機動武闘伝Gガンダム外伝 三侠新傳 〜東方の珠〜

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機動武闘伝Gガンダム外伝 三侠新傳 〜東方の珠〜
読み きどうぶとうでんジーガンダムがいでん さんきょうしんでん とうほうのたま
著者 今川泰宏
公開日 2025年1月24日~
話数 全6話
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概要[編集 | ソースを編集]

2025年に『機動武闘伝Gガンダム』総監督の今川泰宏氏により書き下ろされたストーリーテキスト。全三部作の外伝小説『機動武闘伝Gガンダム外伝 The East is Burning Red』の最終章であり、Gガン本編終了後から12年後を舞台とした続編となっている。全6話。

主人公として新たにマスター・ジュニアエイチ・カッシュの2人が登場し、Gガン本編からも一部のキャラクターが続投。マスター・アジアの遺した秘宝「東方の珠」を巡って、新たな物語が展開される。

2025年3月26日にはYoutubeのガンダムチャンネルにて最終話クライマックスシーンのスペシャルボイスドラマが公開された。

ストーリー[編集 | ソースを編集]

全人類と地球を未曾有の危機に陥れたデビルガンダム事件ことDG事変が終結してから12年が経った未来世紀。地球に平和は訪れたものの、地上にはデビルガンダムの屑「DGダスト」の脅威が未だに残されており、その除去のためにガンダムファイトは中止の状態が続いていた。

マスター・アジアの忘れ形見であるマスター・ジュニアは、父が遺した流派東方不敗の奥義を記した秘宝「東方の珠」を手に入れるべくドモン・カッシュの行方を追う旅を続けていたが、その道中で訪れた新宿シティでドモンとレインの娘であるエイチと出会う。同じくドモンの行方を追っているエイチと旅を続ける事になったジュニアは、やがて工業地帯と化したギアナ特区へと辿り着くが、そこは世界平和を脅かそうとする恐るべき陰謀が渦巻く地であった!

登場人物[編集 | ソースを編集]

本作オリジナルキャラクター [編集 | ソースを編集]

マスター・ジュニア
本作の主人公。東方不敗マスター・アジアの忘れ形見であり、驚異的な記憶力を持つ。父が遺した流派東方不敗の奥義を記した秘宝「東方の珠」の行方を捜しており、珠の行方を知っているであろうドモン・カッシュを追い求めて世界各地を旅している。
エイチ・カッシュ
ドモンとレインの娘。武器としても使える巨大なソロバンを背負っており、何故か関西弁で話すのが特徴。母親であるレインを辛い目に合わせたドモンを酷く嫌っており、彼を痛い目に合わせようと、同じく彼の行方を追っているジュニアに協力する。

Gガンダム本編のキャラクター [編集 | ソースを編集]

ドモン・カッシュ
第13回大会で優勝を勝ち取り、デビルガンダムの魔の手から世界を救ったガンダムファイター。事件後にレインと結婚するが、CDGCのミケロに対する処遇に激怒し、研究所で騒動を起こした後、地球へと逃走。その後、東方の珠を求めるジュニアに追われる身となる。
レイン・カッシュ (レイン・ミカムラ)
第13回大会でドモンのサポートを務めたパートナー。ドモンと結ばれた後、CDGCの研究責任者になるも、ドモンの引き起こした騒動の責任を取る形で職を辞する事になる。
ウォン・ユンファ
かつてのネオホンコン首相であり、デビルガンダムを利用して世界征服を企てた男。デビルガンダム事件でドモンに倒されたが辛うじて生き延びており、DG細胞の力でDGダストの鉱源を検知する能力に目覚めた。現在は閉鎖されたギアナ特区の首相を務めているが、その裏で新たなる野望である「夢のウォンウォンランド」実現のためギアナ特区からの脱出を目論んでいる。
サイ・サイシー
第13回大会のネオチャイナ代表選手。大会後、ドモンの依頼でジュニアを少林寺で修行させていたが、ドモンの後を追う彼に逃げられてしまう。
カラト
ネオジャパンの元ガンダムファイト委員。現在はCDGCの初代研究所所長に着任しており、ギアナ特区にいるウォンの動向を監視している。
ベルチーノ
ネオイタリアのローマ市警の警部。過去にドモンから流派東方不敗の基礎を習った事がある。ドモンの行方を追っていたジュニアと出会い、ドモンが新宿に向かった事を伝える。
ミケロ・チャリオット
かつてデビルガンダム四天王の一員だったガンダムファイター。ランタオ島でのシャッフル同盟との戦いで敗れながらも辛うじて一命を取り留めたが、DG細胞に侵された体を持つが故にCDGCによって実験台にされた挙句、DGハンターから追われる身になる。地球に逃れ、新宿の地下に潜伏していたところ、同じく新宿へとやって来たマスター・ジュニアと出会う。
マーキロット・クロノス
第13回大会のネオギリシャ代表選手。現在はDGハンターとして新宿のハンター達を束ねている。東方の珠を手に入れるべく、新宿を訪れたジュニア達を捕らえようと襲い掛かる。
チャンドラ・シジーマ
第13回大会のネオインド代表選手。これまでの外伝作と同様、相変わらずGガン本編のオネエ口調が反映されていない。現在はCDGCのスパイとして、ギアナ特区でウォンの動向を探っている。
ルドガー・バーホーベン / エリック・ザ・バイキング / コンタ・ン・ドゥール
カルロス・アンダルシア / ハンス・ホルガー / アンドリュー・グラハム
ガラ・ガーラ / ラセツ・ダカッツ / フランク・ガストロ / キル・ハーン / チェルシー・ワレサ
CDGCに所属するガンダムファイター達。Gガン本編で台詞が無かったキャラクターについても本作で台詞が用意されている。
ライゾウ・カッシュ
ドモンの父。本作では病に侵されているという設定で、昏睡状態に陥っている。
ストーカー
Gガン本編やこれまでの外伝で語り部を務めている男。

登場メカ[編集 | ソースを編集]

用語[編集 | ソースを編集]

DG事変
第13回大会で発生したデビルガンダム事件の別称。作中ではこのDG事変を経てガンダムファイトのこれからと世界の在り方が模索され続けている。
DGダスト
デビルガンダム事件の最後に崩壊し、地球に散らばったデビルガンダム(デビルコロニー)の屑。DG細胞のアルティメット三大理論は持ち揃えていないもののエネルギーは残されており、爆発などを引き起こす危険性がある事からCDGCが地上からの一掃に尽力している。CDGCに提供すると高額報酬と交換されるため、ハンターの間では通貨(DG)としても利用されている。
デビルガンダム管理局 (CDGC:Centers for Devil-Gundam Control)
人類とDGダストの接触を予防・制御するべく設立された組織。ネオジャパンの領土から独立した離島コロニーが国際DG研究所となっており、DG探知機によるDGダストの探知とDGハンターの協力をもって地上からのDGダストの一掃を目標としている。
DGハンター
DGダストの回収を生業とする腕利きのハンター。元ガンダムファイターたちを筆頭に様々な得意分野に秀でる強者が揃っており、ハンター免許の下に出来高報酬でDGダスト狩りを行っている。
ギアナ特区
ウォンによって統治されているギアナ高地。地下に大量のDGダストが埋蔵されているため、採掘のための開発が進んだ結果、工業地帯と化しており、かつて自然豊かだった頃の情景は失われている。DG事変後にウォンが逃げ延びた地であり、CDGCにより設置されたバリアによって、外部から内部に入る事は出来ても逆に移動する事は通常は不可能となっている。
輝珠掌上 (きじゅしょうじょう)
かつてマスター・アジアが幼いジュニアに教えた演舞。ジュニアは途中までしか覚えていないが、演舞の全ての流れが東方の珠の謎を解く重要な鍵となっている。

各話リスト[編集 | ソースを編集]

話数 サブタイトル 公開日  備考
第1話 新宿編その1  2025年1月24日
第2話 新宿編その2  2025年1月31日 
第3話 ギアナ高地編その1  2025年2月7日 
第4話 ギアナ高地編その2  2025年2月14日 
第5話 ギアナ高地編その3  2025年2月21日 
第6話 ギアナ高地編その4  2025年2月28日 

関連作品[編集 | ソースを編集]

機動武闘伝Gガンダム
本編。本作は物語終了後から12年後を舞台としている。
機動武闘伝Gガンダム外伝 天地天愕 / 機動武闘伝Gガンダム外伝 英雄変生
三部作「The East is Burning Red」の内の第一部と第二部。本編のサイドストーリーであり、その内「天地天愕」では本作に先駆けてマスター・アジアが演舞を教える一幕が描かれている。
ガンダムたちの挽歌
『Gガン』のBlu-ray BOXに付属する、本編に登場したゲストキャラに焦点を当てた外伝小説。ベルチーノがドモンの弟子になった設定の出典元となっている。
機動武闘伝Gガンダム外伝 "ザ・ネクスト・ジェネレーション"
本作以外でGガン本編後を描いた漫画作品。

商品情報[編集 | ソースを編集]

資料リンク[編集 | ソースを編集]

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