ヴァナディース機関
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ヴァナディース機関 (Vanadis Institute)[編集 | ソースを編集]
『機動戦士ガンダム 水星の魔女』に登場する組織。正式名称は「パーメット研究機関ヴァナディース」で、カルド・ナボが代表を務める。
フロント「フォールクヴァング」を拠点に持つ身体機能拡張技術「GUND」を研究する組織で、その理念はGUND技術によって無重力、真空、大気組成、宇宙放射線など、宇宙の過酷な環境において身体の脆弱性を補い、人類の宇宙進出に寄与することであった。また、GUND技術は生命圏の拡大だけでなく、地球と宇宙の双方の分断と格差を融和できる可能性を秘めているとも考えていた。GUND技術は主に宇宙放射線対策としてモビルクラフトの操作や、医療技術として義肢に搭載したりなど、人間の身体の欠損や機能を機械的に補うことが可能であった。
GUND技術の研究開発には多大な費用を必要とした。そこに地球の資本が入ったモビルスーツ製造企業オックス・アース・コーポレーションが機関を買収し、資金難の機関はGUND技術を軍事転用したGUNDフォーマットを使用したGUND-ARM開発に協力する代わりに、同社の資金援助を受けることとなった。
しかし、GUND-ARMが発生させるデータストームによる身体のダメージを問題視したモビルスーツ開発評議会は、GUND-ARMの開発凍結とオックス・アース社に対し企業行政法による強制執行を行うことを決定した。同時にデリングを統括代表に監査組織カテドラルが設立され、デリングは独断でオックス・アース社とヴァナディース機関に武力制圧を実行した。
後にこれはヴァナディース事変と呼ばれ、事変以降GUNDフォーマットの技術研究は禁止され、大元のGUND技術自体も批判を受けて衰退することとなった。さらに生き残った研究者たちも「魔女」として追われる立場となった。
登場作品[編集 | ソースを編集]
- 機動戦士ガンダム 水星の魔女 PROLOGUE
- 初登場作品。
関連人物[編集 | ソースを編集]
- カルド・ナボ
- 機関の代表を務める研究者。GUND理論の第一人者。
- エルノラ・サマヤ
- 研究員。ガンダム・ルブリスのテストパイロットを務める。
- ナイラ・バートラン
- 研究員。ルブリス稼働テストのオペレーターを務める。
- ウェンディ・オレント
- 研究員。テストパイロットを務める。
- ベルメリア・ウィンストン
- 研究員。GUNDフォーマットの研究を行っていた。
- ヴィルダ・ミレン
- 研究員。医師としても活動していた。
- シジマ・ゾマ
- 研究員。
開発兵器[編集 | ソースを編集]
関連組織[編集 | ソースを編集]
- オックス・アース・コーポレーション
- 機関を買収したモビルスーツ製造企業。
- 株式会社ガンダム
- シン・セー開発公社とペイル・テクノロジーズのガンダム開発部門を統合して設立した会社。ヴァナディース機関の会社説明動画により、GUND技術を用いた医療事業の展開を目指すこととなった。