「陸戦用百式改」の版間の差分

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== 概要 ==
 
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[[カラバ]]が開発した試作型[[モビルスーツ]][[エゥーゴ]]から提供された[[百式改]]の各種データを基に再設計した大気圏内機体の内の一機である。
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[[ティターンズ]]の[[可変モビルスーツ]]に対して戦力不足を感じていた[[カラバ]]が、[[ネモ]]や[[ジムIII]]といった主力[[モビルスーツ]]の代替とした機体。[[エゥーゴ]]からのデータ提供を受けてカラバが独自開発した機体であり、[[百式]]最大の特徴である金色のエマルジョン塗装は濃淡のモスグリーンに変更されている。
  
その名の通り陸戦に特化しており、宇宙用装備はオミットされている。各部は防塵・防湿対策が施され、森林や市街地等は勿論、砂漠や沼地での戦闘でも問題なく運用可能。また水中でも短時間ならばその高い性能を維持できる。バックパックは高機動デバイスから新設計の物に変更し、自由落下戦闘時にホバリングする際、脚部の大型スタビライザーと併用する事で最大の効果を発揮するよう調整されている。上部にはオプション武器を追加可能(この状態は「重装型」や「フル装備」とも呼ばれる)。他の武装も多くが独自の物に変更された。両肩部は形状が変更されており、ハードポイントも存在しない。カラーリングは緑がかった金色となっており、両肩部に「百改」と書かれている。
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[[百式改]]を大気圏内用に再設計し、機体各部への防湿・防塵処理を施す事で地上の多様な環境への対応を図っており、その結果、森林や市街地の他、湿地帯や砂漠といった厳しい環境下だけでなく、短時間であれば水中でも良好な性能を発揮したとされる。バックパックは百式改が装備していた高機動デバイスを廃し、新設計のバックパックを採用。このバックパックは自由落下戦闘時やホバリング時に脚部スラスターと併用して最大の効果を発揮出来るよう設計されている他、その上部にウェポンラックを設けてオプション装備の運用を可能としている。
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機体は少数が生産され、カラバの戦力の一翼を担ったとされ、機体の一部機構や武装は、後に開発される機体に転用されたとも言われている。
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
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=== 特殊機能 ===
 
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;換装
 
;換装
:バックパックにオプション武装を追加可能。
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:バックパック上部のウェポンラックにオプション武装を追加装備可能。
  
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
;60mmバルカン砲
 
;60mmバルカン砲
:原型機のパルスレーザーガンに代わって頭部に2門内蔵されている機関砲。
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:百式改のパルスレーザーガンに代わって頭部に2門内蔵されている機関砲。
;レールガン付[[ビーム・ライフル|ビームライフル]]
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;[[ビーム・ライフル]]
:携行式の武装。ビーム・ライフルの銃身下部にレールガンを追加している。
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:陸戦用百式改専用のビーム・ライフル。獣神化部にレールガンを備える。
;[[ビーム・サーベル|ビームサーベル]]
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;[[ビーム・サーベル]]
:バックパックに2本マウントされている。原型機とは別の物で、性能差は不明。
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:バックパックに2本マウントされている近接格闘装備。原型機とは別の物で、性能差は不明。
;ハンドグレネード
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;ハンド・グレネード
:リアスカートに2発装備。
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:リアスカートに2基マウントされた手投げ弾。
;グレネードランチャー
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;グレネード・ランチャー
:両肩部に装備されている。
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:両肩部に内蔵されている擲弾砲。
 
;シールド
 
;シールド
:専用に用意された実体盾。伸縮機構を備え、先端部にはミサイルを2発内蔵している。
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:専用に用意された実体盾。伸縮機構を備え、先端部にはミサイルを内蔵している。
  
 
=== オプション装備 ===
 
=== オプション装備 ===
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== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
 
;[[百式改]]
 
;[[百式改]]
:原型機。
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:原型機。エゥーゴからカラバに提供されたこの機体のデータをベースに独自開発を行った機体が、陸戦用百式改となる。
 
;[[量産型百式改]]
 
;[[量産型百式改]]
 
:百式改の量産機。
 
:百式改の量産機。

2024年6月24日 (月) 20:13時点における最新版

陸戦用百式改
外国語表記 Hyakushiki-Kai Ground Type
登場作品
デザイナー 大河原邦男
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スペック
分類 陸戦用試作型モビルスーツ
型式番号 MSK-100S
頭頂高 19.2m
本体重量 39.2t
全備重量 63.6t
主動力 熱核融合炉
ジェネレーター出力 2,015kw
スラスター総推力 70,800kg
装甲材質 ガンダリウム合金
センサー有効半径 10,840m
開発組織 カラバ
所属 カラバ
主なパイロット スパルナ・キャリバン
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概要 [編集 | ソースを編集]

ティターンズ可変モビルスーツに対して戦力不足を感じていたカラバが、ネモジムIIIといった主力モビルスーツの代替とした機体。エゥーゴからのデータ提供を受けてカラバが独自開発した機体であり、百式最大の特徴である金色のエマルジョン塗装は濃淡のモスグリーンに変更されている。

百式改を大気圏内用に再設計し、機体各部への防湿・防塵処理を施す事で地上の多様な環境への対応を図っており、その結果、森林や市街地の他、湿地帯や砂漠といった厳しい環境下だけでなく、短時間であれば水中でも良好な性能を発揮したとされる。バックパックは百式改が装備していた高機動デバイスを廃し、新設計のバックパックを採用。このバックパックは自由落下戦闘時やホバリング時に脚部スラスターと併用して最大の効果を発揮出来るよう設計されている他、その上部にウェポンラックを設けてオプション装備の運用を可能としている。

機体は少数が生産され、カラバの戦力の一翼を担ったとされ、機体の一部機構や武装は、後に開発される機体に転用されたとも言われている。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

M-MSV
出典作品。カラバの主力機であるジムIIネモではティターンズの新型可変モビルスーツには対抗しきれなかった為、その戦力不足を補うべく開発された。具体的な生産数は不明だが、少数が生産されたと言われる。
機動戦士ガンダムΖΖ外伝 ジオンの幻陽
パイロットはスパルナ・キャリバン
北米のニューヤーク基地を防衛すべくネオ・ジオン軍と戦ったが、戦闘中にカプールに海中へと引きずり込まれた末、敗北している。
機動戦士ガンダムUC テスタメント
「デルタの鼓動」にて他の百式系列機と共に紹介されており、上記のスパルナ機も1コマだけ描かれている。ただ、機体名は「陸戦百式改」と誤記されている。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

特殊機能[編集 | ソースを編集]

換装
バックパック上部のウェポンラックにオプション武装を追加装備可能。

武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]

60mmバルカン砲
百式改のパルスレーザーガンに代わって頭部に2門内蔵されている機関砲。
ビーム・ライフル
陸戦用百式改専用のビーム・ライフル。獣神化部にレールガンを備える。
ビーム・サーベル
バックパックに2本マウントされている近接格闘装備。原型機とは別の物で、性能差は不明。
ハンド・グレネード
リアスカートに2基マウントされた手投げ弾。
グレネード・ランチャー
両肩部に内蔵されている擲弾砲。
シールド
専用に用意された実体盾。伸縮機構を備え、先端部にはミサイルを内蔵している。

オプション装備 [編集 | ソースを編集]

3連ミサイルポッド
オプション武器の一つ。バックパックの右側に装備される。
中距離ビームキャノン
オプション武器の一つ。バックパックの左側に装備される。

対決・名場面[編集 | ソースを編集]

関連機体[編集 | ソースを編集]

百式改
原型機。エゥーゴからカラバに提供されたこの機体のデータをベースに独自開発を行った機体が、陸戦用百式改となる。
量産型百式改
百式改の量産機。
ガンダムデルタカイ陸戦仕様
陸戦仕様の換装パーツは陸戦用百式改の設計を基にしている。ビーム・ライフルも陸戦用百式改の物が流用された。

商品情報[編集 | ソースを編集]

リンク[編集 | ソースを編集]