「フルアーマーガンダム (サンダーボルト版)」の版間の差分

提供: ガンダムWiki
ナビゲーションに移動 検索に移動
 
(同じ利用者による、間の1版が非表示)
2行目: 2行目:
 
| 外国語表記 = Full Armor Gundam [Thunderbolt Ver.]
 
| 外国語表記 = Full Armor Gundam [Thunderbolt Ver.]
 
| 登場作品 = [[機動戦士ガンダム サンダーボルト]]
 
| 登場作品 = [[機動戦士ガンダム サンダーボルト]]
| デザイン =  
+
| デザイナー =  
*太田垣康男(漫画版)
+
*太田垣康男 (漫画版)
*仲盛文(OVA版)
+
*仲盛文 (OVA版)
}}
+
}}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 -->
  
 
{{登場メカ概要
 
{{登場メカ概要
 
| タイトル = スペック
 
| タイトル = スペック
| 分類 = 試作型[[モビルスーツ]]
+
| 別表記 = フルアーマー・ガンダム
 +
| 分類 = 宇宙用試作型[[モビルスーツ]]
 +
| 生産形態 = 試作機
 
| 型式番号 = FA-78
 
| 型式番号 = FA-78
| 装甲材質 = [[ルナ・チタニウム合金]]
+
| 頭頂高 =
 +
| 全高 =
 +
| 本体重量 =
 +
| 全備重量 =  
 
| 主動力 = [[熱核融合炉]]
 
| 主動力 = [[熱核融合炉]]
| 開発組織 = [[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]]
+
| ジェネレーター出力 =
| 所属組織 = [[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]]  
+
| スラスター総推力 =
 +
| 装甲材質 =
 +
| センサー有効半径 =
 +
| 開発組織 = [[アナハイム・エレクトロニクス社]]
 +
| 所属 =
 +
| 所属組織 = [[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]]
 
| 所属部隊 = [[ムーア同胞団]]
 
| 所属部隊 = [[ムーア同胞団]]
| 主なパイロット= [[イオ・フレミング]]
+
| 母艦 = [[ビーハイヴ]]
}}
+
| 主なパイロット = [[イオ・フレミング]]
 +
}}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 -->
 +
 
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[ムーア同胞団]]に配備された試作型[[モビルスーツ]]
+
『[[機動戦士ガンダム サンダーボルト]]』の世界観に合わせてリデザインされた[[フルアーマーガンダム]]。他のTB版の機体と同じく関節などへのシーリング処理が施されている点は同様だが、従来のフルアーマーガンダムと同一の機体ではなく、[[FSWS計画]]が発展途上だった際に試行錯誤する中で生まれた仕様の1つとなっている。
 +
 
 +
[[ムーア同胞団]]本部が[[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]]に要請し配備されたフルアーマーガンダムで、様々なシステムや装備が実験的に搭載された仕様となっている。右腕部には2連装[[ビーム・ライフル]]を装備し、左腕部には5連装ロケット・ランチャーを装備。背部の大型ランドセルには大型ビーム砲と6連装ミサイル・ポッドを装備し、増加装甲内には小型ミサイルを内蔵するなど全身各所に重武装が施されており、極めて高い攻撃力を有する。さらに全身の増加装甲と両腕とサブアームによって装備される計4枚のシールドによって、高い防御力も併せ持っている。
 +
 
 +
各種装備による重量増加とそれに伴う機動力の低下は、大型ランドセルに備わった2基の大型ロケットブースターや機体各部のスラスターによって補われている。その推力は高機動型MSに匹敵する程とされる。また増加装甲や武装は脱着が可能であり、撃ち切った後や損傷した場合にデッドウェイト化を避けることが可能となっている。
  
[[FSWS計画]]の発展途上段階で開発された機体であり、様々なシステムや武装が実験的に装備されている。最終的にFSWS計画では3種のプランが採用されたとあるため、本機はその段階に至る途中の機体であると思われる。サイド4「ムーア」跡宙域、通称「サンダーボルト宙域」での運用を想定しデブリ対策に関節部のシーリング処理や合計4枚のシールドを装備している。また、重武装化による機動力低下の対策としてはサブアームを有した大型ランドセルやアポジモーターの増設、ロケットブースターの追加により通常の[[モビルスーツ]]を上回る火力を持ちながら高機動モビルスーツに匹敵する推力を得ることに成功している。バックパックや増加装甲は状況に応じてパージすることができる。素体の[[ガンダム]]は[[V作戦]]で開発された機体とは細部が異なっており、バルカンが装備されていなかったりバックパックの形状が異なっていたりする。
+
素体となっているガンダムは若干の設計変更が施されており、頭部のバルカン砲はセンサーに変更され、各部にスラスターが増設されている。本体の背部にランドセルは存在していないが、OVA版では小型ランドセルが追加され、その上から大型ランドセルを装備する方式となっている。
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
;[[機動戦士ガンダム サンダーボルト]]
 
;[[機動戦士ガンダム サンダーボルト]]
:[[ムーア同胞団]]に配備され、[[イオ・フレミング]]の搭乗機となる。
+
:初出作品。第3話から[[イオ・フレミング]]の機体として登場する。単機でサンダーボルト宙域に出撃し、[[リビング・デッド師団]]のスナイパー部隊に大きな被害を与えている。サンダーボルト宙域奪還の際にはMS部隊を率いて出撃し、リビング・デッド師団の艦隊を制圧する。その後、[[サイコ・ザク]]と死闘を繰り広げ、あと一歩の所まで追い詰めるが思わぬ反撃で大破し、救援に現れた[[ジオン公国軍]]のセイレーン機動艦隊に捕獲された。
  
 
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
31行目: 47行目:
 
;分離
 
;分離
 
:追加装備を分離可能。
 
:追加装備を分離可能。
;[[コアブロックシステム|コア・ブロック・システム]]
+
;[[コアブロックシステム]]
:[[V作戦]]で開発されたものとは異なり、[[コア・ファイター]]ではなくエマージェンシー・ポッドにより脱出可能。
+
:エマージェンシー・ポッドによる緊急脱出が可能。
 +
;サブアーム
 +
:大型ランドセル上部に2基装備されている簡易マニピュレータ。シールドの保持の他、弾倉の交換や武器の変更に使用される。
  
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
;2連装ビーム・ライフル
+
;2連装[[ビーム・ライフル]]
:右腕部に装備されている武装。試験的にE-パック方式を採用しており、ランドセル上部に予備パックを装備している。
+
:右腕部に装備されている連装ビーム・ライフル。大型のデブリを一撃で破壊する程の高い威力を誇る。腕に装備されているため射角が広い点が特徴。高出力ビーム・サーベルの発振も可能。基部を中心に小型シールドで覆われており、ある程度の防御力が確保されている。[[エネルギーCAP|エネルギーパック]]式で、予備のパックが大型ランドセルに6個搭載されている。
;ロケット・ランチャー
+
;5連装ロケット・ランチャー
:左腕部に5連装の物が装備されている。ユニットごと分離してデブリ等に直接突き刺し移動させ、トラップやデコイとしても使用できる。
+
:左腕部に装備されている大型ロケットランチャー。5つのコンテナのそれぞれにロケット弾が収められている。推進力は高く、ユニットごと分離してデブリ等に直接突き刺し移動させ、トラップやデコイとしても使用できた。
 
;大型ビーム砲
 
;大型ビーム砲
:ランドセル右側に装備されている。連射はできないが高い出力を持つ。
+
:大型ランドセル右側に装備されているビーム砲。大型のデブリを貫く高い威力を持つ。エネルギーパック式で、円形の予備パックが大型ランドセルに3個搭載されている。
;6連装ミサイル・ポッド
+
;6連装ミサイル・ポッド
:ランドセル左側に装備されている。
+
:大型ランドセル左側に装備されているミサイル・ポッド。様々な弾種を搭載可能で、通常のミサイルの他、多数の小型ミサイルを搭載したタイプを使用した。
;増加装甲内ミサイル
+
;[[ビーム・サーベル]]
:全身に格納されたミサイル.。
+
:大型ランドセル両側面に計2基装備されている高出力ビーム・サーベル。OVA版では素体に小型ランドセルが追加され、その下にビーム・サーベルがもう1基装備されている。
;ビーム・サーベル
+
;小型ミサイル
:大型ランドセルに2基、本体のバックパックに1基装備されている。高出力タイプが採用されておりビーム刃が長い。
+
:肩部・腰部・脚部の増加装甲内に大量に搭載されている小型ミサイル。一斉発射することで濃密な弾幕を形成する。
 
;シールド
 
;シールド
:両腕部に2枚、サブアームに2枚装備しているシールド。連邦軍のマークは描かれていない。
+
:複数の素材を積層することで高い防御力を獲得した大型シールド。両腕とサブアームを合わせて最大4枚の装備が可能。マニピュレータで保持することも可能。
;ビーム・ライフル
 
:MG ウエポン&アーマーハンガーに付属するビーム・ライフル。2基を分割し、連結することで大型ビーム・ライフルとなる。
 
;ハイパー・バズーカ
 
:MG ウエポン&アーマーハンガーに付属するバズーカ砲。2基を連結することが可能。
 
  
 
== 対決・名場面 ==
 
== 対決・名場面 ==
60行目: 74行目:
 
== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
 
;[[フルアーマーガンダム]]
 
;[[フルアーマーガンダム]]
:フルアーマーガンダムのプランA。
+
:宇宙世紀正史における同名の機体。本機はこのフルアーマーガンダムとは異なる機体とされる。
;[[フルアーマーガンダム (タイプB)]]
+
;[[パーフェクト・ガンダム (サンダーボルト版)]]
:フルアーマーガンダムのプランB。
+
:[[ダリル・ローレンツ|ダリル]]の[[サイコ・ザクMk-II]]を捕獲された本機のパーツで改修した機体。
;[[フルアーマーガンダム陸戦タイプ]]
+
;[[フルアーマーガンダム 〜バラージュ ザ ヘッジホッグ〜]]
:陸戦特化のフルアーマーガンダム。
+
:[[ガンダムビルドダイバーズ GIMM&BALL'S WORLD CHALLENGE|ビルドダイバーズ GBWC]]』に登場する[[ガンプラ]]。本機からさらに武装が追加されており、ハリネズミのようになっている。
;[[ヘビーガンダム]][[ヘビーガンダム (2号機)]]
+
;[[フルアーマー・ユニコーンガンダム・プランB]]
:フルアーマーガンダムの2号機。
+
:本機と同じく漫画『プラモ狂四郎』に登場するパーフェクトガンダムIIを元ネタとする機体。
;[[フルアーマーガンダム7号機]]
+
 
:フルアーマーガンダムの3号機。
 
 
== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==
 +
=== [[ガンプラ]] ===
 
<amazon>B00FKL6DPU</amazon>
 
<amazon>B00FKL6DPU</amazon>
 
<amazon>B01BD3NDBU</amazon>
 
<amazon>B01BD3NDBU</amazon>
78行目: 92行目:
 
== リンク ==
 
== リンク ==
 
*[[登場メカ]]
 
*[[登場メカ]]
 +
 +
<!-- == 脚注 == -->
 +
<!-- <references /> -->
 +
<!-- 本文には<ref>内容</ref>のかたちで挿入してください。 -->
 +
 
{{DEFAULTSORT:ふるああまあかんたむ さんたあほるとはん}}
 
{{DEFAULTSORT:ふるああまあかんたむ さんたあほるとはん}}
 
[[Category:登場メカは行]]
 
[[Category:登場メカは行]]
 
[[Category:機動戦士ガンダム サンダーボルト]]
 
[[Category:機動戦士ガンダム サンダーボルト]]

2022年1月22日 (土) 16:54時点における最新版

フルアーマーガンダム (サンダーボルト版)
外国語表記 Full Armor Gundam [Thunderbolt Ver.]
登場作品 機動戦士ガンダム サンダーボルト
デザイナー
  • 太田垣康男 (漫画版)
  • 仲盛文 (OVA版)
テンプレートを表示
スペック
別表記 フルアーマー・ガンダム
分類 宇宙用試作型モビルスーツ
生産形態 試作機
型式番号 FA-78
主動力 熱核融合炉
開発組織 アナハイム・エレクトロニクス社
所属組織 地球連邦軍
所属部隊 ムーア同胞団
母艦 ビーハイヴ
主なパイロット イオ・フレミング
テンプレートを表示

概要[編集 | ソースを編集]

機動戦士ガンダム サンダーボルト』の世界観に合わせてリデザインされたフルアーマーガンダム。他のTB版の機体と同じく関節などへのシーリング処理が施されている点は同様だが、従来のフルアーマーガンダムと同一の機体ではなく、FSWS計画が発展途上だった際に試行錯誤する中で生まれた仕様の1つとなっている。

ムーア同胞団本部が地球連邦軍に要請し配備されたフルアーマーガンダムで、様々なシステムや装備が実験的に搭載された仕様となっている。右腕部には2連装ビーム・ライフルを装備し、左腕部には5連装ロケット・ランチャーを装備。背部の大型ランドセルには大型ビーム砲と6連装ミサイル・ポッドを装備し、増加装甲内には小型ミサイルを内蔵するなど全身各所に重武装が施されており、極めて高い攻撃力を有する。さらに全身の増加装甲と両腕とサブアームによって装備される計4枚のシールドによって、高い防御力も併せ持っている。

各種装備による重量増加とそれに伴う機動力の低下は、大型ランドセルに備わった2基の大型ロケットブースターや機体各部のスラスターによって補われている。その推力は高機動型MSに匹敵する程とされる。また増加装甲や武装は脱着が可能であり、撃ち切った後や損傷した場合にデッドウェイト化を避けることが可能となっている。

素体となっているガンダムは若干の設計変更が施されており、頭部のバルカン砲はセンサーに変更され、各部にスラスターが増設されている。本体の背部にランドセルは存在していないが、OVA版では小型ランドセルが追加され、その上から大型ランドセルを装備する方式となっている。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

機動戦士ガンダム サンダーボルト
初出作品。第3話からイオ・フレミングの機体として登場する。単機でサンダーボルト宙域に出撃し、リビング・デッド師団のスナイパー部隊に大きな被害を与えている。サンダーボルト宙域奪還の際にはMS部隊を率いて出撃し、リビング・デッド師団の艦隊を制圧する。その後、サイコ・ザクと死闘を繰り広げ、あと一歩の所まで追い詰めるが思わぬ反撃で大破し、救援に現れたジオン公国軍のセイレーン機動艦隊に捕獲された。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

特殊機能[編集 | ソースを編集]

分離
追加装備を分離可能。
コアブロックシステム
エマージェンシー・ポッドによる緊急脱出が可能。
サブアーム
大型ランドセル上部に2基装備されている簡易マニピュレータ。シールドの保持の他、弾倉の交換や武器の変更に使用される。

武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]

2連装ビーム・ライフル
右腕部に装備されている連装ビーム・ライフル。大型のデブリを一撃で破壊する程の高い威力を誇る。腕に装備されているため射角が広い点が特徴。高出力ビーム・サーベルの発振も可能。基部を中心に小型シールドで覆われており、ある程度の防御力が確保されている。エネルギーパック式で、予備のパックが大型ランドセルに6個搭載されている。
5連装ロケット・ランチャー
左腕部に装備されている大型ロケットランチャー。5つのコンテナのそれぞれにロケット弾が収められている。推進力は高く、ユニットごと分離してデブリ等に直接突き刺し移動させ、トラップやデコイとしても使用できた。
大型ビーム砲
大型ランドセル右側に装備されているビーム砲。大型のデブリを貫く高い威力を持つ。エネルギーパック式で、円形の予備パックが大型ランドセルに3個搭載されている。
6連装ミサイル・ポッド
大型ランドセル左側に装備されているミサイル・ポッド。様々な弾種を搭載可能で、通常のミサイルの他、多数の小型ミサイルを搭載したタイプを使用した。
ビーム・サーベル
大型ランドセル両側面に計2基装備されている高出力ビーム・サーベル。OVA版では素体に小型ランドセルが追加され、その下にビーム・サーベルがもう1基装備されている。
小型ミサイル
肩部・腰部・脚部の増加装甲内に大量に搭載されている小型ミサイル。一斉発射することで濃密な弾幕を形成する。
シールド
複数の素材を積層することで高い防御力を獲得した大型シールド。両腕とサブアームを合わせて最大4枚の装備が可能。マニピュレータで保持することも可能。

対決・名場面[編集 | ソースを編集]

サイコ・ザク

関連機体[編集 | ソースを編集]

フルアーマーガンダム
宇宙世紀正史における同名の機体。本機はこのフルアーマーガンダムとは異なる機体とされる。
パーフェクト・ガンダム (サンダーボルト版)
ダリルサイコ・ザクMk-IIを捕獲された本機のパーツで改修した機体。
フルアーマーガンダム 〜バラージュ ザ ヘッジホッグ〜
ビルドダイバーズ GBWC』に登場するガンプラ。本機からさらに武装が追加されており、ハリネズミのようになっている。
フルアーマー・ユニコーンガンダム・プランB
本機と同じく漫画『プラモ狂四郎』に登場するパーフェクトガンダムIIを元ネタとする機体。

商品情報[編集 | ソースを編集]

ガンプラ[編集 | ソースを編集]

リンク[編集 | ソースを編集]