衛師団長。
- イングリット・トラドール
- 国務秘書官。
- リデラード・トラドール
- ブラックナイツのメンバー。
- ダニエル・ハルパー
- ブラックナイツのメンバー。
- リュー・シェンヂアン
- ブラックナイツのメンバー。
- グリフィン・アルバレスト
- ブラックナイツのメンバー。
戦力
軍艦
モビルスーツ
関連組織
- ブラックナイトスコード
- ブラックナイツとも呼ばれるアウラ親衛隊。
- ザフト
- 独立時に支援を受ける。軍の保有戦力も、ザフトから購入した物を使用する。
- ユーラシア連邦
- 旧宗主国。独立後は休戦状態ながらも敵対関係にあり、お互いに軍事境界線を挟み睨み合いを続けている。
リンク
脚注
- ↑ 13世紀から18世紀にかけて栄えた、チンギス・カンの長男のジョチの末裔が支配していた遊牧政権。