「オルガ・イツカ」の版間の差分

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*主な搭乗機:[[CGSモビルワーカー(地上型)]]→[[イサリビ]]
 
*主な搭乗機:[[CGSモビルワーカー(地上型)]]→[[イサリビ]]
  
[[三日月・オーガス]]の幼馴染にして、本作におけるもう一人の主人公。<br />CGS時代は少年兵で構成された参番組の隊長を務めており、三日月をはじめとした少年兵達からは優れた統率力ゆえに強い信頼を置かれている。後に[[ギャラルホルン]]との抗争が起こった際には、三日月を[[ガンダムバルバトス]]に搭乗させて仲間達の窮地を救った。<br />その後は今まで参番組を見下していた大人達を追放し、新たに『[[鉄華団]]』を立ち上げている。
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主人公である[[三日月・オーガス]]の幼馴染にして、本作における副主人公。<br />CGS時代は少年兵で構成された参番組の隊長を務めており、三日月をはじめとした少年兵達からは優れた統率力ゆえに強い信頼を置かれている。後に[[ギャラルホルン]]との抗争が起こった際には、三日月を[[ガンダムバルバトス]]に搭乗させて仲間達の窮地を救った。<br />その後は今まで参番組を見下していた大人達を追放し、新たに『[[鉄華団]]』を立ち上げている。
  
 
すらりとした長身と白みがかった前髪、首に巻いたシュマグ(アフガンストール)が特徴の青年で、腕には三日月との絆を確固たるものとした時に出来た傷が残っている。 2期からは赤いスーツを着用し、戦闘の際等には鉄華団のジャケットを羽織っている。
 
すらりとした長身と白みがかった前髪、首に巻いたシュマグ(アフガンストール)が特徴の青年で、腕には三日月との絆を確固たるものとした時に出来た傷が残っている。 2期からは赤いスーツを着用し、戦闘の際等には鉄華団のジャケットを羽織っている。
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:[[三日月・オーガス|三日月]]と共にCGSの参番組に所属しており、同胞の少年達を纏め上げるリーダー格を務めていた。リーダー格とは言っても「ネズミ」と侮られ反抗は許されず、時には年下の少年たちを庇って理不尽な暴力を受けることも少なくなかった。しかし[[クーデリア・藍那・バーンスタイン]]の護衛依頼に端を発した[[ギャラルホルン]]との抗争を機に、これまでの組織体制を覆して新たに[[鉄華団]]を立ち上げる。<br />以後は周囲の期待を受けながらもリーダーとしてついてくる子供達を導き、組織の長としての才覚をより成長させていく。ただ、まだ年若く血気溢れるところも見られるため、年長者である[[名瀬・タービン|名瀬]]や[[メリビット・ステープルトン|メリビット]]達からは心配される事も少なくない。<br />
 
:[[三日月・オーガス|三日月]]と共にCGSの参番組に所属しており、同胞の少年達を纏め上げるリーダー格を務めていた。リーダー格とは言っても「ネズミ」と侮られ反抗は許されず、時には年下の少年たちを庇って理不尽な暴力を受けることも少なくなかった。しかし[[クーデリア・藍那・バーンスタイン]]の護衛依頼に端を発した[[ギャラルホルン]]との抗争を機に、これまでの組織体制を覆して新たに[[鉄華団]]を立ち上げる。<br />以後は周囲の期待を受けながらもリーダーとしてついてくる子供達を導き、組織の長としての才覚をより成長させていく。ただ、まだ年若く血気溢れるところも見られるため、年長者である[[名瀬・タービン|名瀬]]や[[メリビット・ステープルトン|メリビット]]達からは心配される事も少なくない。<br />
 
;[[機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ]]第二期
 
;[[機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ]]第二期
:エドモントン戦の後は新たに鉄華団の拡大に貢献。1年の時を経て、組織の長としての貫録と覚悟を身に付けていく。それに伴い、シュマグを巻くのをやめて、スーツを着用。デクスターやメリビットの助けを借りて、慣れないデスクワークもこなしていく。<br />[[マクギリス・ファリド]]との協力関係を続けていくうちに彼から『火星の王』になることを示唆され、オルガは自身について来る団員たちのためにと受けることになる。当然、この密約は親組織のテイワズにも報告したが、下手をすれば、テイワズがアリアンロッド艦隊と敵対しかねない重要な案件をオルガの独断で決めてしまった上、火星の王になるということは、鉄華団が親組織のテイワズより肥大化しかねない不安定な立場へと変わりつつあることも意味していた(事情を聴いた名瀬からも、『とっとと上がって楽になりたいと言ってるように見える』と苦言を突き付けられた)。一応、[[マクマード・バリストン|マクマード]]の了承も得たが、その証として、自身の杯を預けることになる。<br />前々から、鉄華団を快く思っていない[[ジャスレイ・ドノミコルス]]の策略でタービンズが壊滅。その仇討ちのために鉄華団をテイワズから脱退させることになる。ジャスレイ討伐後、最後の希望であるマクギリスの革命に参加するも失敗し、火星の王になるどころか、鉄華団そのものが宇宙規模のお尋ね者になってしまう。<br />鉄華団の本部がギャラルホルンに包囲される中、本部自爆と戸籍改竄で団員たちを生き残らせるための方法を見つけ出す。本部の通信設備がギャラルホルンのせいで使えないことから、アドモス商会に赴き、そこの通信設備を使い、地球の[[蒔苗東護ノ介]]に頼んで戸籍改竄を了承してもらうが、その帰り道に[[ノブリス・ゴルドン]]の部下の襲撃を受け、三日月から借りた銃で退けながらも致命傷を負ったことから死亡する。<br />
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:エドモントン戦の後は新たに鉄華団の拡大に貢献。1年の時を経て、組織の長としての貫録と覚悟を身に付けていく。それに伴い、シュマグを巻くのをやめて、スーツを着用。デクスターやメリビットの助けを借りて、慣れないデスクワークもこなしていく。<br />テイワズとアーブラウの計らいで鉄華団地球支部を設立するが、協力関係にあった[[マクギリス・ファリド]]の失脚と命を狙うラスタル・エリオンの謀略により、地球支部が爆破テロと紛争に巻き込まれ、多大な被害を受けて地球から撤退する事態になる。その折、マクギリスから『火星の王』になることを示唆され、オルガは自身について来る団員たちのためにと受ける。当然、この密約は親組織のテイワズにも報告したが、ギャラルホルンの政争とも関わる重要な案件をオルガの独断で決めてしまった上、火星の王になるということは、鉄華団が親組織のテイワズより肥大化しかねない不安定な立場へと変わりつつあることも意味していた。テイワズのボスである[[マクマード・バリストン|マクマード]]の了承を得ることには成功するが、裏切らないことの証として、自身の杯を預けることになる。<br />しかし、前々から鉄華団を快く思っていない[[ジャスレイ・ドノミコルス]]の策略でタービンズが壊滅。その仇討ちのために鉄華団をテイワズから脱退させることになる。ジャスレイ討伐後、最後の希望であるマクギリスの革命に参加するも失敗し、火星の王になるどころか、鉄華団そのものが宇宙規模のお尋ね者になってしまう。<br />鉄華団の本部がギャラルホルンに包囲され、「アリアンロッドは鉄華団に降伏勧告したが拒否された」という偽の報道がなされる中、本部自爆と戸籍改竄で団員たちを生き残らせるための方法を見つけ出す。本部の通信設備がギャラルホルンのせいで使えないことから、アドモス商会に赴き、そこの通信設備を使い、地球の[[蒔苗東護ノ介]]に頼んで戸籍改竄を了承してもらうが、その帰り道に[[ノブリス・ゴルドン]]の部下の襲撃を受け、三日月から借りた銃で退けながらも致命傷を負ったことから死亡する。なお、当初は鉄華団はほぼ全滅する予定で、最終回の5話前ごろに戸籍改竄を含めたルートに変更されたと制作が語っており、その変更がオルガの死亡回にも影響している。<br />
  
 
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
 
:非常に高いカリスマ性を持ち、かけがえのない“家族”である鉄華団を率いる指導力もあるが、責任感が強いため一人で抱え込みがち。
 
:非常に高いカリスマ性を持ち、かけがえのない“家族”である鉄華団を率いる指導力もあるが、責任感が強いため一人で抱え込みがち。
:参謀格だったビスケットの死もあって、season2では更にその傾向が強くなり、高いカリスマ性が仇となって団員からの過剰な期待から自身の力量以上の事を成し遂げようとした結果、鉄華団の壊滅という結果を招いた。
+
:参謀格だったビスケットの死もあって、season2では更にその傾向が強くなり、アリアンロッドの手で地球支部や名瀬といった仲間や後ろ盾を失っていったこともあって、最終的には鉄華団の壊滅という結果を招いた。
  
 
=== 鉄華団 ===
 
=== 鉄華団 ===
 
;[[三日月・オーガス]]
 
;[[三日月・オーガス]]
:幼馴染。オルガにとっては実の家族以上に親しい存在であり、互いに強い信頼を置いているが一方で三日月から寄せられる信頼に対していつでも最高に粋がってカッコいいオルガ・イツカでなければならないと言う強い脅迫概念も持っている。
+
:主人公。オルガにとっては最も昔からのつきあいで、実の家族以上に親しい存在。互いに信頼を置いているが、一方で三日月から寄せられる信頼に対していつでも応えなければならないという強固な思いも持っている。
 
;[[ビスケット・グリフォン]]
 
;[[ビスケット・グリフォン]]
:参番組の戦友。オルガの参謀役でもあり、彼と共に外部交渉や作戦を担当する。一時は慎重な意見から衝突するも、あくまでも「より良い鉄華団のため」という理由からであった。地球に降下した際にはビスケットの兄のサヴァランのがドルトでの一件に責任を感じて自殺した事もあり、両者の意見が決定的に食い違いビスケットは鉄華団を抜ける決意を固める。しかし両者から歩み寄りの姿勢が見えたところでビスケットが戦死。組織的にも非常に大きな損失となった。
+
:参番組の戦友で穏やかな人柄。オルガの参謀役でもあり、彼と共に外部交渉や作戦を担当する。地球降下後、ビスケットは兄の自殺を知り、冷静さを欠いていた両者の意見が決定的に食い違う。お互い歩み寄りを見せかけたところでビスケットが戦死。組織的にも非常に大きな損失となった。
 
;[[アトラ・ミクスタ]]
 
;[[アトラ・ミクスタ]]
:CGS時代からの友人。鉄華団結成後、炊事係として、彼女の入隊を許可する。
+
:CGS時代からの知己。鉄華団結成後、炊事係として、彼女の入隊を許可する。三日月とオルガの会話を窺って、「あそこには入れない」と密かな疎外感を吐露する。
 
;[[昭弘・アルトランド]]
 
;[[昭弘・アルトランド]]
 
:CGS時代は必要最低限の関わりしかなかったが、鉄華団結成後はヒューマンデブリとしてではなく対等な仲間として迎え入れている。
 
:CGS時代は必要最低限の関わりしかなかったが、鉄華団結成後はヒューマンデブリとしてではなく対等な仲間として迎え入れている。
 
;[[ユージン・セブンスターク]]
 
;[[ユージン・セブンスターク]]
:自分に何かと対抗して来た相手。CGS時代から指揮中の自身のモビルワーカーの操縦を任せ、鉄華団結成後もここ一番と言う時のイサビリの操舵や自身が敵艦に取りついている時の指揮を任せたりと信頼を置いている。
+
:自分に何かと対抗して来た相手。CGS時代から自身の複座モビルワーカーの操縦を任せ、鉄華団結成後も重要な場面での操舵や自身が離れた際の指揮を任せたりと信頼を置いているが、二期ではオルガに思考を投げがちになってしまった。終盤でオルガが落ち込んだ際に奮起したのか、率先して行動をするようになる。
 
;[[ノルバ・シノ]]
 
;[[ノルバ・シノ]]
 
:部下。
 
:部下。
 
;[[ライド・マッス]]
 
;[[ライド・マッス]]
:部下。部下と言ってもまだ若く、どちらかというと弟分のような扱い。彼を庇って死亡するが、それは、ライドの闇堕ちに繋がってしまう。
+
:部下。絵心があるため、鉄華団のマークのデザインをオルガが彼に任せる。部下と言ってもまだ若く、どちらかというと弟分のような扱い。二期ではオルガが彼を庇って死亡するが……。
 
;[[チャド・チャダーン]]
 
;[[チャド・チャダーン]]
:部下。背広姿でいることもあり、アーブラウでは現場以外の仕事もこなせる旨が語られている。
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:部下。アーブラウでの地球支部長という役割を見ると、現場以外の仕事もこなせる様子。地球支部撤退後にリーダーの辛さを痛感してオルガの心労に想いを馳せたが、運営側になることを捨ててMS乗りとなることを選んだ。
 
;[[タカキ・ウノ]]
 
;[[タカキ・ウノ]]
:部下。ライドと共に年少組のリーダー格で、地球支部発足後は地球支部に配属させる。地球支部では事実上のナンバー2だったが、ガランの仕掛けた戦争がきっかけで、戦争終結後、妹フウカとの生活を優先・脱退。オルガは餞別代りに、タカキの転職先を探し出した。その後、鉄華団地球脱出作戦に協力。
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:部下。ライドと共に年少組のリーダー格で、地球支部発足後は支部に配属させる。地球支部では事実上のナンバー2だったが、ガランの仕掛けた戦争がきっかけで、戦争終結後、妹フウカとの生活を優先・脱退。オルガは餞別代りに、タカキの転職先を探し出した。その後、鉄華団地球脱出作戦に協力。
 
;[[デクスター・キュラスター]]
 
;[[デクスター・キュラスター]]
 
:
 
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=== 火星 ===
 
=== 火星 ===
 
;[[クーデリア・藍那・バーンスタイン]]
 
;[[クーデリア・藍那・バーンスタイン]]
:
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:依頼主でありビジネスパートナー。
 
;[[フミタン・アドモス]]
 
;[[フミタン・アドモス]]
 
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=== 旧CGS ===
 
=== 旧CGS ===
 
;[[マルバ・アーケイ]]
 
;[[マルバ・アーケイ]]
:かつての雇主。
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:かつての雇い主。参番組のことをネズミと呼んであまり関心のない様子だったが、オルガの名前はよく覚えていた。
 
;[[トド・ミルコネン]]
 
;[[トド・ミルコネン]]
 
:鉄華団結成時に残る選択をし、地球までの裏ルートの手配をする振りをしてギャラルホルンにクーデリアを引き渡そうとするが、普段の行いから信用する事は無かった。
 
:鉄華団結成時に残る選択をし、地球までの裏ルートの手配をする振りをしてギャラルホルンにクーデリアを引き渡そうとするが、普段の行いから信用する事は無かった。
 
;[[ハエダ・グンネル]]
 
;[[ハエダ・グンネル]]
:CGS一軍隊長。ギャラルホルン襲撃の際にオルガたちを捨て駒にして逃亡する。しかし戦闘後に戻ってから、前以上に横柄な態度を取った事でオルガたちがクーデターを起こすきっかけとなる。オルガ達によってクーデター時に拘束され、指揮を執る事なく逃げ出した事で自分達の仲間が死んだ事の落とし前として三日月に射殺されている。
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:CGS一軍隊長。ギャラルホルン襲撃の際にオルガたちを捨て駒にして一旦逃亡する。戦闘後、基地に戻ってきたのちにオルガ達によってクーデター時に拘束され、指揮を執る事なく逃げ出した事で自分達の仲間が死んだ事の落とし前として三日月に射殺されている。
 
=== テイワズ ===
 
=== テイワズ ===
 
;[[名瀬・タービン]]
 
;[[名瀬・タービン]]
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:テイワズの盟主。名瀬を通じて鉄華団の参入を認め、また[[ガンダム・バルバトス|バルバトス]]、[[ガンダム・グシオンリベイク|グシオン]]の整備を引き受けるなど多くの便宜を図っている。エドモントン戦後はオルガと親子の杯を交わしており、これによって鉄華団は名実ともにテイワズ直属の組織となった。
 
:テイワズの盟主。名瀬を通じて鉄華団の参入を認め、また[[ガンダム・バルバトス|バルバトス]]、[[ガンダム・グシオンリベイク|グシオン]]の整備を引き受けるなど多くの便宜を図っている。エドモントン戦後はオルガと親子の杯を交わしており、これによって鉄華団は名実ともにテイワズ直属の組織となった。
 
;[[メリビット・ステープルトン]]
 
;[[メリビット・ステープルトン]]
:歳星にてイサリビにアドバイザーとして乗艦して来た女性。監視役としても兼ねている為、鉄華団を家族と捉えているオルガは当初は気に入らず反抗的な態度を取る事が多いが、自身の至らない点を指摘する事も多い。後にテイワズを離反した際にはテイワズに辞表を出して鉄華団について来た。
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:テイワズの命でイサリビに経理として乗艦して来た女性。監視役も兼ねている為、オルガは当初は彼女を気に入らず反抗的な態度を取ることもあったが、葬送など必要だとみなした指摘は受け入れもしている様子。二期で雪之丞と恋仲になったこともあり、テイワズ離反時には彼女はテイワズに辞表を出して鉄華団の人間となった。
 
;[[ジャスレイ・ドノミコルス]]
 
;[[ジャスレイ・ドノミコルス]]
 
:テイワズのNo,2にあたる専務取締役にして、JPTトラストの代表を務める人物。急成長しつつある鉄華団と後ろ盾となっているタービンズを目障りに捉えており、その一方的な敵意が後に凶行を引き起こす事になる。
 
:テイワズのNo,2にあたる専務取締役にして、JPTトラストの代表を務める人物。急成長しつつある鉄華団と後ろ盾となっているタービンズを目障りに捉えており、その一方的な敵意が後に凶行を引き起こす事になる。
;[[ラディーチェ・リトロ]]
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;[[ラディーチェ・リロト]]
:テイワズから地球支部に派遣された監査役。鉄華団の殆どがまともな教育をされていないが故に地球支部での事務方の仕事を一手に担っていた。チャドやタカキと言った一部を除き地球支部のメンバーのほとんどは彼を疎ましく思っており、そんなチャドたちでさえラディ―チェの不満などを軽視するなど考え方の違いから上手く行かず、オルガ自身火星の本部の運営で手一杯で地球支部の対応が疎かになっていた事もあり、彼自身鉄華団の事を見下していたからか待遇への不満からか、ガラン・モッサと通じて鉄華団を裏切った。後に明るみとなりタカキにより粛清された。
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:テイワズから地球支部に派遣された監査役。チャドやタカキと言った一部を除き地球支部の団員のほとんどは彼を疎ましく思い、チャド側はラディーチェの不満を軽視し、ラディーチェ側も本部の危機を軽視するなど関係は悪い。オルガやテイワズ側の管理不足、何より彼自身(タカキのように慕ってくる団員も含め)鉄華団を獣だと見下していたこともあり、ガラン・モッサと通じて鉄華団とテイワズを裏切った。後にタカキにより粛清された。
  
 
=== ギャラルホルン ===
 
=== ギャラルホルン ===
 
;[[マクギリス・ファリド]]
 
;[[マクギリス・ファリド]]
:ドルトコロニーの事件以来、鉄華団と協力関係にあるギャラルホルンの士官。地球外縁機動統制統合艦隊を引き継いで以降もオルガ達との協力関係は続いており、自身の本懐であるギャラルホルンの改革を成すために協力の見返りにギャラルホルン火星支部の全権を鉄華団に移乗してオルガに『火星の王』となることを示唆し、後にテイワズを離反して彼のクーデターに加わるがこれにより鉄華団の運命が大きく変わる事となる。
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:ドルトコロニーの事件以来、鉄華団と協力関係にあるギャラルホルンの士官。地球外縁機動統制統合艦隊を引き継いで以降もオルガ達との協力関係は続いており、自身の本懐であるギャラルホルンの改革を成すために協力の見返りにギャラルホルン火星支部の全権を鉄華団に移譲してオルガに『火星の王』となることを示唆し、後にテイワズを離反して彼のクーデターに加わるがこれにより鉄華団の運命が大きく変わる事となる。
 
;[[クランク・ゼント]]
 
;[[クランク・ゼント]]
 
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;[[ラスタル・エリオン]]
 
;[[ラスタル・エリオン]]
:鉄華団とマクギリスの最大の敵として立ちはだかるアリアンロッドの総司令。地球圏での戦いに敗北し、後にマクギリスの身柄や自分の首を引き換えに仲間を見逃すように交渉するもい、すでにラスタルは鉄華団を凶悪な組織として倒す事でギャラルホルンの失墜していた武力を見せつける為の生け贄とする事を決めていた為、交渉は決裂する。正確には、ラスタルの一番の排除対象は、鉄華団のガンダム(特に、ハシュマルを単騎で仕留めたバルバトス)の首であって、オルガを初めとした団員たちの生死は眼中になく、オルガがノブリスの部下の独断により、死亡した際には軽く流した。
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:アリアンロッドの総司令。地球支部に大きな被害を出すことになる爆弾テロと紛争の主導、自軍の兵士をも故意に殺す自爆攻撃など、鉄華団とは対極の手を使う。後に地球圏での宇宙戦で鉄華団が敗北し、マクギリスの身柄や自分の首を引き換えに仲間を見逃すように交渉するも、すでにラスタルは鉄華団を凶悪な組織として倒してギャラルホルンの権威をアピールする生け贄とする事を決めていたため、降伏は握り潰される。正確には、ラスタルの一番の排除対象は、鉄華団のガンダム(特に、ハシュマルを単騎で仕留めたバルバトス)の首であって、オルガを始めとした団員たちの生死は眼中になかった。なお、上記にある鉄華団の生死に関わる展開変更が、このラスタルの判断や言動にも影響していると思われる。
  
 
=== その他 ===
 
=== その他 ===
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== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
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;「こんなところじゃ、終われねえ!……だろ、ミカ!」
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:一話終盤でモビルワーカーの上部に乗り、ギャラルホルンのモビルスーツをバルバトスの出撃ポイントに誘導しながらの叫び。この直後、[[三日月・オーガス]]のバルバトスが敵モビルスーツにメイスの一撃を加える。
 
;「ああわかったよ!連れてってやるよ!どうせ後戻りはできねえんだ、連れてきゃいいんだろ!途中にどんな地獄に待っていようと……お前を、お前らを、俺が連れてってやるよ!!」
 
;「ああわかったよ!連れてってやるよ!どうせ後戻りはできねえんだ、連れてきゃいいんだろ!途中にどんな地獄に待っていようと……お前を、お前らを、俺が連れてってやるよ!!」
:自分を庇った形で死んだビスケット。その死を悔やむオルガに「俺たちの居場所」へ導くよう迫る[[三日月・オーガス]]に半ばヤケクソ気味に答える。この台詞からもわかるように、三日月は自身の命をオルガに捧げるように、オルガが立ち止まることを許さないという、ある種の脅迫じみた(あるいは共依存ともとれる)強制が働いていることがわかる。
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:自分を庇った形で死んだビスケットの死を悔やむオルガを三日月が呼びに訪れた後のシーン。ギャラルホルンに次いつ狙われるかという猶予もない状況でオルガを奮起させるためにと「俺たちの居場所」へと連れて行くよう迫る三日月に、半ばヤケクソ気味に答える。荒療治で立ち直ったオルガは団員たちにも喝を入れ、クーデリアと蒔苗を目的地に送り届けることとなる。
:それでも、荒療治で立ち直ったオルガは、団員たちにも喝を入れ、クーデリアと蒔苗を目的地に送り届けることが出来たのだが、第2期では悪いほうに働いてしまい、鉄華団の崩壊へと突き進むことになった。
 
 
;「俺は止まんねぇからよ、お前らが止まんねぇ限り、その先に俺はいるぞ!! だからよ、止まるんじゃねぇぞ……」
 
;「俺は止まんねぇからよ、お前らが止まんねぇ限り、その先に俺はいるぞ!! だからよ、止まるんじゃねぇぞ……」
:最期の言葉。ネット上では、その死に方もあって、ネタにされがちだが、不器用ながらも仲間のためにかっこつけ、前のめりで死んでいった姿は、オルガらしい死に方であった。
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:最期の言葉。その死に方もあって、ネット上などではネタにされがちになっている。
  
 
== 搭乗機体・関連機体 ==
 
== 搭乗機体・関連機体 ==
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<!-- キャラクターが大きく関わった(開発した、搭乗した)機体を記述してください。 -->
 
<!-- キャラクターが大きく関わった(開発した、搭乗した)機体を記述してください。 -->
 
;[[CGSモビルワーカー(地上型)]]
 
;[[CGSモビルワーカー(地上型)]]
:
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:指揮官用の複座型。
 
;[[イサリビ]]
 
;[[イサリビ]]
:
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:元はCGS所有の強襲装甲艦「ウィル・オー・ザ・ウィスプ」。鉄華団に名義変更した際にオルガがイサリビと命名した。
 
;[[獅電(オルガ機)]]
 
;[[獅電(オルガ機)]]
:王の椅子としてテイワズに発注したオルガ専用の獅電。ただし、最後までオルガが乗る事は無く、オルガの死後、ユージンが搭乗する。
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:獅電発注の際、テイワズがおまけとして寄こしてくれた一体をオルガ専用の獅電として扱うことにしたもの。王様の椅子と仮に呼ばれていたが最後までオルガが乗る事は無く、オルガの死後にユージンが搭乗する。

2018年11月30日 (金) 08:49時点における版

オルガ・イツカ(Orga Itsuka)

主人公である三日月・オーガスの幼馴染にして、本作における副主人公。
CGS時代は少年兵で構成された参番組の隊長を務めており、三日月をはじめとした少年兵達からは優れた統率力ゆえに強い信頼を置かれている。後にギャラルホルンとの抗争が起こった際には、三日月をガンダムバルバトスに搭乗させて仲間達の窮地を救った。
その後は今まで参番組を見下していた大人達を追放し、新たに『鉄華団』を立ち上げている。

すらりとした長身と白みがかった前髪、首に巻いたシュマグ(アフガンストール)が特徴の青年で、腕には三日月との絆を確固たるものとした時に出来た傷が残っている。 2期からは赤いスーツを着用し、戦闘の際等には鉄華団のジャケットを羽織っている。

登場作品と役柄

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ第一期
三日月と共にCGSの参番組に所属しており、同胞の少年達を纏め上げるリーダー格を務めていた。リーダー格とは言っても「ネズミ」と侮られ反抗は許されず、時には年下の少年たちを庇って理不尽な暴力を受けることも少なくなかった。しかしクーデリア・藍那・バーンスタインの護衛依頼に端を発したギャラルホルンとの抗争を機に、これまでの組織体制を覆して新たに鉄華団を立ち上げる。
以後は周囲の期待を受けながらもリーダーとしてついてくる子供達を導き、組織の長としての才覚をより成長させていく。ただ、まだ年若く血気溢れるところも見られるため、年長者である名瀬メリビット達からは心配される事も少なくない。
機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ第二期
エドモントン戦の後は新たに鉄華団の拡大に貢献。1年の時を経て、組織の長としての貫録と覚悟を身に付けていく。それに伴い、シュマグを巻くのをやめて、スーツを着用。デクスターやメリビットの助けを借りて、慣れないデスクワークもこなしていく。
テイワズとアーブラウの計らいで鉄華団地球支部を設立するが、協力関係にあったマクギリス・ファリドの失脚と命を狙うラスタル・エリオンの謀略により、地球支部が爆破テロと紛争に巻き込まれ、多大な被害を受けて地球から撤退する事態になる。その折、マクギリスから『火星の王』になることを示唆され、オルガは自身について来る団員たちのためにと受ける。当然、この密約は親組織のテイワズにも報告したが、ギャラルホルンの政争とも関わる重要な案件をオルガの独断で決めてしまった上、火星の王になるということは、鉄華団が親組織のテイワズより肥大化しかねない不安定な立場へと変わりつつあることも意味していた。テイワズのボスであるマクマードの了承を得ることには成功するが、裏切らないことの証として、自身の杯を預けることになる。
しかし、前々から鉄華団を快く思っていないジャスレイ・ドノミコルスの策略でタービンズが壊滅。その仇討ちのために鉄華団をテイワズから脱退させることになる。ジャスレイ討伐後、最後の希望であるマクギリスの革命に参加するも失敗し、火星の王になるどころか、鉄華団そのものが宇宙規模のお尋ね者になってしまう。
鉄華団の本部がギャラルホルンに包囲され、「アリアンロッドは鉄華団に降伏勧告したが拒否された」という偽の報道がなされる中、本部自爆と戸籍改竄で団員たちを生き残らせるための方法を見つけ出す。本部の通信設備がギャラルホルンのせいで使えないことから、アドモス商会に赴き、そこの通信設備を使い、地球の蒔苗東護ノ介に頼んで戸籍改竄を了承してもらうが、その帰り道にノブリス・ゴルドンの部下の襲撃を受け、三日月から借りた銃で退けながらも致命傷を負ったことから死亡する。なお、当初は鉄華団はほぼ全滅する予定で、最終回の5話前ごろに戸籍改竄を含めたルートに変更されたと制作が語っており、その変更がオルガの死亡回にも影響している。

人間関係

非常に高いカリスマ性を持ち、かけがえのない“家族”である鉄華団を率いる指導力もあるが、責任感が強いため一人で抱え込みがち。
参謀格だったビスケットの死もあって、season2では更にその傾向が強くなり、アリアンロッドの手で地球支部や名瀬といった仲間や後ろ盾を失っていったこともあって、最終的には鉄華団の壊滅という結果を招いた。

鉄華団

三日月・オーガス
主人公。オルガにとっては最も昔からのつきあいで、実の家族以上に親しい存在。互いに信頼を置いているが、一方で三日月から寄せられる信頼に対していつでも応えなければならないという強固な思いも持っている。
ビスケット・グリフォン
参番組の戦友で穏やかな人柄。オルガの参謀役でもあり、彼と共に外部交渉や作戦を担当する。地球降下後、ビスケットは兄の自殺を知り、冷静さを欠いていた両者の意見が決定的に食い違う。お互い歩み寄りを見せかけたところでビスケットが戦死。組織的にも非常に大きな損失となった。
アトラ・ミクスタ
CGS時代からの知己。鉄華団結成後、炊事係として、彼女の入隊を許可する。三日月とオルガの会話を窺って、「あそこには入れない」と密かな疎外感を吐露する。
昭弘・アルトランド
CGS時代は必要最低限の関わりしかなかったが、鉄華団結成後はヒューマンデブリとしてではなく対等な仲間として迎え入れている。
ユージン・セブンスターク
自分に何かと対抗して来た相手。CGS時代から自身の複座モビルワーカーの操縦を任せ、鉄華団結成後も重要な場面での操舵や自身が離れた際の指揮を任せたりと信頼を置いているが、二期ではオルガに思考を投げがちになってしまった。終盤でオルガが落ち込んだ際に奮起したのか、率先して行動をするようになる。
ノルバ・シノ
部下。
ライド・マッス
部下。絵心があるため、鉄華団のマークのデザインをオルガが彼に任せる。部下と言ってもまだ若く、どちらかというと弟分のような扱い。二期ではオルガが彼を庇って死亡するが……。
チャド・チャダーン
部下。アーブラウでの地球支部長という役割を見ると、現場以外の仕事もこなせる様子。地球支部撤退後にリーダーの辛さを痛感してオルガの心労に想いを馳せたが、運営側になることを捨ててMS乗りとなることを選んだ。
タカキ・ウノ
部下。ライドと共に年少組のリーダー格で、地球支部発足後は支部に配属させる。地球支部では事実上のナンバー2だったが、ガランの仕掛けた戦争がきっかけで、戦争終結後、妹フウカとの生活を優先・脱退。オルガは餞別代りに、タカキの転職先を探し出した。その後、鉄華団地球脱出作戦に協力。
デクスター・キュラスター
ナディ・雪之丞・カッサパ
CGS時代から懇意であった整備班長。大人達の中では参番組に好意的で、後に鉄華団が発足した時も引き続き所属している。

火星

クーデリア・藍那・バーンスタイン
依頼主でありビジネスパートナー。
フミタン・アドモス

旧CGS

マルバ・アーケイ
かつての雇い主。参番組のことをネズミと呼んであまり関心のない様子だったが、オルガの名前はよく覚えていた。
トド・ミルコネン
鉄華団結成時に残る選択をし、地球までの裏ルートの手配をする振りをしてギャラルホルンにクーデリアを引き渡そうとするが、普段の行いから信用する事は無かった。
ハエダ・グンネル
CGS一軍隊長。ギャラルホルン襲撃の際にオルガたちを捨て駒にして一旦逃亡する。戦闘後、基地に戻ってきたのちにオルガ達によってクーデター時に拘束され、指揮を執る事なく逃げ出した事で自分達の仲間が死んだ事の落とし前として三日月に射殺されている。

テイワズ

名瀬・タービン
テイワズの下部組織「タービンズ」の代表。マルバに協力し一時は敵対するが、その際にただの子供ではないと言う事を見せた事で気に入られる。後に歳星にて兄弟の盃をかわして兄貴分となる。兄貴分となった後は商売のイロハを初めとして組織の長としての心構えなど多くの事を教えられている。
マクマード・バリストン
テイワズの盟主。名瀬を通じて鉄華団の参入を認め、またバルバトスグシオンの整備を引き受けるなど多くの便宜を図っている。エドモントン戦後はオルガと親子の杯を交わしており、これによって鉄華団は名実ともにテイワズ直属の組織となった。
メリビット・ステープルトン
テイワズの命でイサリビに経理として乗艦して来た女性。監視役も兼ねている為、オルガは当初は彼女を気に入らず反抗的な態度を取ることもあったが、葬送など必要だとみなした指摘は受け入れもしている様子。二期で雪之丞と恋仲になったこともあり、テイワズ離反時には彼女はテイワズに辞表を出して鉄華団の人間となった。
ジャスレイ・ドノミコルス
テイワズのNo,2にあたる専務取締役にして、JPTトラストの代表を務める人物。急成長しつつある鉄華団と後ろ盾となっているタービンズを目障りに捉えており、その一方的な敵意が後に凶行を引き起こす事になる。
ラディーチェ・リロト
テイワズから地球支部に派遣された監査役。チャドやタカキと言った一部を除き地球支部の団員のほとんどは彼を疎ましく思い、チャド側はラディーチェの不満を軽視し、ラディーチェ側も本部の危機を軽視するなど関係は悪い。オルガやテイワズ側の管理不足、何より彼自身(タカキのように慕ってくる団員も含め)鉄華団を獣だと見下していたこともあり、ガラン・モッサと通じて鉄華団とテイワズを裏切った。後にタカキにより粛清された。

ギャラルホルン

マクギリス・ファリド
ドルトコロニーの事件以来、鉄華団と協力関係にあるギャラルホルンの士官。地球外縁機動統制統合艦隊を引き継いで以降もオルガ達との協力関係は続いており、自身の本懐であるギャラルホルンの改革を成すために協力の見返りにギャラルホルン火星支部の全権を鉄華団に移譲してオルガに『火星の王』となることを示唆し、後にテイワズを離反して彼のクーデターに加わるがこれにより鉄華団の運命が大きく変わる事となる。
クランク・ゼント
カルタ・イシュー
石動・カミーチェ
ラスタル・エリオン
アリアンロッドの総司令。地球支部に大きな被害を出すことになる爆弾テロと紛争の主導、自軍の兵士をも故意に殺す自爆攻撃など、鉄華団とは対極の手を使う。後に地球圏での宇宙戦で鉄華団が敗北し、マクギリスの身柄や自分の首を引き換えに仲間を見逃すように交渉するも、すでにラスタルは鉄華団を凶悪な組織として倒してギャラルホルンの権威をアピールする生け贄とする事を決めていたため、降伏は握り潰される。正確には、ラスタルの一番の排除対象は、鉄華団のガンダム(特に、ハシュマルを単騎で仕留めたバルバトス)の首であって、オルガを始めとした団員たちの生死は眼中になかった。なお、上記にある鉄華団の生死に関わる展開変更が、このラスタルの判断や言動にも影響していると思われる。

その他

蒔苗東護ノ介
クーデリアの交渉相手である、アーブラウ政府の元代表者。鉄華団に対し、自身が代表へ返り咲くためにアーブラウへ送り届けるよう依頼する。
ナボナ・ミンゴ
サンドバル・ロイター
鉄華団に襲撃を仕掛けてきた宇宙海賊『夜明けの地平線団』のリーダー。激戦の末、三日月に敗れて拘束される。
ノブリス・ゴルドン
彼の部下の独断により、銃弾の雨を浴びて死亡するが、最後の力を振り絞って、相手の1人を撃っている。その後、上司のノブリスは、オルガの手で守られたライドの手で射殺された。

名台詞

「こんなところじゃ、終われねえ!……だろ、ミカ!」
一話終盤でモビルワーカーの上部に乗り、ギャラルホルンのモビルスーツをバルバトスの出撃ポイントに誘導しながらの叫び。この直後、三日月・オーガスのバルバトスが敵モビルスーツにメイスの一撃を加える。
「ああわかったよ!連れてってやるよ!どうせ後戻りはできねえんだ、連れてきゃいいんだろ!途中にどんな地獄に待っていようと……お前を、お前らを、俺が連れてってやるよ!!」
自分を庇った形で死んだビスケットの死を悔やむオルガを三日月が呼びに訪れた後のシーン。ギャラルホルンに次いつ狙われるかという猶予もない状況でオルガを奮起させるためにと「俺たちの居場所」へと連れて行くよう迫る三日月に、半ばヤケクソ気味に答える。荒療治で立ち直ったオルガは団員たちにも喝を入れ、クーデリアと蒔苗を目的地に送り届けることとなる。
「俺は止まんねぇからよ、お前らが止まんねぇ限り、その先に俺はいるぞ!! だからよ、止まるんじゃねぇぞ……」
最期の言葉。その死に方もあって、ネット上などではネタにされがちになっている。

搭乗機体・関連機体

CGSモビルワーカー(地上型)
指揮官用の複座型。
イサリビ
元はCGS所有の強襲装甲艦「ウィル・オー・ザ・ウィスプ」。鉄華団に名義変更した際にオルガがイサリビと命名した。
獅電(オルガ機)
獅電発注の際、テイワズがおまけとして寄こしてくれた一体をオルガ専用の獅電として扱うことにしたもの。王様の椅子と仮に呼ばれていたが最後までオルガが乗る事は無く、オルガの死後にユージンが搭乗する。