ブッホ・コンツェルン
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ブッホ・コンツェルン (Buch Konzern)
『機動戦士ガンダムF91』やそれに関連する作品に登場する企業グループ。
サイド1近傍のブッホ・コロニーに拠点を構える複合企業。スペースデブリの回収業社ブッホ・ジャンク社を母体として、創業者シャルンホルスト・ブッホ自らが発展させ、一代にして企業複合体へと成長した。
しかし、シャルンホルストは企業経営を通じて民主主義社会の退嬰を、ジャンク回収業で人類の愚昧さを痛感。やがて、愚昧な民衆による社会運営ではなく、高貴な精神や高い知性を備えたエリートによる社会運営を理想とするようになる。その思想はシャルンホルストの息子マイッツァーへと受け継がれると、「コスモ貴族主義」へと昇華され、やがてコスモ・バビロニア建国戦争を引き起こすクロスボーン・バンガードの挙兵へと繋がっていく。
アナハイム・エレクトロニクス社などの巨大企業と関係を深めており、C.V.向けの高性能モビルスーツを開発・生産するための地固めも行っている。
ブッホ・コンツェルンは内外に様々な関連組織を多く持ち、創業者一族であるロナ家の一員、または貴族主義の賛同者を送り込んでいる。内部組織は傘下企業や職業訓練学校などで、コスモ・バビロニア計画やC.V.の後方支援組織として装備、人材、資金の調達に関与していた。
登場作品
- 機動戦士ガンダム Twilight AXIS
- 母体企業のブッホ・ジャンク社が暗躍。宇宙世紀0096年にバーナムを運用し、アクシズ探索を行った。
- 機動戦士ガンダムF91 フォーミュラー戦記0122
- 宇宙世紀0122年、再決起したオールズモビルに対して支援を行っていた。
- 機動戦士ガンダム シルエットフォーミュラ91
- 傘下企業のブッホ・エアロダイナミックス社がアナハイム・エレクトロニクス社ととあるMS開発計画で繋がっている。
- 機動戦士ガンダムF91
- 初登場作品。クロスボーン・バンガードを挙兵し、地球連邦政府に宣戦布告。コスモ・バビロニア建国戦争を勃発させた。
傘下企業
- ブッホ・ジャンク社
- 母体企業。若き日のシャルンホルストが立ち上げたジャンク回収業者。
- ブッホ・エアロダイナミックス社
- 航空機開発部門。モビルスーツ開発・製造能力を持ち、C.V.用MSの原型機デッサ・タイプを開発し、で何シリーズなどを製造・納入した。
- ブッホ・エアロマシン社
- 小型MSを含む機動兵器の開発能力を持つ。ショット・ランサーやビーム・シールドの実用化に寄与。
- 職業訓練校
- 宇宙世紀0081年3月14日に利益の公共還元を名目に設立された教育機関。コスモ貴族主義に同調した将来性のある生徒はC.V.に勧誘される。教育機関としての規模は大きく、コロニー公社で必要なプチMSの操縦から裁縫・料理学校まで擁していた。
関連組織
- ロナ家
- 創業者一族。
- クロスボーン・バンガード
- コスモ・バビロニアの建国、反対勢力の排除を担う私設軍隊。
- バーナム
- 初期のブッホ・コンツェルン系私設武装組織。バーナムの森とも呼ばれる。
- コスモ・クルス教団
- ブッホ・コンツェルンが人心掌握のために設立した宗教団体。