「ブラン・ファントム」の版間の差分

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MSとしてのファントムの推進力の再現を最重要課題としており、ファントムをコピーしつつ性能を調整する方向で開発されている。可変機構は実装されておらず、腰部サイドアーマーも武装を内蔵しない純粋なサブ推進システムとなっている。
 
MSとしてのファントムの推進力の再現を最重要課題としており、ファントムをコピーしつつ性能を調整する方向で開発されている。可変機構は実装されておらず、腰部サイドアーマーも武装を内蔵しない純粋なサブ推進システムとなっている。
  
頭部の耳状のパーツは、頭部を一つのフレームとして捉え、積極的に推進に役立てるという設計思想に基づき、これにも[[ミノフスキードライブ]]が搭載されている。[[ミノフスキードライブ]]の余剰エネルギーはより多数の[[Iフィールド]]発生器で細かく制御されており、その結果ファントムのような炎状ではなく多数の紐状に展開される。このフレームは便宜上ファントム・メイン(=幽霊の鬣)と呼ばれ、その推進力は[[V2ガンダム]]の75%に達する。レオに与えられた機体はファントムメインを起動した姿を見た[[アッシュ・キング|アッシュ]]により、全身から展開される紐状の余剰エネルギーを獅子の鬣に擬え、「白い獅子(ブラン・リオン)号」と改称された。
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頭部の耳状のパーツは、頭部を一つのフレームとして捉え、積極的に推進に役立てるという設計思想に基づき、これにも[[ミノフスキードライブ]]が搭載されている。ミノフスキードライブの余剰エネルギーはより多数の[[Iフィールド]]発生器で細かく制御されており、その結果ファントムのような炎状ではなく多数の紐状に展開される。このフレームは便宜上ファントム・メイン(=幽霊の鬣)と呼ばれ、その推進力は[[V2ガンダム]]の75%に達する。レオに与えられた機体はファントム・メインを起動した姿を見た[[アッシュ・キング|アッシュ]]により、全身から展開される紐状の余剰エネルギーを獅子の鬣に擬え、「白い獅子(ブラン・リオン)号」と改称された。
  
なお、フェイス部分が[[ガンダムタイプ]]となっているように、開発に携わった[[フォント・ボー|フォント]]はこの機体に「ガンダム」の名を入れたかったようであるが、連邦軍としてその名前を勝手に付けるわけにはいかず実現しなかった。
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なお、フェイス部分が[[ガンダムタイプ]]となっているように、開発に携わった[[フォント・ボー|フォント]]はこの機体に「ガンダム」の名を入れたかったようであるが、[[地球連邦軍 (UC)|連邦軍]]としてその名前を勝手に付けるわけにはいかず実現しなかった。
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
;[[機動戦士クロスボーン・ガンダム DUST]]
 
;[[機動戦士クロスボーン・ガンダム DUST]]
:第38話から登場。讃美の国対策として[[フォント・ボー]]が[[無敵運送]]に譲渡し、[[レオ・テイル]]の搭乗機となった。
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:第38話から登場。[[讃美歌の国]]対策として[[フォント・ボー]]が[[無敵運送]]に譲渡し、[[レオ・テイル]]の搭乗機となった。
  
 
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
 
=== 特殊機能 ===
 
=== 特殊機能 ===
;[[ミノフスキードライブ|ファントムメイン]]
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;[[ミノフスキードライブ|ファントム・メイン]]
:[[ファントム]]から引き続き搭載されている推進システム。Iフィールド発生器の数を増やし、より細かく制御できるようにした結果、余剰エネルギーが紐状に展開されるようになった。また、推進力はファントムを優に超え、V2ガンダムの75%に達する。
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:[[ファントム]]から引き続き搭載されている推進システム。Iフィールド発生器の数を増やし、より細かく制御できるようにした結果、余剰エネルギーが紐状に展開されるようになったため「ファントム・メイン」と呼称される。また、推進力は[[ファントム]]を優に超え、[[V2ガンダム]]の75%に達する。
 
;[[Iフィールド|Iフィールド発生器]]
 
;[[Iフィールド|Iフィールド発生器]]
:ファントムライト制御のために全身に組み込まれているIフィールド発生器。本来は不安定な光の翼を抑え込む為の物だが、副次的にビーム攻撃を無力化可能。
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:ファントム・ライト制御のために全身に組み込まれているIフィールド発生器。本来は不安定な光の翼を抑え込む為の物だが、副次的にビーム攻撃を無力化可能。
  
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
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;フレイム・ガン
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:サブスラスターから放出される光の翼をIフィールドで絞り込むことで発射可能なビーム。より細かく制御できるようになったためか、ファントムの物と違い狙い撃つことも可能としている。
 
;アックス・ライフル
 
;アックス・ライフル
 
:大型の実体斧とライフルを組み合わせた複合兵装。18m級の機体が使用する装備の為、小型MSのブラン・ファントムが装備するとやや大ぶりになる。
 
:大型の実体斧とライフルを組み合わせた複合兵装。18m級の機体が使用する装備の為、小型MSのブラン・ファントムが装備するとやや大ぶりになる。
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;多目的攻撃兵装「クジャク」
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:ムラマサ・ブラスターとピーコック・スマッシャーの機能を併せ持つ複合兵装。[[ファントムV2改]]から手渡され使用した。
  
 
== 対決・名場面 ==
 
== 対決・名場面 ==

2020年11月26日 (木) 22:28時点における最新版

ブラン・ファントム
外国語表記 Blanc Phantom
登場作品 機動戦士クロスボーン・ガンダム DUST
デザイナー 長谷川裕一
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スペック
漢字表記 白い幽霊
分類 量産検証用試作型モビルスーツ
主動力 熱核融合炉
開発組織 キュクロープス
所属 無敵運送
母艦 エスカル
主なパイロット レオ・テイル
テンプレートを表示

概要[編集 | ソースを編集]

キュクロープスファントムV2から得たデータを元に進めていた「ファントム量産化計画」によって開発された量産型ファントムの試作1号機。「白い幽霊」の名の通りカラーリングは白を基調としている。本機での検証を経て量産型ファントムであるノエル・レイスが開発された。

MSとしてのファントムの推進力の再現を最重要課題としており、ファントムをコピーしつつ性能を調整する方向で開発されている。可変機構は実装されておらず、腰部サイドアーマーも武装を内蔵しない純粋なサブ推進システムとなっている。

頭部の耳状のパーツは、頭部を一つのフレームとして捉え、積極的に推進に役立てるという設計思想に基づき、これにもミノフスキードライブが搭載されている。ミノフスキードライブの余剰エネルギーはより多数のIフィールド発生器で細かく制御されており、その結果ファントムのような炎状ではなく多数の紐状に展開される。このフレームは便宜上ファントム・メイン(=幽霊の鬣)と呼ばれ、その推進力はV2ガンダムの75%に達する。レオに与えられた機体はファントム・メインを起動した姿を見たアッシュにより、全身から展開される紐状の余剰エネルギーを獅子の鬣に擬え、「白い獅子(ブラン・リオン)号」と改称された。

なお、フェイス部分がガンダムタイプとなっているように、開発に携わったフォントはこの機体に「ガンダム」の名を入れたかったようであるが、連邦軍としてその名前を勝手に付けるわけにはいかず実現しなかった。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

機動戦士クロスボーン・ガンダム DUST
第38話から登場。讃美歌の国対策としてフォント・ボー無敵運送に譲渡し、レオ・テイルの搭乗機となった。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

特殊機能[編集 | ソースを編集]

ファントム・メイン
ファントムから引き続き搭載されている推進システム。Iフィールド発生器の数を増やし、より細かく制御できるようにした結果、余剰エネルギーが紐状に展開されるようになったため「ファントム・メイン」と呼称される。また、推進力はファントムを優に超え、V2ガンダムの75%に達する。
Iフィールド発生器
ファントム・ライト制御のために全身に組み込まれているIフィールド発生器。本来は不安定な光の翼を抑え込む為の物だが、副次的にビーム攻撃を無力化可能。

武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]

フレイム・ガン
サブスラスターから放出される光の翼をIフィールドで絞り込むことで発射可能なビーム。より細かく制御できるようになったためか、ファントムの物と違い狙い撃つことも可能としている。
アックス・ライフル
大型の実体斧とライフルを組み合わせた複合兵装。18m級の機体が使用する装備の為、小型MSのブラン・ファントムが装備するとやや大ぶりになる。
多目的攻撃兵装「クジャク」
ムラマサ・ブラスターとピーコック・スマッシャーの機能を併せ持つ複合兵装。ファントムV2改から手渡され使用した。

対決・名場面[編集 | ソースを編集]

関連機体[編集 | ソースを編集]

ファントム / ファントムV2
ベース機。基本構造を踏襲しているが、ブラン・ファントムは非変形機として再設計されている。
ノエル・レイス
ブラン・ファントムをベースにより量産に適した再設計を行った量産型ファントム。
アンカーV3
背部のV3スラスター開発には本機の予備パーツが使用されている。

リンク[編集 | ソースを編集]