ジェガン

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ジェガン
外国語表記 Jegan
登場作品
デザイナー 出渕裕
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スペック
分類 汎用量産型モビルスーツ
型式番号 RGM-89
頭頂高 19.0m
全高 20.4m
本体重量 21.3t
全備重量 47.3t
主動力 熱核融合炉
ジェネレーター出力 1,870kW
スラスター総推力 67,100kg (61,400kg、48,700kgとする資料もある)
アポジモーター数 19
装甲材質 チタン合金セラミック複合材
センサー有効半径 14,200m
開発組織 アナハイム・エレクトロニクス社
開発拠点 アナハイム・エレクトロニクス社フォン・ブラウン工場
所属 地球連邦軍
主なパイロット ケーラ・スゥ
ハサウェイ・ノア
ユウ・カジマ
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概要[編集 | ソースを編集]

アナハイム・エレクトロニクス社ジムシリーズネモの設計を統合する形で開発した地球連邦軍の量産型モビルスーツジェダの開発を経て宇宙世紀0090年代から配備が開始された。開発や建造は連邦軍寄りの勢力でありジム系など連邦向けMSを多数生産してきたフォン・ブラウン工場が担当している。

アナハイムと連邦の双方が培ってきたノウハウを融合させ、MS本来のコンセプトである「白兵戦用機動歩兵」を高いレベルで確立したシンプルな機体として完成している[1]

開発は第一次ネオ・ジオン抗争の終結直後であり、反連邦機運の高まりに反して軍縮を求める意見が連邦政府議会の主流であった中で、国防派議員やアナハイム社の働きかけによって開発が認可された。

基礎設計の際、軍からは特に高い汎用性と長い耐用年数を求められた。これは運用期間を延長する事で予算の償却を図りつつ予算分配を複数年度に分散する事で議会の承認を得る為でもあった。

基本的には宇宙での運用を想定しているが、コロニー内や地上でもほぼ無改造で対応が可能。局地戦への対応もオプション装備で賄うこととし、メンテナンスの簡便化も図られた。

装甲は量産性を重視する為にガンダリウム合金からチタン合金セラミック複合材を採用[2]。運動性を向上させる目的で装甲の軽量化が行われており、その結果リアスカートやフロントスカートはオミットされている。

頭部はバイザーの奥に固定式のメインカメラが設置されており、額部にも長距離用のセンサーを内蔵。バックパックは大型のメインスラスター1基と小型のサブスラスター4基を設置し、そこに大容量プロペラントタンクと後方警戒用センサーを内蔵する構造となっており、グリプス戦役で運用されていた「高機動型」に分類される機体群と同等の機動性・加速性を本機に与えている。

コクピットは当時の平均的技術である全天周囲モニターリニアシートを採用しているが、操縦系に「アームレイカー」を採用した事で操作性を飛躍的に高めた。ただし、握り込む事が出来ず衝撃などで手が引っこ抜けてしまうという現場の声もあり、シャアの反乱後の後期生産機体は一部を除き通常のスティック型のコントローラーに戻される形となった。

結果として様々なバリエーションを生み出す事となり、前述の長い耐用年数や大規模戦闘の頻度の低下もあって本機を始めとする「ジェガンシリーズ」は非常に長い間連邦軍の主力機として採用される事となった。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
ジョン・バウアーの働きかけによってロンド・ベル隊に優先的に配備され、同隊の主力機としてケーラ・スゥらが搭乗。
最終決戦ではハサウェイ・ノアが整備中の機体に無断で乗り込み、クェス・パラヤα・アジールと接触して彼女を説得するが、そこに現れたチェーン・アギリ・ガズィがクェスを撃墜した為、激昂してこれを撃破してしまっている。
その後、アクシズが地球へ落下するのを阻止すべく、多数のジェガンがその表層に取り付いて押し戻そうとするが、摩擦熱とオーバーロードで自爆してしまった機体も少なくなく、残った機体も最終的にはνガンダムから発生したサイコフィールドによって跳ね飛ばされた。
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン
アムロ・レイが整備中のリ・ガズィの代替機として搭乗し、レズン・シュナイダー率いるMS部隊と交戦した。
またこちらでもハサウェイが無断で乗り込んでいるが、シャア・アズナブルナイチンゲールを狙ったはずの攻撃がよりによってα・アジールのコクピットを直撃している。
機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY(小説版)
アクシズに取り付いたジェガンの内の1機にユウ・カジマが乗っていたとされている。
ガンダムビルドファイターズ
第8話でアイラ・ユルキアイネンが操縦。単機でデビルガンダムを撃破するという衝撃の展開を見せた。通常の機体と違いビーム・サーベルとハンド・グレネードのラックの位置が逆になっている。
ガンダムビルドダイバーズ
第3話にマスダイバー操るバーナム機を模した機体(バーナムカラー、ショットランサー装備)が2機登場。ピコ機を模したリーダー機(D型)と共に連戦ミッション中のリク達を襲うが、乱入してきたデビルガンダムによって蹂躙されるという『ビルドファイターズ』とは真逆の立場になった。特にガンダムヘッドによって捕食されるシーンは衝撃的。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]

バルカン・ポッド・システム
ガンダムMk-IIの物をベースに小型化した外付け式の頭部機銃。給弾システムごとヘッドユニットに埋設した半固定装備であり、着脱は不可能。マガジン方式を採用し、交換は頭部右側から行う。
威力は弱いが威嚇効果は高く、至近距離ならば敵MSのカメラや関節を破壊出来る。弾薬はカートリッジレス型で排莢の必要はない。
ビーム・ライフル
Eパック方式を採用したビーム・ライフル。取り回しを重視した短銃身型であり、射程距離は短いが近距離~近接戦闘において威力を発揮する。連射性に優れており、混戦時には銃身上部の複合センサーを併用する事で、確実に敵機を排除出来る。
ハンド・グレネード
左腰部に3発装備している接近戦用の特殊擲弾。マニピュレーターによる投擲は勿論、後部に設置された推進器によってラックから直接発射する事も可能。
使用時に起爆時間を設定する時限式と、センサーで敵機の金属反応を感知し至近距離で爆発するセンサー式信管を選択できる。
ビーム・サーベル
右腰部に1基マウントしている。性能は標準的だが2種類のビーム発振デバイスを備え、出力に応じてデバイスを切り替える。通常は斬撃用の高出力デバイスを使用し、貫通力を必要とする場合は低出力デバイスから細身のビーム刃を形成する。
ラックにはアクセラレーター装備のキャパシターシステムが内蔵されており、エネルギーの急速充填が可能。
シールド
主に左腕部に装着される防御用の実体盾。攻撃を弾いたり逸らしたりする為の構造や材質を採用されており、表面には耐ビームコーティングが施されている。マウントラッチは回転や上下へのスライドが可能。
2連装ミサイル・ランチャー
シールド側面に左右一対2基内蔵。弾頭に内蔵された複合センサーによりミノフスキー粒子散布下でもある程度の誘導を可能としている。
弾体が小型なので推進剤の容量が少なく、射程は短い為、主に接近戦で使用される。

対決・名場面[編集 | ソースを編集]

関連機体[編集 | ソースを編集]

改修機[編集 | ソースを編集]

ジェガン (フレスベルク隊所属機)
フレスベルク隊で運用されているジェガン。
ジェガン (バーナム所属機)
ブッホ・コンツェルンの私兵集団バーナムで運用されているジェガンの改修機。

系列機・派生機[編集 | ソースを編集]

ジェダ
ジェガンのプロトタイプに位置する機体。
RGM-91S
「B-CLUB」第29号に掲載されている改良型。本機が装甲の脆弱さを指摘された事を受け、部分的にガンダリウム合金を用いるなど一部装甲を強化、メインエンジンの改良も施されている。20機存在すると言われるが、正確な機体数は連邦政府高官のみが知るとされる。画稿にはジェガンの初期稿の1つが流用されている。
ジェガン改
ジェガンの再設計機。百式の設計を採り入れているとされる。
ジェガンA2型 (ゼネラル・レビル配備機)
ジェガンの改良型。総合性能を向上させている。
ジェガンD型
U.C.0096年時のマイナーチェンジ機。装備の換装が可能。
ジェガンJ型 / ジェガンR型 / ジェガンM型
U.C.0123年時のマイナーチェンジ機。
プロト・スタークジェガン
対艦攻撃型として改修された機体。
ジェガン重装型
支援機として再設計された機体。
ジェガン 陸戦用重装型
陸戦用に改修した機体。
ジェスタ / ジェスタ・キャノン
ジェガンの上位機種。
グスタフ・カール / ドーラ・カール
ジェスタと同時期に開発されたジェガンの再設計機。

技術的関与のある機体[編集 | ソースを編集]

ジムシリーズ / ネモ
ジェガンはこれらの機体の発展型である。
リゼル / アンクシャ
ジェガンと部品を共用した可変モビルスーツ。
ヘビーガン
ジェガンを小型化した機体。

その他[編集 | ソースを編集]

ゴージャス・ガンダム
宇宙戦国時代のミキシングビルドモビルスーツの1機。本体一部に本機のパーツが使用されている。
ジェガンブラストマスター
ガンダムビルドダイバーズ』に登場するジェガンベースのガンプラ。あらゆる高火力武装を単機に集約させた機体となっている。

商品情報[編集 | ソースを編集]

ガンプラ[編集 | ソースを編集]

フィギュア[編集 | ソースを編集]

資料リンク[編集 | ソースを編集]

リンク[編集 | ソースを編集]

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. これは一年戦争以来、各種装備が更新時期を迎えていたこともあり、次世代の基本となる量産型のMSの仕様を抜本的に見直す機運が連邦政府高官から提案されていたという背景があった。また、それに伴って恐竜的進化を遂げたハイエンドMSの「戦力としての破綻」が指摘された事も、ジェガンが第2世代MSに回帰した要因と言えた。
  2. 装甲は技術蓄積によってガンダリウムα(ルナ・チタニウム)以上β相当の強度を誇っているが、資料によっては反対に軽量化によって対弾性が低下している為、対艦戦闘で不安を残すともされる事もある。装甲の不安については『機動戦士ガンダム ハイ・ストリーマー』でジェダがRGM-90として継続運用された理由にもなっている。