ELSクアンタ

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ELSクアンタ(ELS QAN[T])

ダブルオークアンタELSと融合した姿。
「クアンタムバースト」でパージされた装甲はELSによって再構築されていて、肩以外は左右対称となっている。また、ダブルオークアンタが鋭角的な形状だったのに対し、本機は丸みを帯びた形状に変化している。背部にある翼状のパーツは触手であり、8本存在しているが、これはELSとはまた別の異星体が融合した事で追加されたものとされている。
全体的なシルエットはダブルオークアンタと酷似しているが、場合によっては別の姿に変貌させる事も可能らしい。

本機は武器らしい武器を持っておらず、戦闘に向いているとは言い難い。だが、この姿こそが、「対話の為のガンダム」であるダブルオークアンタの本来のあるべき姿とも言えるだろう。

登場作品と操縦者

劇場版 機動戦士ガンダム00
ガンダムマイスター刹那・F・セイエイ
マリナの住む家の庭の花畑の中に佇み、機体の各所から花を咲かせていた。
機動戦士ガンダム00N
監視カメラが地球へと降りてくる本機の姿をたまたま撮影している。
機動戦士ガンダム00I 2314
スメラギが地球圏を旅立つ日に量子テレポートで帰還。地球へと向かった。

装備・機能

特殊機能

量子テレポート
長距離の空間跳躍を可能とする機能。
ダブルオークアンタではGNソードビットをリング状に展開して量子ゲートを形成し、そこに飛び込んで跳躍していたが、本機ではどのようにして行われるのかは不明である。

武装・必殺攻撃

触手
詳細は不明だが、背中のパーツは武装としても使えるらしい。

対決・名場面

澄み渡る未来
ELSとの対話の為、母星に向かった刹那。それから50年後、対話を終えた彼はようやく地球圏へ帰還し、機体を花畑の中に着地させる。刹那はクアンタから降りると、マリナの住む家を訪れる。そして、全ての役目を終えたクアンタの全身からは花が咲き始めたのだった。
物議を醸した劇場版の最後を締めくくった、印象的なシーン。『ガンダム00』の物語を締めくくるシーンとして一見の価値はある。また、刹那が初めて出会ったガンダムがELSクアンタと同様に翼を広げていたこと、そのガンダムがあくまで戦闘行為によって刹那を救ったことを考えると、また違った見方もできるかもしれない。
なお、最後に表示される英文「peace can not be kept by force, it can only be achieved by understanding.」とはかのアルバート・アインシュタインの言葉で、「平和は武力では維持できない。それはただ相互理解によってのみ可能にしうる。」という意味。まさに『機動戦士ガンダム00』のメインテーマを如実に表現したものと言える。

関連機体

ダブルオークアンタ
ELSと融合する前の姿。
ELSジンクスELSガデラーザELSガガELSアスカロンELSダブルオー
ELSがMSMAに擬態した状態。
ガルムガンダムE
ガルムガンダムがELSと融合した姿。

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