機動武闘伝Gガンダム外伝 天地天愕

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機動武闘伝Gガンダム外伝 天地天愕
読み きどうぶとうでんジーガンダムがいでん てんちてんがく
著者 今川泰宏
公開日 2024年7月4日~
話数 全6話
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概要[編集 | ソースを編集]

機動武闘伝Gガンダム』放送30周年の2024年に総監督の今川泰宏氏により書き下ろされたストーリーテキスト。TV本編の外伝小説であり、時系列では本編第25話の決勝大会開会式の直後が舞台となっている[1]。『Gガン』公式サイト上の『天地天愕』公式ページで全6話が掲載されている。

本作オリジナルの新キャラクター・新機体が数多く登場する以外にも、ガンプラのハイグレード(HGFC)シリーズで今川監督が考案したオリジナルギミックが作中でシャッフル同盟の機体の決勝大会用ギミックとして披露されている。

当初は7月5日公開とアナウンスされていたが、前日の4日にYoutube上で配信された『機動武闘伝Gガンダム』30周年記念特別配信「\初見さん古参さん みなさんお待ちかね!/Gガンダム大配信!!」において1日前倒しの公開が告知され、第1話の公開に至った。以後、毎週金曜午後17時に各話が公開された。

ストーリー[編集 | ソースを編集]

大会から幾年が過ぎ去り「魔の13回大会」と呼ばれるようになった第13回ガンダムファイト。そこには近年の再精査になって明らかになってきた様々な出来事があった。

時を遡る事、第13回ガンダムファイト決勝大会。ギアナ高地から無事ネオホンコンに到着した新生シャッフル同盟の面々は記念の祝杯を挙げていたが、そこへ訪れた各国のガンダムファイター達から代替わりの意図を問われる。しかし、何の説明も無いままシャッフルの紋章を継承したドモン達はその答えに窮する事になる。

その翌日。マスター・アジアとドモンの演武と共に決勝大会の開会が宣言されるが、その会場に突如として謎の5体のガンダムが出現。自らを「ダーク・シャッフル」と名乗り、ドモン達にシャッフルの紋章を持つ資格があるか見極めるべく新生シャッフル同盟にファイトを挑む。果たしてダーク・シャッフルとは何者なのか?それを束ねる独狐求敗と東方不敗の浅からぬ因縁とは何か?今ここにガンダムファイトの存亡を賭けた闘いが始まった!

登場人物[編集 | ソースを編集]

本作オリジナルキャラクター [編集 | ソースを編集]

独狐求敗 (どっこきゅうはい)
ダーク・シャッフルのリーダー格。かつて若き日の東方不敗(弟弟子)と共に流派・東方不敗を学び、キング・オブ・ハートを継承した姉弟子であり、東方不敗が生涯で唯一勝ちを得なかった相手でもある。ガンダムファイトを激しく憎悪しているが、それ以外にも過去に東方不敗との間に起きた確執から彼に私怨を抱いており、ダーク・シャッフルの一員として現れた後、その恨みの矛先を東方不敗だけでなく末席のドモンにも向ける。
初代
生前、シャッフル同盟の一員だった地下ボクシングの初代チャンピオン。生涯ただの一度も相手のパンチを受けた事が無い。ダーク・スペードとして蘇り、チボデーにファイトを挑む。
JD
コロニー開発時代混迷期にネオフランス空域へ侵略侵攻してきた敵勢力にたった一人で立ち向かい勝利した伝説を持つ女性騎士。ダーク・ダイヤとして蘇り、ジョルジュにファイトを挑む。
創始
遥かな昔、武術そのものを作り上げた事から「グランドファーザー」も呼ばれる、黒き胴着に身を包んだ老師。ダーク・クラブとして蘇り、サイ・サイシーにファイトを挑む。
ドミトリィ・オブローモフ
ネオアメリカに先立って宇宙にコロニーを作り上げ、そのまま世界初のコロニー移住者となったネオロシアの宇宙飛行士。ダーク・ジョーカーとして蘇り、アルゴにファイトを挑む。
掌門
独狐求敗と東方不敗の師匠である先々代のキング・オブ・ハート。実娘である姉弟子にキング・オブ・ハートを襲名させガンダムファイトの視察に向かわせるが、とある事情から弟弟子を流派・東方不敗の後継者に選び、姉弟子の出奔を招いた。
弟子
ガンダムファイトに巻き込まれ故郷の村と家族を失った少年。生来口が聞けなかったが、独狐求敗に剣士の才能を見出され、後に再会した際に弟子となり流派・独狐求敗の門派となる。その後、青年へと成長した彼は第12回ガンダムファイトへの召集令状を受けて己の意思で大会に参加するが……

登場メカ[編集 | ソースを編集]

本作オリジナル機体 [編集 | ソースを編集]

ガンダム・マスター独狐
独狐求敗の駆る白いマスターガンダム。9枚のファンネルプレートによる攻撃だけでなく、流派・東方不敗と流派・独狐求敗の技を駆使した多彩な技で相手を圧倒する。
ガンダムゴングジョー
初代の駆るガンダム。極限にまでシェイプアップされたボディに、超大型化したボクシング・グローブを拳に嵌めた異形の姿を持ち、歴代の地下ボクシングチャンピオン達が宿った「歴代パンチ」等を得意技とする。
ガンダムフォローミー
JDの駆るガンダム。鏡面装甲による不思議な攻撃を可能としており、相手の攻撃の鏡返し、鏡に映った自らの姿による分身、死後も慕われた兵士たちがガンダムとなって鏡から溢れ出た兵士ガンダムなどの技で相手を翻弄する。
ガンダムリアルカンフー
創始の駆るガンダム。武術の源流を活かした体術を披露する。相手の攻撃をエネルギーへと変換して取り込み、打ち返すエネルギー弾点穴といった技以外にも、モビルトレースシステムを利用し人体の点穴と同じ場所を突く事で相手の動きを意のままに操る技も持つ。
ガンダムマトリョーシュカ
ドミトリィが宇宙空間から操るガンダム。DG細胞の再生能力によりいくら粉砕されようとも元通りに再生する事が可能。この再生機能を活用した自爆戦法を得意としており、相手を包んで自爆しては再生を繰り返す。

用語[編集 | ソースを編集]

ダーク・シャッフル
シャッフル同盟のメンバーが全員代替わりしたタイミングで現世に蘇るという影のシャッフル同盟。現シャッフルがその資格に相応しいかを見極めるべく戦いを挑む。
地下ボクシング
過去にニューヨークのダウンタウンで秘密裏に行われていたボクシング。表の世界のボクシングとは異なり、勝って生きるか負けて死ぬまで闘う裏の世界であり、チボデーもそこの現チャンピオンだった。チボデーが不殺を徹底したため団体は彼を追い出し追手を差し向けるも、返り討ちにされ団体は壊滅。チボデーはその実力をガンダムファイト委員会に認められ表の世界にスカウトされた。

各話リスト[編集 | ソースを編集]

話数 公開日 備考
第1話 2024年7月4日 
第2話 2024年7月12日 
第3話 2024年7月19日 
第4話 2024年7月26日 
第5話 2024年8月2日 
第6話 2024年8月9日 

関連作品[編集 | ソースを編集]

機動武闘伝Gガンダム
TV本編。第25話の決勝大会開会式直後が舞台となっており、アレンビーなど一部キャラクターが本編に先んじて登場している。
超級!機動武闘伝Gガンダム
島本和彦×今川泰宏コンビによるコミカライズ作品。ギアナ高地に現れたマスターガンダムとマスター・アジアは遠隔操作されたコピー体だった等の設定が本作でも採用されている。
機動武闘伝Gガンダム外伝 英雄変生
本作品に続いて発表された「Gガンダム外伝」の第二部。時系列は『Gガン』第11話~第12話の間で、荒廃したキョウトを舞台にシュバルツの誕生秘話やデビルガンダム事件が発生するまでの経緯が語られる。

商品情報[編集 | ソースを編集]

関連リンク[編集 | ソースを編集]

リンク[編集 | ソースを編集]

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. ただ30年越しの外伝という事もあってか、「チャンドラ・シジーマがオネエ言葉を使わない」「ドモンが修行の旅以来、久しぶりに石破天驚拳を見た本編第39話よりも先にマスター・アジアが技を放つ」など、本編と整合性が取れていない部分も少なからず存在している。