ダギ・イルス

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ダギ・イルス
外国語表記 Dahgi Iris
登場作品 機動戦士ガンダムF91
デザイナー 大河原邦男
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スペック
分類 指揮官用偵察型モビルスーツ
型式番号 XM-06
頭頂高 15.0m
本体重量 9.7t
全備重量 22.5t
主動力 熱核融合炉
ジェネレーター出力 3,620kW
スラスター推力 25,540kg×2
11,030kg×2
8,950kg×3
スラスター総推力 99,990kg
アポジモーター数 87
装甲材質 チタン合金ハイセラミック複合材
開発組織 ブッホ・エアロダイナミックス社
所属 クロスボーン・バンガード
主なパイロット アンナマリー・ブルージュ
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概要 [編集 | ソースを編集]

クロスボーン・バンガードの指揮官用偵察型モビルスーツ。技術的にはベルガ・ダラスから分化した物で、その性能を維持したまま情報収集を目的とした偵察機として開発された。

単純比較で通常のMS5、6機分の領域探査が可能な程の情報処理能力を有しており、エビル・Sなどのセンサーポッドによる複数の情報を統合・分析・解析する事であらゆる状況に対応する事が出来る。センサー類の可動の為、電装機器に干渉を及ぼすビーム・シールドは装備していない[1]が、ジェネレーターをバイパスしたエネルギーを利用し、ビギナ・ギナを超える程の推力を獲得している。

宇宙世紀0120年代は、ミノフスキー粒子の散布が極端に減っている事もあり、通常のMSの索敵能力はそれほど強化されてはいない。しかし、この機体の情報収集能力は既存のあらゆるMSの能力を凌駕しており、EWAC仕様のMSと同等以上のレンジを有する。

頭部は他のクロスボーン・バンガードの機体と異なり、デュアルセンサーは装備されていないが、両側のアンテナと額のセンサーで同等以上の性能を持っており、通常のモニタリングなどは充分に代替可能であった。

戦闘用としても高い機体性能を持ち、狙撃任務にも対応可能。その高性能さから次世代指揮官機であるビギナ系列の開発母体にもなった。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

機動戦士ガンダムF91
初登場作品。アンナマリー・ブルージュの搭乗機の他、一般機も僅かながら登場している。アンナマリー機は後に彼女が地球連邦軍に投降した際に機体色がアイボリーに塗り替えられ[2]スペース・アークの戦力として出撃。ザビーネ・シャル黒の戦隊と交戦し一般機を撃墜、隊長機であるザビーネのベルガ・ギロスと交戦し右腕と引き換えに相手の左腕を破壊するが、至近距離でショットランサー内蔵マシンキャノンの連射をコクピットに受け撃墜された。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

特殊機能[編集 | ソースを編集]

ドップラーレーダー
背部に搭載された新開発のドップラーレーダー。自機が移動中でも高精度の索敵が可能。

武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]

ビーム・ライフル
本機の携行射撃武装。狙撃任務にも対応する為にC.V.機の中で最長の射程距離を誇る。ビギナ・ギナのビーム・ライフルの基になった。
ビーム・サーベル
近接白兵戦用の装備。非使用時はリアスカートにマウントされる。
3連装拡散ビーム砲
腹部に内蔵されているビーム砲。本来は戦闘用としてではなく眩惑・欺瞞を目的に装備された。多少の威力はあり直撃した場合、敵MSも撃墜可能。
『F91』作中ではデナン・ゾンビーム・シールドでこれを受けたものの防御しきれずに貫通・爆散している。
シールド
電装機器の保護などを目的に、C.V.のモビルスーツとしては珍しく実体式のシールドを装備。

対決・名場面など[編集 | ソースを編集]

ベルガ・ギロス

関連機体[編集 | ソースを編集]

ダギ・イルス 長距離偵察型
早期警戒・指揮管制型。
ビギナ・ギナ
当機が設計の基となっている。その為ライフルなども当初は当機の物をそのまま使用する予定だった。
ベルガ・ダラス
原型となった機体。
エビル・S
当機が偵察部隊で指揮する配下機体。

商品情報[編集 | ソースを編集]

ガンプラ[編集 | ソースを編集]

資料リンク[編集 | ソースを編集]

リンク[編集 | ソースを編集]

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. ただし、当機はベルガ・ダラスと同等のジェネレーターを搭載しており、出力のみならばビーム・シールドの使用条件は満たしている。
  2. 後にベラ・ロナビギナ・ギナで投降した時と同じく機体の識別コードはC.V.への攪乱の為、変更していない