ブルーコスモス

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ブルーコスモス(Blue Cosmos)[編集 | ソースを編集]

コーディネイター、反プラント思想者の総称。「青き清浄なる世界のために」をスローガンとし、「青色のコスモス」をシンボルとしている。活動内容は政治ロビー活動からコーディネイターを標的としたテロ活動まで多岐にわたる。

元来はアズラエル財閥をパトロンとした環境保護団体であったが、コーディネイター技術が公表されると不快感を表明。C.E.40年頃になると権威の失墜したキリスト教、イスラム教などの旧宗教勢力の原理主義者を取り込み、武装団体として発展していった[1]

構成員の国籍、年齢、職業も様々であり、社会のあらゆる団体に支持者が存在する。構成員はそれを自称する者を含めて総数は数十万人程度と、規模そのものは決して大きいものではないが、心情的にその主張に共感する人々は世界中に存在する為、人数面の不利は存在せず[2]、各国の経済界や軍部にも根を張っている。

地球連合軍の上層部にもシンパが存在しており、第1次連合・プラント大戦では盟主であるムルタ・アズラエルが軍の行動に介入出来る程の発言力を有するようになっていた。また、血のバレンタイン事件の切っ掛けとなった核ミサイルも、ブルーコスモスの賛同者が独断で艦隊に運び込んだ物であった。

反コーディネイター活動団体ではあるが、構成員や賛同者の中には少数ながらコーディネイターも含まれており、彼らは出生に苦悩した末に反コーディネイター思想に生きる道を見出した者である[3]

登場作品[編集 | ソースを編集]

機動戦士ガンダムSEED
初登場作品。戦争開戦以前からロビイスト活動やデモを行っていた事が描写されており、過激なものでは暗殺や自爆テロを行う者も居たとされている。物語後半からは盟主のムルタ・アズラエルが登場し、地球連合軍の作戦行動を牽引した。
機動戦士ガンダムSEED DESTINY
アズラエルに代わる盟主としてロード・ジブリールが登場。彼が代表を務めるロゴスもブルーコスモスの支持母体であるが、ロゴス自体は明確な反コーディネイター団体という訳ではない。
機動戦士ガンダムSEED FREEDOM
地球連合軍大佐ミケールが残存兵力を率いて各地でのテロ活動を主導している。これに対し、コンパスが新興国のファウンデーション王国の提案を受け、合同作戦を行う所から物語が始まる。

人物[編集 | ソースを編集]

ムルタ・アズラエル
ブルーコスモスの盟主。
ロード・ジブリール
アズラエル死後の盟主。
ウィリアム・サザーランド
ミケール

関連用語[編集 | ソースを編集]

ロゴス
地球連合軍
ファントムペイン
ナチュラル
コーディネイター

リンク[編集 | ソースを編集]

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. C.E.17年のシカゴの病院の焼き討ちも、ブルーコスモスによるものと噂されている。
  2. フレイ・アルスターのように、その思想に共感しているが自身をブルーコスモスではないと主張している者も多い。また、数十万人という人数もあくまでプラントとの戦争開戦前までの統計でしかない。
  3. 『SEED』作中でも、遺伝子調整を施されながら、親の望んだ容姿に育たなかったコーディネイターの存在が描写されている。