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2023年4月26日 (水) 13:36時点における版

ヘビーガンII
外国語表記 Heavy Gun II
登場作品 機動戦士ガンダムF90FF
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スペック
分類 試作型モビルスーツ
型式番号 RGM-111X
頭頂高 15.8m
全備重量 23.3t
主動力 熱核融合炉
ジェネレーター出力 3,070kw
装甲材質 ガンダリウム合金セラミック複合材
開発組織 アナハイム・エレクトロニクス社
所属 地球連邦軍
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概要

アナハイム・エレクトロニクス社が開発したヘビーガンのマイナーチェンジモデル。地球連邦軍の正式採用機ではなかった事もあり、幾つかの文書ではRGM-109改、RGM-109IIとの表記も見られる。

宇宙世紀0102年、サナリィは巨大化するモビルスーツによって艦艇や基地設備の全更新が必要となり、軍縮の障害となることを指摘。この低減を受け入れた連邦政府は各社に小型MSプランを立案させ、アナハイムのヘビーガンが正式採用される運びとなった。用兵側、とりわけ革新的な若いパイロットはヘビーガンを「ジェガンを小型化したに過ぎない」と評価していたが、古来より軍は保守を尊び、確実な動作が保証されていない夢の新兵器より、撃てば弾が発射される事が分かっている安定した兵器を求めており、その観点に立った時、ヘビーガンは充分な成功作であり、アナハイムはヘビーガンのテストデータを基に、より完成度の高い改修型としてヘビーガンIIプランを提出し、参謀本部はこれをRGM-111として承認した。だが、ATMS計画の始動によって、ヘビーガンIIの発注は白紙化。参謀本部も掌を返したかのように小型MSに革新的性能を要求するようになった。

その後、ヘビーガンの開発チームが革新的新型開発のためMSA-0120計画(こちらにも開発中のRGM-111フレームが流用されている)に引き抜かれたものの、残ったチームが細々とであるがヘビーガンIIの開発を継続した[1]

かくして完成した機体は、原型機から10パーセント程の出力向上を見ており、装甲をガンダリウム合金から次世代型のガンダリウム合金セラミック複合材にすることでコストダウンと強度上昇の双方を果たした。しかし、それはガンダムF90の圧倒的な革新性と比較できるようなものではなく、ATMS計画の結果を受けたヘビーガンIIは軍の採用を拒否された。次期主力機はフォーミュラ計画のFシリーズが量産される事が決定したものの、サナリィの開発したキャノンガンダムはとうていそのまま量産できるような機体ではなく、軍はアナハイムによる再設計を承認。キャノンガンダムからGキャノンヘの再設計の過程で、ヘビーガンIIの開発データが統合された。一方、ヘビーガンIIもまたGキャノンのデータが取り込まれることとなり、ヘビーガンII計画は高性能新型汎用MSの開発案として復活。RGM-111ハーディガンの開発へと繋がっていった。

登場作品と操縦者

機動戦士ガンダムF90FF
初登場作品。

装備・機能

特殊機能

換装
各部ハードポイントを介してオプションパーツを換装可能。

武装・必殺攻撃

頭部バルカン砲
頭部に2門内蔵された機関砲。連邦系MSの標準装備。
ビーム・ライフル
ヘビーガン、Gキャノンと同型のブルバレルタイプのビーム・ライフル。
ハイパー・バズーカ
連邦軍のMSが装備するMS用無反動砲。
ビーム・サーベル
近接格闘戦用のビーム・サーベル。
四連グレネードラック
腰部に装備されたハンドグレネード用ラック。ヘビーガンと同型のもの。

対決・名場面

関連機体

ヘビーガン
原型機。装甲材のアップデートや、ジェネレーターの出力強化が行われている。
ハーディガン
GキャノンのOEM生産を契機開発された発展機。
MSA-120
開発中だった機体フレームを流用した機体。この時点では第5世代兵装搭載試験型のRGM-109IIであったとされる。

商品情報

リンク

  1. これは、出力4,000kw級小型MSの要求性能が達成されなかった時、ヘビーガンの改良型が必要となるという当時の副社長派の判断であるとされる。