「ビームシールド」の版間の差分
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2019年11月17日 (日) 08:43時点における版
ビームシールド(Beam Shield)
その名の通り、ビームで形成されたシールドの事である。複数作品に様々な設定で登場する。
宇宙世紀
U.C.0110年頃に実用化された防御兵装。中央に位置する発生器から膜状に展開したメガ粒子ビームである「シールドビーム」を盾としたものであり、ガンダムF91やクロスボーン・バンガード系MS等に装備され、第二期MSの標準装備として普及した。
ビーム・シールド登場以前のシールドはビーム兵器の攻撃を完全に遮る事はできず、またIフィールド・ジェネレーターも装備の大型化を招く関係から小型MSと相性が悪く、小型の物も防御範囲が狭く耐えられる攻撃にも限度があるなどの欠点があった。一方、ビーム・シールドはビームでビームで相殺する為、防御力が格段に向上している。
また、ビームが透過している性質上、防御を行いつつ相手の行動を伺う事も出来る。またシールドビーム自体はビームサーベルと同じ性質の為、そのまま攻撃に使用する事も出来た。
一方でビーム故に使用すると遠距離でも目立ってしまう事や、長時間使用によってセンサーやカメラに悪影響を及ぼしやすいなどの短所も存在する。加えてヴェスバーや艦砲などの高出力ビームなどは防ぎきれず貫通してしまう。
コズミック・イラ
ユーラシア連邦が保有していた光波防御帯、通称「アルテミスの傘」から発展した技術。防御力が高い反面エネルギー消費が激しく、バッテリー動力では長時間の安定稼働が出来ないが、核エンジン搭載機の場合はその限りではない。またビームである性質上、ビームコーティングを施した実体剣の前には無力化されるリスクもある。
ヤキン・ドゥーエ戦役時はユーラシア連邦の機体であるハイぺリオンに実験的に搭載されていたが、ユニウス戦役時は大西洋連邦にも技術が行きわたっており、発展型である陽電子リフレクターを搭載した機体が多数戦線投入され、更にデスティニー、ストライクフリーダム等にも標準装備された。
西暦
アリオスガンダムやアルケーガンダムに採用されている「GNビームシールド」が該当。ビームは攻撃に転用出来る為、アリオスガンダムは主に近接攻撃に使用している。
関連作品と使われ方
- 機動戦士ガンダムF91
- 機動戦士クロスボーン・ガンダム
- 機動戦士Vガンダム
- 機動戦士ガンダムSEED X ASTRAY
- 機動戦士ガンダムSEED DESTINY
- 機動戦士ガンダム00(2ndシーズン)
- ガンダム Gのレコンギスタ
関連用語
- ビームローター
- ザンスカール系MSに搭載されたビーム・シールドの亜種。大気圏内での飛行システムも兼ねている。
- ビームシールド・サーベル
- ビギナ・ロナのみに装備された亜種。ビーム・サーベルとしての使用も想定されている。
余談
- 本装備は模型商品を制作する際、比較的小型な発生器と発生するビーム部を再現するクリアープラパーツのみで構成可能な為、造形コストを抑えられる部分が有った。しかし、作中内全機体の標準装備としてしまった際にデザインが単調化してしまう事や、使用時も機体全体を描かなければならないといった作画班への負担が増加した。その為Vガンダムで一度途絶えてSEED系で復活して以降は特定機体の特殊装備にする等様々な策が採られている。