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== 概要 ==
 
== 概要 ==
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衛星軌道上から大気圏に突入し、地上・会場や空中の敵に奇襲攻撃することを目的としたモビルダイバーシステム。[[ズゴック]]の上半身を転用した機動管制ユニットと、大量兵器輸送ユニット(LWC)により構成されている。
衛星軌道上から大気圏に突入し、奇襲攻撃することを目的としたモビルダイバーシステム。機動管制ユニットと大量兵器輸送ユニット(LWC)により構成されている。[[ズゴック]]の上半身が流用されており再利用も目的であったようだ。ズゴックの頭部の武装はオミットされ、右腕はセンサーに換装されている。この機体が選ばれた理由は水中、大気中でも稼働するハイブリッドエンジンを搭載しておりジェネレーター出力も高く、機密性も高かったからとされている。任務終了後はLWCを投棄し、ガウ級攻撃空母に収容されパイロットと戦闘データを回収した後は本体も廃棄される使い捨て兵器である。
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当初は機動管制ユニットには専用の機体を搭載する事が予定されていたが、計画の前倒しと戦線の後退によって、活躍の場を失ったズゴックが流用される事になった。ズゴックは水中・大気年内両用の熱核ハイブリッド・エンジンを搭載しており、また各部を耐圧ジョイントで接続している事から換装は容易。
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ズゴックは下半身をダイブ・マヌーバー・ユニットとLWCとの接続パイロン、ブースター、プロペラントタンクが接続されており、右腕もセンサー・ユニットに換装されている。武装は頭部武装はオミットされ、左腕部の[[メガ粒子砲]]のみとなっている。
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不要となった兵器を転用した為、作戦終了後に廃棄が容易な「使い捨て兵器」であり、また戦線後退によって主戦場が宇宙へ移りゆく中、ジオンの劣勢を覆す為に「評価試験」の形式を取って実戦投入された。当初は実証試験機として2機の制作で終わる予定であったが、最終的に7機が追加制作されている。
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
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:初登場作品。『黙示録0079』第1話に登場し、[[ヴェルナー・ホルバイン]]少尉をパイロットに[[ジャブロー]]から打ち上げられる連邦軍艦隊強襲の為に運用された。当初は604技術試験部隊に配属されていたが、射出直前に敵からの攻撃で母艦が撃沈され、評価試験の任務は603試験部隊に引き継がれた。<br/>603に転属後は三度の試験が行われたが、内二度の試験は戦果を上げる事なく失敗。三度目の評価試験で[[サラミス級]]4隻、[[マゼラン級]]1隻を撃沈する戦果を上げるが、帰還時に[[コア・ブースターII インターセプトタイプ]]の追撃を受け回収用のガウと共に撃墜された。<br/>なお、ヴェルナー少尉は投下時に奇声を上げる為、二回目の試験時に[[ヒデト・ワシヤ]]中尉が監視目的で同乗したが、結果として奇声が2倍になるだけという何とも言えない結果となった。
  
 
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
 
=== 特殊機能 ===
 
=== 特殊機能 ===
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;換装
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=== 武装・必殺攻撃 ===
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
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:ズゴックの左腕部先端中央に内蔵されている。クーベルメ試験時、パージされなかったクーベルメのコンテナを排除する際に使用された。
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:左腕部に装備されているが、格闘用の装備として使用することはない。
  
 
=== オプション装備 ===
 
=== オプション装備 ===
 
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:2回目の試験で装備。大型ミサイルが4発搭載されている。
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:2回目の試験で装備。全長60mの大型ミサイルが4発搭載されている。
 
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:3回目の試験で装備。28連装ミサイルランチャーである。
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:3回目の試験で装備。28連装ミサイルランチャーを4基搭載している。
 
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;クーベルメ
:4回目の試験で装備。MA用のビーム砲を改造した拡散ビーム砲である。
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:4回目の試験で装備。[[ビグ・ザム]]用に試作されたビーム砲を改造した拡散ビーム砲。試作兵装故に5秒以上のビーム照射は爆散の可能性もあった。
  
 
== 対決・名場面 ==
 
== 対決・名場面 ==
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2022年1月16日 (日) 22:28時点における版

ゼーゴック
外国語表記 Ze'Gok
登場作品 機動戦士ガンダム MS IGLOO
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スペック
分類 強襲用試作型モビルダイバーシステム
生産形態 改修機
型式番号 MSM-07D
全長 15.6m
全高 13.2m
全備重量 540~917t(装備によって変化)
主動力 熱核融合炉
ジェネレーター出力 2,453kW (ズゴック本体)
スラスター総推力 285,000kg (装備によって変化)
装甲材質 チタン合金セラミック複合材
開発組織 ジオン公国軍
所属 ジオン公国軍
所属部隊 第604技術試験隊 → 第603技術試験隊
母艦 ムスペルヘイム → ヨーツンヘイム
主なパイロット
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概要

衛星軌道上から大気圏に突入し、地上・会場や空中の敵に奇襲攻撃することを目的としたモビルダイバーシステム。ズゴックの上半身を転用した機動管制ユニットと、大量兵器輸送ユニット(LWC)により構成されている。

当初は機動管制ユニットには専用の機体を搭載する事が予定されていたが、計画の前倒しと戦線の後退によって、活躍の場を失ったズゴックが流用される事になった。ズゴックは水中・大気年内両用の熱核ハイブリッド・エンジンを搭載しており、また各部を耐圧ジョイントで接続している事から換装は容易。 ズゴックは下半身をダイブ・マヌーバー・ユニットとLWCとの接続パイロン、ブースター、プロペラントタンクが接続されており、右腕もセンサー・ユニットに換装されている。武装は頭部武装はオミットされ、左腕部のメガ粒子砲のみとなっている。

衛星軌道上から投下後、武装使用後にLWCを放棄し、ガウ攻撃空母に収容されるまでが一連の運用シークエンスとなるが、パイロットと戦闘データを回収した後は機体自体も投棄され、任務終了後はパイロットのみ宇宙に帰還する。

不要となった兵器を転用した為、作戦終了後に廃棄が容易な「使い捨て兵器」であり、また戦線後退によって主戦場が宇宙へ移りゆく中、ジオンの劣勢を覆す為に「評価試験」の形式を取って実戦投入された。当初は実証試験機として2機の制作で終わる予定であったが、最終的に7機が追加制作されている。

登場作品と操縦者

機動戦士ガンダム MS IGLOO
初登場作品。『黙示録0079』第1話に登場し、ヴェルナー・ホルバイン少尉をパイロットにジャブローから打ち上げられる連邦軍艦隊強襲の為に運用された。当初は604技術試験部隊に配属されていたが、射出直前に敵からの攻撃で母艦が撃沈され、評価試験の任務は603試験部隊に引き継がれた。
603に転属後は三度の試験が行われたが、内二度の試験は戦果を上げる事なく失敗。三度目の評価試験でサラミス級4隻、マゼラン級1隻を撃沈する戦果を上げるが、帰還時にコア・ブースターII インターセプトタイプの追撃を受け回収用のガウと共に撃墜された。
なお、ヴェルナー少尉は投下時に奇声を上げる為、二回目の試験時にヒデト・ワシヤ中尉が監視目的で同乗したが、結果として奇声が2倍になるだけという何とも言えない結果となった。

装備・機能

特殊機能

換装
LWCを換装可能。武装使用後は、速やかにLWCを投棄する。

武装・必殺攻撃

メガ粒子砲
ズゴックの左腕部先端中央に内蔵されている。クーベルメ試験時、パージされなかったクーベルメのコンテナを排除する際に使用された。
アイアン・ネイル
左腕部に装備されているが、格闘用の装備として使用することはない。

オプション装備

マルチ・ミサイル・パス
2回目の試験で装備。全長60mの大型ミサイルが4発搭載されている。
R-1(アール・アイン)
3回目の試験で装備。28連装ミサイルランチャーを4基搭載している。
クーベルメ
4回目の試験で装備。ビグ・ザム用に試作されたビーム砲を改造した拡散ビーム砲。試作兵装故に5秒以上のビーム照射は爆散の可能性もあった。

対決・名場面

関連機体

ズゴック
原型機。


リンク